2018年04月28日

日本とアメリカ(ニューヨーク)の靴文化の違い

前回、ニューヨークの足病医の林美香先生プロデュースの足に優しいハイヒールパンプス発売の話をしました。そこにも告知しましたが、4月1日、7日、8日と3回にわたりそごう横浜店婦人靴売り場で、先生のトークショーが行われました。なかなかアメリカの足の専門医の話を聞ける機会はないので、各回とも多くのお客様が聴きに来ていただきました。
興味深いお話ばかりだったのですが、特にその中でも印象に残る話を今回はいくつか取り上げたいと思います。日本人の靴に対する考えが良く分かる話です。

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1.ニューヨークの女性会社員は通勤時にはスニーカー、もしくはぺったんこの靴を履く。しかし会社に来るとヒールの靴に履き替えオフィスではそれですごす。日本では通勤時にヒールパンプスを履き、会社ではサンダルなど履いていることがあると聞いたのでびっくり。

美香先生はこのように話してくれました。補足すると、ニューヨークの女性は通勤時に服装をビシッと決める必要はない、なぜならばみんな知らない、かかわりの薄い人たちの中通勤するから。でも会社では違う。だらしない恰好をしていたら「仕事ができない」と思われボスからよく思われない。だから会社でばっちり決める、そのためにはヒール靴だ、と言うことだそうです。
面白いですね。会社に対する考え方はともかくオフィスの中で過ごすのならばヒールでもそれほど大変ではないですね。通勤の方が電車に乗って立っていたり、階段を上り下りしたりで足に負担が来ると思います。そう考えるとニューヨークの女性たちの靴の履き分け方の方が理にかなっていますね。

2.日本の靴は価格が安すぎる、もっと価格の高いもの(品質の良いもの)が売れる社会でなくてはいけないのでは?

これに関しては靴業界の方々ならば多くの方が「うんうん」と頷くと思いますが、一般の消費者の方からしたら???かもしれませんね。なにせある調査によると今日本で一番売れている靴の値段は3900円らしいのです。それを考えたら百貨店で扱っている靴(通常は1万円以上)は高すぎと思うでしょうね。
ただ価格は靴の品質に反映します。残念ながら3900円の靴はやはり長持ちしないと思います。また足をしっかりサポートしてくれる機能も少ないでしょう。品質が良く足にもよい靴を長く履いた方が良いのではないか、と言う先生の意見でした。
ニューヨークはアメリカの中でも特殊な都市ですからそのような方が多いのだと思います。ですからアメリカでは・・と一概に言えないと思いますが、僕は前々から日本の靴は安すぎるなあ、と思っていました。本当に生産に手間がかかり、また足はもちろんのこと体全体に影響が出る物の割には多くの方が軽く考えているように感じます。

3.足に合ったいい靴を長く履きましょう。安いけど足に合わない靴をいっぱい持っているより、多少高くても足に良く長く履ける方がいいのではないでしょうか?

先ほどの話にリンクしますが、僕は全面的に賛成です。どんどん買って履いて捨てて、と言う時代は終わってます。今は少量購入ですよね。少ない足数だからこそ足に合わない靴を買ったら最悪。ぜひじっくりと相談しながら選んで購入し、修理したりメンテナンスして長く履いていくような靴文化にして行くべきではないでしょうか。(靴を選ぶときはぜひ時間をかけてもらいたいです)

いろいろ考えさせられる林美香先生のトークショーでした。


   上級シューフィッター 健康ウオーキング指導士   林 美樹
posted by ミッキー at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月25日

銀面の酷い剥がれにはコレを使ってます。其の2

ブログを見ていただきありがとうございます。

何度かご紹介させてもらっていますが、今回もサフィール レノベイティングカラーを使った補修例をご紹介します。

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きれいに銀面の塗装がはがれてしまっています。
乳化性クリームでは色ものらず補修できません。

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そんな時は.....これに頼ります。

靴だけではなく、革製品全般に使用できる優れものです。
コロンブスのアドカラーと比べると、柔軟性が高い印象です。
ニュートラルも含めると、全48色あるのも嬉しいですね。
絵の具のようにまぜて使うことで、色合わせの幅はぐーんと広がります。
今回は、ダークブラウンを使いました。
最初は水を少なく使用し、仕上げに近づくにつれ薄めていくのがコツです♪

ベース作業の次は、クリームとワックスで磨いてあげてください。
今回は、コロニル1909SUPUREMEクリーム(TAN)とサフィールノワールポリッシュ(ネイビーブルー)で仕上げました。


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レノベイティングカラーの通販感想コメントを見てみると、
色合わせが難しいといった声もちらほらありました。
茶色といっても何色もあるのでベストのカラーを1色に絞るのは難しいかもしれません。

修理屋目線でいうと....
近い色を3色ぐらい買っておく。
別の修理依頼の時にばっちり色が合ったらめちゃくちゃうれしい。笑

手持ちのクリームが増えることは、技術の上乗せと同じと考えてます。
修理やお手入れのプロであれば、どんどん増やしていきたいですね♪


[No.44] シューフィッター 小縣 俊介

posted by シュンスケ at 14:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月20日

世界の靴『ブラジル』編

春の暖かい気候になり、体を動かしたくなる季節です。6月にはFIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップ2018ロシアが開催されます。最近サッカーから目が離せない人が多いのではないでしょうか?サッカーと言えば私はブラジルを思い出します。ブラジルは2回訪れたことがあり、大自然にはとても感動したのを思い出します。今回はこのブラジルの靴をご紹介したいと思います。

まず一つ目は、ラバーシューズの「Melissa(メリッサ)」。ブラジル発のラバーシューズブランドで、とてもカラフルで、日本にはなかなかない色もたくさんあります。ラバー素材を使用していて、日本の梅雨の時期にも履けるのも人気の一つかもしれません。ブラジルのサンパウロに旗盤店があり、入り口は定期的にディスプレーが変わり、そのディスプレーはとても個性的でおしゃれです。ぜひブラジルサンパウロに行かれたら探してみてください。
2つ目は、アンチストレスシューズと言われている「Opananken(オパナンケン)」ブラジルの靴ブランドで、素材は高品質の天然素材、靴の中敷きは解剖学的な特殊加工が施されていて、とても履きやすく、足が疲れにくいそうです。もし見かけたら一度試してみてください。

今回も私の個人的な視点でブラジルの靴を紹介しました。
来月も世界の靴をお楽しみに!

上級シューフィッター&フースフレーガー 藤井恵

posted by ベーター at 16:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする