2018年04月10日

高齢者の足と靴

今年の桜の開花が随分早く、驚きました。
でも、気温差激しくて寒い日も多くて困ります。
こんな年は、身体も冷えますのでご注意ください。
新学期が、スタート。「上履き」の用意が必要です。
子どもの学校の「上履き」、サイズも変わっていることが多いです。
点検をして買い替えが必要です。
子どもさんの足にしっかり、ぴったり合っているでしょうか。
「上履き」は子どもの学校だけでなく、高齢者のディサービス、高齢者施設でも必要です。
軽い・柔らかいものを探される方が多いのですが、ちょっと考えてみましょう。
例えば、高齢者の方がデイサービスなどで、10時〜3時まで履くと、外出時の靴を履いている時間より長くなります。
外出時の靴は、しっかりした靴を選ばれる方も、「上履き」となると軽く・柔らかい・脱ぎ履きがしやすい靴を選ばれます。そのことで足の不具合が出ることも多々あるのです。
すり足でしか歩けない「上履き」は身体が揺れ、歩幅も狭くなります。背中も曲がってきます。
しっかりした靴を履いて室内も綺麗に歩く努力をすると、身体も心も気持ち良いのです。
綺麗に歩くことはできない方も増えてきます。
個人差が大きく、それぞれの方の状態で考えることが必要です。
足の不具合は、小さなことの積み重ねで良くもなり、悪くもなっていきます。

30441591_1821919947875124_5887586850628960256_n.jpg
子どもさんも同じです。家に帰ってからの時間より学校で過ごす時間の方が長いです。
写真の靴は上履きですが、底材もしっかりしています。足にもフィットします。重さもある程度あり外履きと変わらない靴です。
子どものサイズも大人のサイズもありますので、大人の上履きにすることもできます。
勿論、価格も外履きの靴と同じようになります。
長時間履く「上履き」はしっかり選んびましょう。
30414520_1821919764541809_5424967857228218368_n.png
曲がっている「上履き」は、できれば避けて頂きたい「上履き」です。
グニャグニャと曲がる靴は長い時間履くと疲れます。
転倒予防のためにもしっかりした「上履き」選びをしてください。
桜の次に、藤や、牡丹など綺麗なお花を見に出かけ、歩くことで体力作りをして欲しいと思います。

上級シュフッター 池川成子




posted by k-burogu at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月05日

衰えの大きい足の感覚

加齢による感覚の鈍る度合いは圧倒的に足が高い(二点識別覚のデータにおいて)という研究結果がある。 老化は足からという言葉通りのようです。
足は指先や手、唇などについで3番目に感覚が鋭敏。しかしどの部位よりも足ゆびや足裏だけが著しく感覚が鈍ると記している。
(足についての本当の知識 実業之日本社から  下記の図とも)

026.JPG

足の上に身体があるといわれるが、足の感覚の低下は生活の質を著しく低下することなりかねない。 感覚の低下以前に身の回りを見渡しても様々な困難がついてまわる。
例えば家の中の急な階段、滑りやすい床、水回りやわずかな厚みのカーペットやさらに滑りやすいスリッパなど、探すほど危険がいっぱいである。 外出すれば硬い地面や厚い靴底、そしてソックスを着用するなど。
そこに感覚の低下が入るとどうなる? 
少なくとも感覚の低下に弾みをつけるようなフィッティングは避けなければならない。 きついつま先などです。  

高齢者の転倒は意外なことに家の中が多いという。 その点、外出時の靴という履きものは足(身体)の安定に一役かっているのかもしれない。 もちろん確かなフィッティングがあればこそです。

そこで感覚の低下を少しでも遅らせるには?
日本家屋の靴脱ぎの文化はありがたい。 何といっても素足になる時間が長いことはいいことです。 しかし上に記したように家の中でも気をつけるべきことは数々ある。 ただ家庭でも靴を履き続ける欧米と比べればいい環境です。 

そして積極的な心がけが重要になる。 それにはやはり運動を欠かさないことでしょう。 早朝のラジオ体操や足のグーパー運動やウォーキングなど。 それに上記にあげたように趾先(ゆびさき)が充分に動きやすい靴選びが大事なことになる。

同時に足の皮膚を常に若々しく保つことも大事になる。 もちろんしっかり立つには足爪の管理も大事です。 最近フットケアの施術者が増えているが積極的に受けてほしいものです。 フットケアは春から始めると語った医師がいた。 真冬になり踵の皮膚が割れてから気がつくようでは遅い。

今まで余り語られてない足の感覚の低下について、改めて認識することが重要です。  
人は立ってこそ人間なのです。


どうして他の部位より足の感覚が著しくにぶるのでしょうか? 
足は重力に逆らい最下位にあるからでしょうか?  平衡感覚の低下や不安定もあるといわれ、要因はさまざまのようですが、靴のフィッティングはもっとも身近な事柄です。 
足や靴に携わる者として確かなことは、フィッティングの啓発ではないでしょうか。
シューフィッター【大木 金次】
 
posted by シューフィッター at 00:00| Comment(0) | 足と靴の環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月01日

悪魔のトリセツ No.90 ハイヒールパンプスは、二人で履くもの

人体はいつも真っ直ぐに立っているわけではなく、ほんの少し揺らぎながら、真っ直ぐに立てる姿勢のポイントを探しています。歩くときも、です。足のゆびを広げて、しっかりと地面をつかみながら、前後左右の揺れに負けまいと踏ん張っています。
歩くとは、交互に片足で立つ瞬間がやって来ることでもあります。振りだした足に、体を送り出しながら歩くので、動きは更にダイナミック。しかし、パンプスを着けて歩くとき、爪先を拡げて地面を掴むことができません。足のゆびの代わりに、靴のかかと回りの「カウンター」が、まるでガードレールのように、スタビライザーのように、横揺れを支えています。靴という限られた地面を足の裏に着けて歩くのって、実は大変なので、しっかりしたカウンターはとても頼もしい仕組みなのですが、限度があります。
だから、特にパンプスを着けて歩くときは、気合いを入れて体幹の力を使います。
そうしなくては、体幹から離れた手足に振り回されて、身体の動きを上手く統合できません。

中でもハイヒールパンプスは、パートナーにエスコートしてもらって、二人で履く履き物でもあります。

かつては路上の「落し物」から洋服の裾を守るためであったとかの成り立ちはさておき、 ハイヒールパンプスは、近代ではドレスアップシューズとして洗練されてきました。基本的に、荷物はクロークに預けて、持ち物は小さなパーティーバックと、パートナーの腕、です。

勿論、パンプスは、一人で歩ける構造になった履物ですが、パートナーの協力で、更に美しく歩けるのです。
パートナーの腕に、少し手を添えて歩くだけでも、身体から力みが消えて、歩きやすくなる経験をなさった方も多いのではないでしょうか。


美しい人は、その存在がパートナーの格を上げます。美しさとは、一種類のものではありません。健康で幸せで、心に余裕のあること。それは、内面からにじみ出てくるもので、まさに、十人十色の魅力です。ハイヒールを着ける人は、それも意識して立ち振舞いたいものです。

そして、美しい人と共に在ることを許された人は称賛されるのものだと、ハイヒールを着ける人にも理解していただきたい。

さて、その美しい立ち振舞いを支えるのは、エスコートするパートナーです。
そのパートナーのみなさんに、理解と協力を求めたいと思っています。


上級シューフィッター /ウォーキングマスター/レザーソムリエ 永田聖子
posted by kemix4 at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする