2017年06月10日

高齢者の足と靴

梅雨入りをしましたが、今日は晴天で気持ち良い空を見る事ができました。
朝、ウォーキングをしていますと高齢の方に出会います。
残念ですが、体のバランスが崩れている事が多いです。
私達は足に合った靴を履き、2本のポールを持って歩いています。
若い方は、ランニングや自転車などの姿を見かけます。
綺麗な姿勢は見ていて、気持ちが良いですね。
シニアの方々と若い方の違いのひとつの靴!
若い方は色も形も気持ちよく、足に合ったものを探して履かれているだろうと思えます。
シニアの方の靴は、緩めにしめた紐靴、しっかり絞められていないファスナー付きの靴を見かける事が多いです。

体のどこかで、バランスを崩してしまう原因があると色んなところに影響致します。
姿勢が歪みます。
膝や腰、足も痛そうです。

長いお付き合いのSさんは、足の親指のところに胼胝(たこ)ができます。
Sさんはまだ、40歳代です。
ですが、体には歪みがあります。
お悩みも高齢者の方と似ています。
親指のところの胼胝は靴を履くと足が痛く、仕事中も困ります。
支給される靴を履いて仕事をしていましたが、痛いのを我慢するのも辛いので職場に頼んでご自身に用意できる靴を履いて、仕事をする事にしました。
足の第一趾に胼胝ができ、痛くて辛いので、予防のために工夫をしました。
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自分で用意するので、費用もかかりますが、毎日の仕事時間が楽になりました。
Sさんは子どもの頃から、歪みがありますので、慣れています。
でも、年齢を重ねると、今まで気にならなかった事が辛くなったりします。

バランスの勉強で、「テンセグリティー」を学んできました。
難しい事で、建築物によく使われるようです。
習った事を分かりやすく伝えるために道具を作りました。
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小さな木とゴムがあればできます。
ご説明するときに、使うことがあります。
どこかの部分で、バランスが崩れると、遠く離れているところにも影響を及ぼします。
身体が繋がっていることを改めて、感じます。

シューフッター 池川成子
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2017年06月05日

アイレット(ハトメ・穴)を見ないで靴ひもを通してみよう

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下(中)からひもを通すときの手先の動作です。 人差し指を穴の上からふさぐことで、ひもの先端は上にかぶせた人差し指に向かっていく。 ただそれには少し慣れが必要になります。 通しやすくするには、両手の肘(ひじ)を体に寄せながら行うことです。 ぜひ試して頂きたい。
穴の多いスポーツタイプの靴などはひも通しの時間が相当短縮されます。 

靴ひも通しの頻度は、家庭や仕事で通し方をかえたいときや、そっくりひもを取り換えるとき、洗濯後など結構多いものです。 まして左右あるため時間がかかってしまい面倒と感じる人が多い。 
店頭の業務用となるとさらに厄介に感じることがあり、ひもを通さず店のストックにそのまま保管されていることが多いようだ。 そうすると出庫を依頼されてから顧客の前でひも通しが始まる。 こうなると時間も無駄になり相当な要領が必要になる。
できれば工場の出荷時にひもが通されていることが望ましい。 そのような配慮の行き届いたメーカーがある一方、ひもを通さず靴箱に投げ入れているメーカーがまだまだ多い。

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写真は身体の後ろに手を回して左右の人差し指が自然につくことを示したもの。 人の身体はよくできている。 身体の後ろで帯を結ぶなども一緒の動作ですが、最近は帯を結ぶことが少なくなり手の器用さを見ることも少なく残念である。 目を使わなくとも手、手先、指先は左右が常に合致するようになっているのです。 写真は、穴を見ずに指先だけの感覚でひもが通ることを実証しているものです。
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上の写真は、ハトメ部分を折り返してひも通しをすると、アッパーの表面にシワが入ってしまうという話です。 新しい靴を購入するときシワがみえれば余りいい気分はしないものです。  写真のようにアッパーを折り曲げるような手つきが習慣化してしまえば、販売する商品(ひも靴)のすべてに折りジワが入ることになる。 品質管理の上からも好ましいことではない。 この頃は革が少なくなりアッパーのシワなどの話が少ないが、突然革靴のひも通しになった場合は革の表情が崩れた状態になってしまう。 習慣とは恐ろしいものです。

ひも通しについて、こんな話がある・・顧客の目を見ながらひも通しを続け話をしていた販売員に対し、靴の取り扱い方や手つきの器用さにお褒めを頂いた顧客がおりました。 鮮やかな指先に感心されたのです。 この話は上で記した「要領」を超えたものです。
ひも通しが終わるまで穴を見続け、一度も顧客の顔を見ずに必死になる販売員とは大違いである。 ホスピタリティとはこのようなほんのささやかなものです。 
しかし顧客にとっては一生の想い出になることでしょう。
シューフィッター【大木 金次】
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2017年06月01日

悪魔のトリセツ No.73 ヘルメット

靴には、足や身体を守る、重要なパーツがいくつかあります。
そのうちのひとつ、爪先の芯は、「先芯」と呼ばれ、靴先の「トゥボックス」という、まさに趾先を入れる箱の役目をする部分の中に入っています。

トゥボックスは、靴の爪先のデザインの要であると同時に、爪先を守る、ヘルメットのような役目をする部分です。

ところで、人の趾は、ぱーっと開くことも、ぎゅっと握ることもできます。立つとき、歩くとき、踏ん張るとき、座るとき…身体の動きに合わせて、足の趾は握ったり開いたりして身体を支えたり、補助をする重要な仕事をしています。
トゥボックスと先芯は、趾を、障害物から守っています。まさに「ヘルメット」役ですね。

日本家屋では、靴を脱ぐことがほとんどだと思います。次に靴を履こうと足を降ろした時、ついうっかり、トゥボックスを踏んでしまっていませんか?

トゥボックスと先芯は、「ヘルメット」なので、丈夫に出来ています。でも踏んづけてしまったらつぶれてしまいます。丈夫なだけに、一度型崩れしてしまうと、復元が難しい部分です。

今回は、靴の重要なパーツのうち、トゥボックスと先芯を紹介しました。
次回は、トゥボックスに爪先を内側からぶつけて傷めないようにしてあるパーツを紹介します。

上級シューフィッター 永田聖子
posted by kemix4 at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする