2018年03月28日

足病医がプロデュースしたハイヒール

今回は少し宣伝も入っちゃいますが(^^ゞ新しくそごう横浜店で限定発売になった7pピンヒールのパンプス(1型5色)についてお話ししたいと思います。
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2年前の春にニューヨーク・マンハッタンでクリニックを開設している足病医の林美香先生と知り合いました。(偶然ですが僕と一字違いです。もちろん親戚ではありません)
足病医と言うのは日本ではあまりなじみがないですが、アメリカ独自の資格で簡単に言うと膝から下のトラブルをすべてケアする専門医です。アメリカでは足・脚のトラブルは足病医のところで診てもらうのが一般的だそうです。日本人で足病医の先生は10人いるかいないかとの事です。

林美香先生は日本生まれ日本育ちですが今はアメリカ国籍を取られニューヨークで生活しています。ちょうど来日中でそごう横浜店で僕が開発したハイヒールパンプスを買っていきました。
その後その靴の履き心地の良さに驚かれ、僕に協業を提案してきました。実は先生は女性と言うこともあり、ハイヒールで楽に履ける靴を探していたのだそうです。しかしなかなか見つからないので自分でプロデュースすることにしアメリカ、日本はもちろんイタリアにまで協業してくれるメーカーを探しに行ったのですが、断わられたり思っている靴ができない事が続いていました。僕と組めば長年の夢が実現できるかも!ということで提案されたそうです。
たまたまその直後、僕がプライベートでニューヨークに行くことが決まっていたのでさっそく先生のクリニックを訪ね先生のお話を聞きました。整形外科の医師は男性が多いこともあり、ヒールの靴なんかはいちゃダメ!で終わることが多い。でも女性はきれいなパンプスを履きたい、何とか医師がすすめられることができるパンプスを作りたい!と言う先生の熱い思いをヒシヒシと感じました。

即協業を決意し、僕が高く評価している浅草のメーカーにお願いしました。このメーカーは小さいながらもヒール靴を作ったら日本一だと僕は確信しているところです。
木型はそのメーカーの持っている物の中から開張足に向いている(前に滑りにくく脱げにくい、さらに踵が細い)物を僕が選びさらに改良を加えました。インソールは先生が考案した独自のものを入れました。
そして先生の一番のこだわりのきれいに見える、エレガントである、という要素も重視し何回か試作品を作り今回ようやく先生のGO!が出たことにより販売にこぎつけました。この間先生は何度か来日してくれて試し履きを繰り返してくれました。また先生本人の名前のブランドも特別に作っていただきました。林美香先生の執念の結晶です。ブランド名「ドクター ミカ エイチ ニューヨーク」

詳しい靴の仕様に関しては以下を見てください。
http://c.sogo-seibu.jp/mail/u/l?p=SNsxuLYNQIev5Vm60hogCQZ

16日に販売を始めましたが37,000円(税抜)の価格にもかかわらず10日で6足売れています。履いた方からは「前に滑らない!」「7センチのピンヒールに感じない!低く感じる、楽!」などのお声も頂戴しています。
ハイヒールだから足に悪いのではなく、選び方、履き方に問題がある、と前から僕は主張しているのですが(この共有ブログの永田さんもおっしゃっていますよね)それが実感できるのではないかと思います。

林美香先生は今回来日し、そごう横浜店で3回ほど講演をしてくれます。売り場で行いますので参加費は無料です。この靴の開発秘話も出ると思いますので、時間がある方は是非お立ち寄りください。
4月1日(日)4月7日(土)4月8日(日) 毎回15:00から15:30。

また4月6日(金)に銀座にある足育研究会の「足ラブサロン」でもお話しいただきます。こちらは参加費1000円です。以下のHPからご確認下さい。
http://www.sokuiku.jp/ashilove-salon.html#03

  上級シューフィッター  林 美樹
posted by ミッキー at 00:00| Comment(0) | 靴と足 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月25日

20分で靴を磨く。

ブログを見ていただきありがとうございます。

少し前になりますが....
1月27日Brift Hの長谷川裕也氏主催で
「磨き日本選手権大会2018」が銀座三越5階にて開催されました。


参加者は、スコッチグレイン社、コロンブス社、R&D社から各2名ずつ、
主催推薦によって6名、計12名で行われました。
一般公募なしは残念(笑)。

ルールは制限時間20分の間に同じ新品のスコッチグレイン片方の靴を、コロンブスとR&Dの道具で磨きます。
磨きあがった靴の美しさ、光沢感、精度、所作を審査されます。

注目したいのは、20分という制限時間についてです。
汚れ落としをしなくてもいいとはいえ、技術が求められる制限時間です。
ですが、大会を通して素晴らしい仕上がりが目立ちました。

なぜ、そんなことが可能かというと.....
「プロの技術+道具(クリームやブラシ)」です。

適材適所でいい道具を使い分けることがとても重要です。

そこで今回は、大会でも使用されていた短時間で靴磨きができる道具をご紹介します。

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右 ハイシャインベース (下地用)
ハイシャイン仕上げを効果的に行うための下地を作るクリームです。
革の表面にある凹凸を埋めてフラットな状態にします。

左 ハイシャイン コート(仕上げ用)
ハイシャインベースで作った下地の上に使うクリームです。
クリームと水をバランスよく混ぜ合わせることで、ハイシャイン仕上げが完成します。

大会でも使用されてたクリームです。
本来乾燥に時間がかかり、下地を作るのに時間がかかりますが、ハイシャインベースを使うと凄く時間が短縮できます。下地を早く作って、どんな色を乗せるのかというのも勝敗を左右したことと思います。
ハイシャインコートも乾燥が早いので、時間短縮効果は抜群です。

どちらも普通に販売されているものなので、ご興味のある方は是非使ってみてください。
お客様から「プロになれると勘違いする」とご感想いただいたこともあります(笑)

最後にもう一つご紹介。
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以前こちらでもご紹介させてもらいました...
サフィールミラーグロスです。
新色でダークブラウンとバーガンディーが追加になりました。
このワックスも時間短縮にはもってこいで、おススメです。

仕上がりを時間短縮できる道具をご紹介いたしましたが、
こればかり使い続けると厚塗り厚化粧になります。
いい道具を適材適所使い分ける技術もプロから教えてもらいましょう‼
ご質問お待ちしております♪


[No.43] シューフィッター 小縣 俊介








posted by シュンスケ at 23:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月20日

世界の靴『タイの靴』

各地で桜の開花が出てくるこの頃、そろそろ春の気配を感じます。
今回は『タイの靴』をご紹介します。タイは日本から飛行機で6時間ほど。私もだいぶ前に訪れましたが、雨期の時期、スコールはとてもすごい雨だったのを覚えています。あとは一年を通して、日本の夏のような暑さが続き、陽気な感じの国のイメージです。暑い国はやはり開放的な靴が多く、スリッポンタイプや、サンダルが多かったような気がします。

インターネットで情報を調べてみると、タイの方はとても靴が好きな方が多く、日本の「オニツカタイガー」はとても人気があるそうです。(日本でも人気ブランドの一つですね)
タイ独自の靴ブランドを調べてみると、「mywarisa」(マイワリサ)、「Ballet Shoes」などやはり開放的なスリッポンタイプ、バレーシューズが多く見られます。
各ブランドの特徴は「mywarisa」はフラットなシューズが多く、リーゾナブルな価格の靴。「Ballet Shoes」は女性向けのオーダーメイドのダンスシューズを作り続けた老舗のメーカー。現在はファッショナブルなシューズを販売されており、カラフルなバリエーションが特徴です。タイの道はまだまだ整備が行き届いてないところも多く、凹凸も多いのですが、滑りにくく、耐摩耗性に優れたソールを使用。女性には嬉しい靴のようです。
それでもやはり雨期の時期は突然雨が降るので、雨に対応できる靴が一番かと思います。
もしタイに行かれるときは気候に対応できる靴がおすすめです。

それでは次回もまた世界の靴をお楽しみください。

上級シューフィッター&フースフレーガー 藤井恵
posted by ベーター at 00:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする