2017年05月28日

外反母趾になる理由

先日、プライベート旅行で友人とミャンマー(ビルマ)に行きました。ちょうど暑期に当たり日中は35度を超える気温でびっくりしましたが、体調も崩さず楽しく旅行できました。特に世界三大仏教遺跡であるバガンは、パゴダ(仏塔)や寺院が目白押しで素晴らしかったです。軍政が長くアジア最後のフロンティアといわれているだけにほとんどの皆さんは知らない国でしょうが、最近では日本の企業も結構進出しています。うちの売り場でもミャンマー製の靴も販売しています。仏教徒が多く識字率も高く人懐っこい国民性は高く評価されているようです。今後注目される国になると思います。

ところで、そのバガンの朝市を見物している時に気が付いたことがありました。野菜を販売している女性の足が完全な外反母趾だったのです。

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写真の通りかなり悪くなっている状態なのですが、これだけならばそれほど珍しいことではないでしょう。ところがミャンマーの人の履物を知るとこれが???に変わるのです。常夏の国ミャンマーでは革靴を履くことはあまりないとの事、ほとんどは下の写真の通りサンダル、それもビーチサンダルです。

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バガンの朝市の女性も年配の方でしたが今までの人生、ほとんどビーサンで過ごしたのではないかと思います。それが強度の外反母趾!!外反母趾って革靴が合わなくてなるものではなかったの?という疑問を持つ方も多くいるのではないでしょうか。

以前聞いた話なのですが、江戸時代の人の中に外反母趾の人がいた!という話があります。東京の南千住に江戸時代の罪人の処刑所がありそこで処刑された罪人はそのまま葬られたとの事。現在でもそこからは人骨が出てくるそうです。その人骨を調べた方がいてなんとその中の外反母趾の骨があったというのです。
江戸時代は絶対に革靴を履くことはなかった(維新直前は別として)わけですから靴を履かなくても外反母趾になることはある!ということなんです。
どうやら外反母趾は素質と生活習慣が大きくかかわっているようです。生活習慣の中に靴は入ってきますね。素質というのは体が柔らかい、すなわち靭帯が緩い、ということです。体の柔らかさはは遺伝しますから、親が外反母趾だと子供もなる可能性を秘めているということなのでしょう。

ところでバガンの女性がビーサンで、江戸時代の人が草鞋や下駄で、外反母趾になった理由はなんでしょう。(ビーサンや下駄が悪いという意味ではありません)
これに関しては一つの考察がありますので次回に取り上げてみようと思います。あくまで一つの説ですが・・

  上級シューフィッター  林 美樹
posted by ミッキー at 00:00| Comment(0) | 靴と足 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月25日

鏡面磨きの落とし方

ブログを見ていただきありがとうございます。
さて、今回は鏡面磨きの簡単な落とし方をご紹介いたします。
落とし方.jpg
アッパーの色とは違うワックスを使い、がらっと雰囲気を変える磨きをすることがあります。
はじめは綺麗でいいのですが、お手入れを怠ると画像のようにアッパーの色が出て見栄えがかなり悪くなります。磨き直しにはワックスをすべて落とさなければいけません。
では...どうやって落とすのがいいのでしょうか。

以前ご紹介したのは、
ワックスはワックスを使って落とす!!
無色のワックスでブラウンのワックスを溶かすようなイメージで落としていきます。
この方法も正解ですが、今回のようにワックス層がはがれてしまっているような時に有効なのが...
落とし方1.jpg
豚毛ブラシで優しくポンポンと叩きます。
叩くといっても上からかるーく落とすように!!
そうすることで、ワックス層がひび割れアッパーからポロポロとはがれてくれます。
コシがある豚毛ブラシですが革を傷つけることはありませんのでご安心を。
落とし方2.jpg
↑これぐらいまで豚毛ブラシで落としてから無色のワックスを使いましょう。
その後は、いつものお手入れでOKです♪
落とし方3.jpg
厚塗りを落としたくてクリーナーでゴシゴシは不効率で革にもよくありません。
今回のようにひび割れている状況や早くワックスを落としたいときには有効なのでお試しください。

[No.33] シューフィッター 小縣 俊介

posted by シュンスケ at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月20日

世界の靴『スペイン編』

今回はスペインにスポットを当ててみたいと思います。

スペインへはまだ行ったことはないのですが、まず思い浮かぶのがガウディの建築物「サクラダ・ファミリア」、食べ物だと「パエリア」、革製品では上質の革を使った「LOEWE (ロエベ)」などあります。あと日本でもメジャーになっている、ファストファッションの「ZARA(ザラ)」もスペイン発祥です。

スペインの靴で一番好きなのが「CAMPER(カンペール)」(カタラン語で「農夫」の意味があるそうです)。古タイヤを加工したソールを、キャンパス生地に縫いつけた「カマレオン」と呼ばれる靴は、とても印象深いものがあります。靴のデザインもそれまでになかった感じだったので、日本にブランドが浸透しました。今ではいろんなタイプのデザインで展開されてて、毎シーズンデザインを見るのが楽しみです。

スペイン生まれの靴デザイナー「MANOLO BLANIK(マノロ・ブラニク)」は、とてもエレガントなパンプスで有名ですし、スペインのシューズブランドの「CHIE MIHARA(チエ・ミハラ)」は、ブラジル生まれの日系2世で、女性のための靴をデザインしています。

2015年に訪れたパリで出会った靴「CARMINA(カルミナ)」は、スペインのブランドの靴でした。
店頭に伝統的なデザインの紳士靴がたくさんあったり、グッドイヤー製法の分解見本が飾ってあったり。思わずお店に入ったのを思い出します。CARMINA(カルミナ)は優れた品質の革を使っている割には比較的リーゾナブルな価格なのにびっくりしました。

スペインの靴を色々と調べていくと、是非訪れてみたい国の一つになりました。

今回も私の好きなブランドを中心に投稿させていただきました。
世界の靴まだまだ続きます。

上級シューフィッター&フースフレーガー  藤井 恵


posted by ベーター at 03:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする