その中でブーツが緩い場合の中敷きによる調整の話が好評だったのでここで取り上げたいと思います。といっても以前にもこのブログで取り上げたことがあると思いますが、これからブーツを履くことが多くなってくる季節ですので改めてお伝えします。
基本的にブーツの緩さは市販の中敷きで調整可能です。
1.歩いた時かかとがカパカパ浮き上がる時は

足裏サポートカップ
ハーフタイプの中敷きが有効です。「足裏サポートカップ」できつい場合は「バーマフトゥーラ」が有効です。
また厚みはないですが「ソルボハーフインソール」は少しのゆるみがある時有効です。

バーマフトゥーラ
![backyard_dsis6104[1].jpg](https://shoefitter.up.seesaa.net/image/backyard_dsis61045B15D-thumbnail2.jpg)
ソルボハーフインソール
2.踵は浮き上がらないが、前足部が緩い場合は
「つま先用 ラージ」または「サイズフィッター」が有効です。

つま先用

サイズフィッター
かかとがカパカパした場合に「サイズフィッター」のような全敷きを敷くことが多いかと思いますが、かかとが動く時は全敷きタイプよりもハーフインソールタイプの方がはるかに有効です。ハーフタイプだと甲がしっかり止まり踵が浮きません。また指先まで中敷きが入らないので指先が楽になります。
逆にかかとが緩くないのに前足部が緩いときは、全敷きタイプや前足部のみに敷く「つま先用」などの方が効果的です。
残念ながらオールマイティの中敷きはありません。パンプスやサンダルが緩いときには有効なジェル状の中敷きはブーツにはあまり効きません。
靴種や緩い状態を見てケースバイケースで選びます。このあたりのことはぜひシューフィッターにお任せください。
(今回は多くのお店が取り扱っているコロンブスさんの中敷きを中心に紹介しましたが、同じ機能であればもちろん他のメーカーのものでも問題ありません、念のため)
上級シューフィッター&健康ウオーキング指導士 林 美樹