先日、以前にも何度かこのブログでご紹介した足育研究会主催の「足ラブサロン」にパネラーとして参加してきました。
お題は「高齢者の足と靴の問題を考える」で、僕は多くの足靴専門家パネラーの中、百貨店の靴売り場に来店する高齢者、という視点での参加になりました。今回は池川シューフィッターに続いて高齢者の足と靴について触れたいと思います。
足育研究会 足ラブサロン
https://www.sokuiku.jp/ashilove-salon.html
高齢者といっても一概にまとめてしまってはいけないです。
パネラーの一人、ネイチャーズウオーク(株)のドイツシューマイスターのリーヒェさんは「高齢者はアクティブシニアとフレイルシニアに大きく分けられる、これは年齢では切れない」とお話しいただいたのですが、まさにその通りだと思います。
踵から着地し親指で押しだして歩行できる間は「アクティブシニア」、それができなくなれば「フレイルシニア」と分類していました。すごくわかりやすい!80歳だから、60歳だからという区分けは論外ですね。
先日来店されたお客様はご自身で80歳、とおっしゃいましたが全くそうは見えない、歩き方もしっかりしていました。そして何より7pのヒールパンプスを履いて来店されたのです。実はこの時点でびっくりしました。予約の段階で80歳、と聞いていたのでウオーキングシューズかスニーカーで来られると思っていたのでなおさらです。
毎日ヒール靴で結構な距離を歩いているとの事。足を触らせてもらいましたが張りがあり筋肉がものすごくしっかりしているのです。この段階でこの方はヒールOKと実感しました。
結果的に5pヒールと6.5pヒールをそれぞれ1足お求めいただきましたが、年齢では全くない事がこの事例でもわかると思います。もちろんそうでない方もいらっしゃいますので必ず足の確認をしなくてはいけませんが、少なくとも年齢で区切ることはナンセンスだと思いました。
百貨店に来店され靴を買われる高齢者はいわゆる「アクティブシニア」に属するのでしょう、その方々は足に良いだけでなくデザインにもかなりこだわります。
残念ながら高齢者の靴、というと機能のみの話になるのですが、やはりこれからはデザイン、色にもこだわっていかなくてはいけない、と強く感じました。
今年1年このブログをお読みいただきありがとうございました。コロナ禍で大変な年でしたが、来年は終息し以前の生活を取り戻せるよう切に願います。また来年の皆様の健康とご活躍をお祈りいたします。
よいお年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします。
上級シューフィッター&健康ウオーキング指導士 林 美樹
2020年12月25日
2020年12月20日
フットケアと靴 No.28
北の地方では雪が降り積もり、本格的な冬になりました。寒くなると動くのがおっくうになり、体を動かさなくなる時間が増えると思います。前回足のお手入れ方法や、基本的な靴の選び方をご紹介しました。今回は「自分でできるフットケア」ストレッチについて投稿します。
ストレッチはいろんな方法がありますが、その中でも簡単にできる足裏をほぐす方法とストレッチをご紹介いたします。
体は冷えていると硬くて動きにくいことがあります。朝起きたすぐは体の動きは硬いので、ベットや布団の中でしっかりと背伸びすると気持ちいいですよ。背伸びの時に足先をゆっくりと上げたり、下げたりすることだけでもストレッチになります。
ストレッチ前の準備運動でおすすめしているのが、足裏をほぐす方法です。
椅子に腰かけ両足の裏にラップの芯をおいて、ラップの芯を押し出したり、引いたりします。ゆっくりとやる方が効果的です。押し出す時には足ゆびを広げたり()、引くときは足ゆびを曲げたり(✊)することで、足ゆびの運動にもなります。
*ラップの芯以外でも、テニスボール、ゴルフボール、柔らかいゴムボールなども大丈夫です。自分がやっていて気持ちいい感じが大切です。あと高齢者などの方は、大きめの入れ物に上記のものを入れて使ったり、砂や小さいゴムボールなどを敷き詰めて足裏で触ることで、感覚を刺激してくれます。
ある程度足裏が気持ちよくなったら、アキレス腱とふくらはぎのストレッチです。
椅子に腰かけたまま、ゆっくりと踵をあげておろす、次に爪先をあげておろす。これを繰り返します。
踵を揃えて右外側、真ん中、左外側と繰り返したりすることも出来ます。
ゆっくりとやることが大切です!
両方とも立ってやる運動ではないので、手軽にできるのではないでしょうか?
足裏が気持ちよくなると、体全体も動きがスムーズになります。痛みがある方は無理をせず、自分のペースでゆっくりと行って下さい。
寒くなると靴下の重ねばきをする方も多いと思います。
重ねた靴下がたるんだり、重なって厚くなったりしないように気をつけて履くことや、重ねると靴の中の容量が狭くなるので、サイズにも気をつけてください。紐靴の場合は紐をちゃんと締め直して履くことをおすすめします。
今年もあと残り10日ほどとなりました。今年一年を振り返ると、コロナウイルス感染症の影響ばかりですが、私にとっては一つのことを達成した年でありました。来年からまた新たなスタートの年にしたいと思っております。
皆様にとってもより良い一年になりますように、心からお祈り申し上げます。
お体には気をつけて、良い年をお迎えください。
上級シューフィッター & フスフレーゲマスター 藤井恵
ストレッチはいろんな方法がありますが、その中でも簡単にできる足裏をほぐす方法とストレッチをご紹介いたします。
体は冷えていると硬くて動きにくいことがあります。朝起きたすぐは体の動きは硬いので、ベットや布団の中でしっかりと背伸びすると気持ちいいですよ。背伸びの時に足先をゆっくりと上げたり、下げたりすることだけでもストレッチになります。
ストレッチ前の準備運動でおすすめしているのが、足裏をほぐす方法です。
椅子に腰かけ両足の裏にラップの芯をおいて、ラップの芯を押し出したり、引いたりします。ゆっくりとやる方が効果的です。押し出す時には足ゆびを広げたり()、引くときは足ゆびを曲げたり(✊)することで、足ゆびの運動にもなります。
*ラップの芯以外でも、テニスボール、ゴルフボール、柔らかいゴムボールなども大丈夫です。自分がやっていて気持ちいい感じが大切です。あと高齢者などの方は、大きめの入れ物に上記のものを入れて使ったり、砂や小さいゴムボールなどを敷き詰めて足裏で触ることで、感覚を刺激してくれます。
ある程度足裏が気持ちよくなったら、アキレス腱とふくらはぎのストレッチです。
椅子に腰かけたまま、ゆっくりと踵をあげておろす、次に爪先をあげておろす。これを繰り返します。
踵を揃えて右外側、真ん中、左外側と繰り返したりすることも出来ます。
ゆっくりとやることが大切です!
両方とも立ってやる運動ではないので、手軽にできるのではないでしょうか?
足裏が気持ちよくなると、体全体も動きがスムーズになります。痛みがある方は無理をせず、自分のペースでゆっくりと行って下さい。
寒くなると靴下の重ねばきをする方も多いと思います。
重ねた靴下がたるんだり、重なって厚くなったりしないように気をつけて履くことや、重ねると靴の中の容量が狭くなるので、サイズにも気をつけてください。紐靴の場合は紐をちゃんと締め直して履くことをおすすめします。
今年もあと残り10日ほどとなりました。今年一年を振り返ると、コロナウイルス感染症の影響ばかりですが、私にとっては一つのことを達成した年でありました。来年からまた新たなスタートの年にしたいと思っております。
皆様にとってもより良い一年になりますように、心からお祈り申し上げます。
お体には気をつけて、良い年をお迎えください。
上級シューフィッター & フスフレーゲマスター 藤井恵
2020年12月15日
The bodys wispers of wisdom No.14 変化の波
今年も残すところ、あと2週間余りとなりました。
世界が、今までと全く変わってしまった1年でした。
この大きな変化はまだ続いていて、来年には更に新しいことが押し寄せてくるでしょう。
そんな変化の波に負けないよう、身体を健康に保つ原点を、もう一度思い出してみようと思います。
良く食べ、適度に動き、気分良く排泄し、ゆっくり休む。
シンプルなのに、なかなか難しいですね。
私は「ゆっくり休む」がおろそかになり勝ちです。
来年と言わず、もう今夜から、早く休むようにしようと思います。
さて、今年も、このブログをお読みいただき、ありがとうございました。
皆さま、ご自愛なさって、素敵なお年をお迎えください。
上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ 永田 聖子