2017年09月25日

ヴェネツィア・レザーを磨く。

ブログを見ていただきありがとうございます。

さて今回は、高級紳士靴「ベルルッティ」の磨きについて書かせていただきます。
ベルルッティといえば、ヴェネツィア・レザー!!
ヴェネツィア・レザーは、ベジタブルタンニンでなめし染色までを行われています。
購入後15回程度履いてから自身でクリーム入れする前に再度店でパティーヌして完成!!
このこだわりようは凄いですよね。
磨く時にはシャンパンを使う。糖分がパティーヌによくなじむんです!!
スタッフさんの言葉が忘れられません(笑)
実際の所どうなのかは別として、磨きにもこだわりがあるブランドですね。

磨く時の注意点!!

革の個性を生かすこと。
黒色だから黒のワックス!ではありません。
ナチュラルを使い分け、革の色と相談しながら磨いていきます。

必ずやさしくワックスをのせていくこと。
靴磨きは、力かげんがとっても重要です。
最初は少し力をいれながら徐々にやさしくしていくのが僕のイメージですが、
ヴェネツィア・レザーは最初からやさしくスタートします。
色落ちに1番注意しなければいけません。

自分で購入するのは30年先になりそうですが、いつかシャンパンで磨いてみたいですね。
ベルルッティ3.jpg
[No.37] シューフィッター 小縣 俊介
posted by シュンスケ at 21:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月20日

世界の靴『アメリカ編』

朝晩が涼しくなりようやく秋らしい季節になりました。靴売り場では秋の靴が充実してきています。今年はどんな靴が流行るのか?わくわく気分です。

今回は「アメリカの靴」を取り上げてみたいと思います。アメリカの靴は大きく分けて3つのカテゴリーになるようです。

1:グットイヤー製法で作られた靴

「グットイヤー製法」と聞くとイギリスを思い出しますが、実はアメリカのグッドイヤー氏が開発した靴の製法の一つです。アメリカの革靴はこの製法を使った靴が多く、代表的なブランドに「オールデン」があります。(他にもいろいろとありますが・・・・)オールデンの靴の特徴は「整形外科靴的な発想から作られており、コードバン(馬革のおしりの部分をなめして、きれいな光沢をもった革)の素材(アメリカではNO1のホーエン社のコートバン)を使用しています。履いて年数を重ねるごとに、履きやすくなるオールデンの靴は男性にとっては魅力な靴の一つになっています。

2:スニーカータイプの靴

アメリカの服にデニムがあり、デニムに合わせる靴の一つとして「コンバース」があります。皆さんも一度は履いたことがある靴ではないでしょうか?「コンバースオールスター」は生誕100年。これを記念して「オールスター100」が発売されています。その他に有名な「ナイキ」、「リーボック」などなど。通勤でもスニーカーを履くスタイルは、アメリカからのトレンドになりました。

3:エンジニアブーツタイプの靴

労働者に対して開発された靴は、安全靴のような丈夫な靴が多く、代表的なものに「レッドウィング」があります。白のソールに赤茶のレースアップのブーツは昔私も愛用しておりました。こちらも履くたびに味が出て、長く愛用できる靴です。

それ以外にもカウボーイの靴で「トニーラマ」のブーツなども有名ですね。
アメリカはヨーロッパと違って派手さはないのですが、堅実な靴が多い感じがします。
(取り上げた内容はあくまでも私の主観的見方で投稿させていただきました)

次回も世界の靴を投稿していきます。

上級シューフィッター&フースフレーガー 藤井恵
posted by ベーター at 03:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月15日

悪魔のトリセツ No.80 非常事態発生!?

タイトルは、身体がバランスを失いそうになったときの、足の裏の気持ちです。

例えば、道のない山の斜面を降りるとき、「あっ、危ない!」「コワイコワイ!」と身体が感じて、足首や膝を傾け、脚を倒して、安定を保とうとします。動く電車の中でも、急に揺れて倒れそうになったときも、同じようになりませんか?重心を低くして、足の裏の着地面積を増やして、少しでも身体を安定させようとしています。
そのときも身体が「コワイコワイ」の体勢になっているのです。

「土踏まず」の名の通り、足の縦アーチは「土踏まない」事が通常の仕事です。
身体が急にバランスを失ったとき、二足歩行の縦長の身体ですから、ともすると盛大に倒れて頭部などに致命傷を負っては大変です。
そんな時は足首を寝かせて通常とは違う角度で足の裏を使い、土踏まずも動員して着地面積を増やし、膝や足首などの関節ににダメージを与えるかも知れないリスクを取ってでも、身体を支えなくてはなりません。
土踏まずが「土を踏む」時、それは非常事態なのです。
それは日常にたまに起こることでもあります。いつでもそれに備えて、膝も足首も、身体の前後方向だけではなく、ある程度は左右方向にも動くようになっています。膝はお互いに内側で支え合って、小さな筋力でとっさに足元を地面に固定することができます。人体は、なんて巧妙なんでしょう!

だから、足元が不安定な時、ついつい土踏まずを使おうとします。
かかとがはまらない靴だと、足元が不安定になるので、いつも「非常事態」の体勢になりがちです。

その靴は、その外出時の目的に添ったものでしょうか?
フィッティングは適正ですか?

現代は、ほとんどの道には舗装が施され、歩きやすいものになっているはずなのに、わざわざ、歩きにくい靴を選んでいませんか?

歩き出すと、身体が、足が、「コワイコワイ」の体勢になっていませんか?

「非常事態」が「常態」になる危険に気付いて欲しいと思います。

上級シューフィッター 永田聖子
posted by kemix4 at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする