2017年12月28日

映画・ドラマとシューフィッティング

今年は映画やドラマで靴、というよりもシューフィッティングに関係するシーンやお話が結構ありました。
ちなみに23日から公開されている「マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年」は靴デザイナーに焦点が当たっている映画です。まだ未見ですがぜひ見て見たい映画ですね。
(あまり靴とは関係ないですが、僕は学生時代に個人的に映画を仲間と撮っていてできることならば映画監督になりたい!と思っていました。まあ思うようにはならないのが人生です。でも今でもその影響で1年間に映画館で20本近く映画を見ます。テレビドラマはあまり見ませんが映像作品は基本的に好きです。)

今年興味深かった2作品をご紹介しておきます。一つはアカデミー賞をにぎわせた「ラ・ラ・ランド」
これは実は靴に注目の作品です。ヒロインがパーティーで履いている靴は完ぺきなハイヒール。でも次のシーンで彼と踊る時に何と靴を履きかえます。甲を覆うミドルヒールで太めのヒールの靴。そして何とその履き替えのシーンも映像の中で見せてしまう。(履き替えの靴を持ち歩いているんですね)結構感動しました。つまり靴をよく知っている欧米人はシーンに合わせて靴を履きかえるということです。
ちなみにヒロインはカフェの店員をしているのですが(立ち仕事)このときはぺったんこの靴を履いています、ナイス選択!
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もう一つは先日実最終回を迎えたTBSドラマ「陸王」です。
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シューフィッターが結構重要な役割をしていましたね。シューフィッターを演じた市川右團次さんの所作が素晴らしい。竹内涼真さん演じるランナーの茂木に紐靴を履かせるシーンがたびたび出てきますが、茂木の靴のつま先を右團次さんの膝の上に載せて紐を締めています。この形だと靴を履く人の負担が劇的に減ります。僕もあまりやっていない素晴らしい所作です。反省しました。
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シューフィッターの認定団体「足と靴と健康協議会」の事務局のメンバーが右團次さんに実技指導していましたので当たり前かもしれませんが、やはりシューフィッターの基本の動きは大切だと感じています。右團次さんの靴を見る手つきなど完ぺきでした。
靴を履くシーンなどは映画やドラマで結構出てくると思いますのでチェックしてみるのもいいかもですね。

今年も1年間このブログを見ていただきありがとうございました。来年もタイムリーな話題を中心に役に立つ話を書いていきたいと思います。よいお年をお迎えください。

   上級シューフィッター  林 美樹


posted by ミッキー at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月25日

番外編 ベルトのコバ塗り

ブログを見ていただきありがとうございます。

さて、今回は番外編ということで.....
ベルトのコバ塗りについて書かせていただきます。
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コバとは、革の裁断面のことを言います。
どんなに大事に使っていても画像のように割れてきてしまうものです。
曲がるベルトなら尚更です。
ひび割れたり剥がれた箇所を部分的に修理すると綺麗に仕上がりにくいです。
使用する薬品によっては剥がれやすくなるので、まずは全部剥がすことからはじめます。

すべて剥がし終わったらコバを綺麗に整えます。
紙やすりで面を整え保湿もかねてレザーローションを使い、慣らしていきます。
しっかりと乾燥させたところで....
まずは下処理剤から塗っていきます。
下処理剤(プライマー)は、革と塗料をしっかり結びつける役割があります。
今回は厚みがあるしっかりした革に使う下処理剤を選んであります。
革にあった下処理剤を選ぶのは重要なポイントです。
綿棒を使い塗っていき、乾燥する前にコバ塗料を塗りこみましょう。
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厚く塗り重ねるのではなく、薄く塗る→乾燥を繰り返し塗り重ねていきましょう。
ベルト3.jpg
今回は、お客様のご希望で色をバイオレットに変更しました。
色の変更ができるのも全て剥がした苦労があってのこと♪笑

コバ処理は、靴磨きと同じでゴールがあってないようなものです。
色んな薬品を使ってこちらでもご紹介していきますね。


[No.40] シューフィッター 小縣 俊介
posted by シュンスケ at 15:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月20日

世界の靴『スウェーデン』

この週末はクリスマス!先月ドイツ研修で訪れたた街では、クリスマーケットが行われていました。デュセルドルフ駅前で飲んだ「グリューワイン」(ホットワイン)は、この時期ならではの飲み物です。同じようにスウェーデンでも伝統的なGlögg(グロッグ)と言う赤ワインに甘いスパイスを加えたクリスマスの時期に飲む飲み物があります。ジンジャークッキーや、ルッセカット(サフラン入りのロールパン)を一緒に食べるそうです。そんなスウェーデンの靴を私の主観的な意見ですが、取り上げてみたいと思います。

スウェーデンも北欧なので雪が多くてブーツのメーカーが多いのかと思いきや、スニーカー、サンダルなどの有名なブランドもあります。
Acne studios(アクネ ストゥディオズ)
 トータルファッションで展開しているブランドで、靴・小物なども特徴があります。
Troentorp (トロエントープ)
 Swedish clogsと言って、サボのようなサンダルのメーカーです。とても軽量で安定感のあるポリウレタンソールで、とても履きやすく、デザインがとても面白い靴です。
EYTYS (エイティーズ)
 ユニセックススニーカーブランド
Vagabond(バガボンド)
 メンズシューズのメーカーでしたが、今ではレディースシューズまで展開。とてもシンプルな感じですが、つま先のトーラインや、カラーがとても独特な靴です。

シンプルで使いやすく、おしゃれな家具が多いスウェーデンの家具のように、靴もシンプルでおしゃれな履物が多いような感じがしました。

私の主観にはなりますが、今年もいろんな国の靴を取り上げてきました。また来年も世界の靴を探していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

上級シューフィッター&フースフレーガー 藤井 恵


posted by ベーター at 01:15| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする