2010年10月29日

fusspflege 5 巻き爪のお話

日頃フットケアをしていると必ず問題になる一つが「巻き爪」。
巻き爪になると痛くてついついその部分の爪を切ってしまう。
そうするとまた巻き爪が進行する・・・という具合に
イタチごっこになってしまうことが多くみられる。
ではなぜこの巻き爪になるのか?
原因  1:間違った爪の切り方
     2:靴の影響(足に合ってない窮屈な靴)
     3:爪の疾患(水虫など爪に影響する疾患)
     4:体重
     5:遺伝
     6:怪我
     7:健康状態
     8:加齢
*最も大きな原因は 1、2
 では巻き爪になってしまったら?・・・・まずは巻き爪の状況から判断します。
爪の周囲が膿んでいたり、出血などしている場合は病院へ。
それ以外は病院でも対応できますが、フットケアサロンでも対応可能なところがあります。
対応の方法は色々・・・中でも代表的なケアとしては
 ○ VHO、インベントワイヤー、ORAシュパンゲなどワイヤーで爪を持ち上げるケア
 ○ マチワイヤー
 ○ B/Sブレード
 ○ ゴールドシュパンゲ
 ○ マチプレート
いずれも爪をワイヤーで持ち上げたり、プレートを爪につけてケアをします。
それ以外に爪をきれいに見せながらケアする「ペディグラス」などもあります。
病院の手術では「フェノール法」が一番よくつかわれています。
それ以外に「鬼塚法」などもあります。
Fusspflege(フスフレーゲ「ドイツ式フットケア」)をしている私としては
膿んでいなければできるだけ手術でなく巻き爪をケアする方法を使用し、
適切な靴をおすすめしてております。
フスフレーガー仲間の広島県廿日市市でフットケアをしている「フット&シューズ キノシタ」さんの
HP http://kinoshita-f.com/04makitume.htmlをご覧ください。
巻き爪について詳しく説明しております。
あと「VHO」をどのようにかけていくかもご紹介しておりますので、
2010年6月2日のブログ http://foot3.blog7.fc2.com/blog-category-2.html 
もご覧ください。

今まで暑い季節には足を開放するサンダルであまり巻き爪を気にならなかったけど、
これからの寒い季節は靴で足を覆うので巻き爪があると気になりますね。
そういう時にはぜひシューフィッターやフスフレーガーにご相談ください。
いい方法を教えていただけますよ。
 爪は傷めないように。自分の足に合った靴は大切ですね。
 次回は乾燥による皮膚のトラブルとケアについてお話します。

シューフィッター&フスフレーガー  藤井 恵
posted by ベーター at 01:07| Comment(2) | 靴と足 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月22日

fusspflege 6 「皮膚の乾燥について」

気温が低くなり、乾燥の季節ですね。
手のかさつき、踵のひび割れ、かゆみなど皮膚のトラブルが多くなり、
ほっておくと大変な事になりますね。
ではなぜ皮膚が乾燥して色々トラブルがでるのでしょうか?

乾燥肌になる原因についてはこちらのHPをご参考ください。↓
http://www.naturalweb.co.jp/shopping/skinp/

踵のかさつきは皮膚の乾燥が原因もありますが、
大きすぎる踵がよくすれるような靴や、
ミュールなどを素足でよく履く人もなりやすくなります。
(夏でも踵がかさつくのはこれが原因の一つです。)

靴選び、ケアは大切ですね。

フットケアでは踵の皮膚が厚くなった人はまずフットケアをしてから
クリームケアを薦めております。
ぬり方は1回の量(1円玉の大きさ)を数回に分けて
ぬるぬる感がなくなるまでしっかりとぬりこむ。
朝、晩するのが効果的。
クリームはフット(足)専用が一番いいですが、ハンドクリームでも
まずはケアをする事が大切です。
私が今お勧めしているのはドイツ製の「シュルンデンクリーム」。
香りがカモミールのにおいがして、ワセリンが少し入っているので
保湿も高く、しっとりとした感じになります。
シュルンデンクリーム.jpg

病院では「ワセリン」、「ヒルロイドソフト」という
皮膚に保湿を与えるクリームを処方されています。

クリームケアは毎日続ける事により、足が奇麗に保てます。

爪も皮膚の一つなので爪にも専用のトリートメントや
ネイルオイルなどをぬる方が爪の乾燥を防ぎます。

それから栄養も大切で「ビタミン」「ミネラル」などしっかりと取り、
バランスのいい食事を心がけましょう。

ドイツ式フットケアサロンはこちらをご覧下さい。↓
http://www.jafta.org/fussfac.html
http://www.fusspflege.jp/salon/index.html

次回は体の冷えについてお話しします。お楽しみに!

シューフィッター&フスフレーガー  藤井 恵
posted by ベーター at 00:00| Comment(2) | 靴と足 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月12日

Fusspflege(フスフレーゲ)7 身体の冷えについてのお話

今年の冬はまだまだ寒さが緩やかな感じですが、
急に寒くなったりすると大変!油断大敵ですね。
寒くなると皮膚の乾燥もさることながら、冷えもでてくる季節です。
冷えると手足がつめたくて体が硬くなったり、足が冷えると
なかなか夜もぐっすりの眠れず睡眠不足にもなりそう。

なんで「冷え」が起こるのでしょうか?
身体の保温を保つためのエネルギーを運ぶ血流の流れが悪くなり、
毛細血管まで暖かい血が運ばれないと血管が収縮し、冷たくなります。
「運動不足」、「食生活の乱れ」、「ストレス」、
「ホルモンバランスのみだれ」、「自律神経のバランスのみだれ」、
「低血圧」、「貧血」、「動脈硬化」と原因はありますが、
他にも窮屈な下着などで身体に圧迫を与えてしまうと血流を妨げてしまいます。
エアコン等の機械などで身体の正常な神経機能が鈍くなり、
「冷え」を感じてしまう事になります。

「冷え性」の改善方法は?
食事から熱を作る・・・・・身体を冷やさない食材を取り入れる。
寒いところで取れる食材(鮭、鱈)、しょっぱいもの、根菜、
黒いもの(黒砂糖、雑穀、玄米、海藻)など。
あとホットドリンクにショウガを入れると身体が温まりますね。

運動で熱を運ぶ・・・ウォーキング、ストレッチなど
まずは自分の負担にならない運動から始める。運動の前は暖かい飲み物を。

副交感神神経で安定させる・・・半身浴、足浴、腹式呼吸など
足浴は足首より少し上まで浸かれるくらいのバケツを用意して、
38℃〜40℃のお湯を入れ、隣に熱いお湯を置いてさめたら
少しずつたして冷えないようにします。 
好きなアロマの香りを入れると気分もリラックス。
ビー玉や、ゴルフボールを入れると足裏のマッサージになります。

服で身体の熱を保つ・・・身体の中心、ネック(首、手首、足首)などを
冷やささない服装。最近可愛いファッショナブルな「腹巻き」もあるので
試してみるのもいいかもしれません。
下着は窮屈なものより少しゆとりのある薄くて暖かいもの
(ヒートテックなど)がいいですね。
目の疲れや、肩の凝りも冷えからくる症状。ホットタオル
(レンジで温めたタオル)を目や肩に当てて使うと身体の中から暖まります。
カイロはお尻の真ん中(丁度仙骨のあたり)に使うと効果的です。

「冷え」を予防して今年の冬を乗り切りましょう!
来年は「靴とフットケアについて」投稿していきます。
シューフィッター&フスフレーガー  藤井 恵
posted by ベーター at 23:55| Comment(3) | 靴と足 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする