2012年09月25日

くつならべ


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げんかんにはね、
小さなかみさまが
いるんだよ。
げんかんがきたないと
いえの中に入らないで
そのまま
かえるんだって。
だからね、
きれいにしといたよ
くつ、ならべたよ。
   ・・・・・・・・・・・・
成人になると上記のような大切なことを忘れてしまうことが多いようだ。
子どもの発想は柔軟で気持ちがさっぱりする。
毎日使用する玄関の整理整頓は大事なこと。
そのようなしつけは重要で大人が背中で語ることが必要だ。
靴を脱ぐ文化であると言われる日本ほど脱いだ靴を大事に取り扱う国民はいないだろう。
玄関を観ると家族がわかると語った人がいるがそれは心の奥深くまで観えるということに始まる。
履き古したものや傷みや疲弊した靴でもしっかり左右がまとめられ玄関の片隅に揃えられていれば、落ち着いてる家庭、あるいは家族であると誰しもが感じるものです。

そのような大切なことを七歳の子どもから教えられている。
【産経新聞 朝の詩から 投稿者 夏川結羽(7才)2012年7月30日】
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2012年11月10日

◇踵から着地を実行するには◇

お店に来店された方に靴合わせをして、履いて頂き、少し歩いて頂きます。
普段から踵から着地をして歩いておられる方は、スムーズに踵から着地されます。
いつも「すり足」気味の方は、少しぎこちない感じです。
5メートルほどの距離を歩いて頂くだけでもすり足気味だった方が綺麗に歩かれるので驚く事があります。
できるだけミニレクチャーを店内で行います。
帰られて実行される方はほんとに少ないのですが、実行されている方からは嬉しい言葉を頂きます。

紅葉がとても綺麗な万博公園__2.JPG
Kグル―プの「ウォーキング会」のお手伝いをさせて頂きました。
いつもは通常のウォーキングの会ですが、今回はノルディック・ウォークを取り入れるという事でご一緒しました。
20名ほどの参加者、経験者はお一人だけで殆どの方が初体験です。
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真剣に説明を聴いてくださり、少しづつ慣れてくださいました。
7キロほどを歩きましたが、ゴ―ル近くなると皆さん背筋も延び、踵から着地もしっかりできています。
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丁寧に歩く事を短時間でも実行するとしっかり踵から着地できるようです。
今回は子どもさんが2名参加でした。
ポールの選択・ポールの持ち方・状況によって歩き方、ポール使いはみな異なります。
「膝の痛いご婦人」・「運動をいっぱいしたい男性」・「健脚なウォーカーさん」、それぞれに歩き方のアドバイス、そしてご自身でも工夫箇所を発見して頂きました。
痛みが少しでも軽減出来るように、歩幅が綺麗に広がるように歩きます。
共通しているのは、踵から着地する事です。
「転倒しないように」・「スポーツレベルの妨げにならないように」考えます。
歩く前にはしっかり靴の点検をして紐をしっかり締めます。
靴と足を通じて健康で楽しい時間が増えるようにと願います。
秋を満喫しながら、足の着地もしっかりできた一日でした。
少し、筋肉痛の方もいらっしゃると思うのですが継続しようという方もいらして嬉しかったです。
自分の体(脚・足)しっかり眺めて、歩いてほしいと思います。
ノルディック・ウォークが最近認知され流行ってきています。色々な情報に惑う事のないように足に合った靴と歩行で健康維持・体力増進をしてください。

シューフィッター 池川成子

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2012年12月05日

常履きの靴を観て靴選びのアドバイスをしている

デパートや専門店で靴を選ぶ場合はいつも履いている靴で来店して頂きたいと申し上げている。 その理由は職人肌のような販売員ほど、履いている靴を観て靴選びのアドバイスをするからです。 試し履きをして頂く直前、脱いでいる靴を瞬時に手に取り履きぐせを観ている。 丈夫で少し重い靴でも歩いているうちに足の動きが靴に伝わり、靴は僅かに変化する。 しかし余りじっくり観ていたのでは顧客は変な想いを抱くことがあるため左右の靴にさりげなく目を通す。  今そのような販売員が少なくなったのは残念であるが、足のくせを観るようになるまでにはどうしてもキャリアが必要で、この頃はそのような期間が与えられにくい社会になっているようだ。  

使用中に靴がどのように変化をしているのか?ということに関心を持つことは大事ですが、それには顧客の固定化も必要である。 
「いつも履いている靴でご来店くださると靴選びに参考になります」と言い添える販売員が多くなれば、常履きの靴で来店するお客様が増えることでしょう。

固定客などの場合は、使用中の靴と店頭に陳列している同じ靴を照らし合わせて観ることも重要である。 同じ靴とは思えないほど変化が著しい靴もある。 そのようなことを顧客に知らせることも大事なことです。 中には新品の靴よりきれいになっていることがある。 磨くほどに履くほどに革が揉まれ美しくなっていく・・・そのようなときお客様の感動がこちらに伝わってくることがある。 このような時が仕事冥利といえる。 
お客様に「常履きの靴で来店してください」と申し上げると意外に実行してくださるものです。
シューフィッター【大木 金次】 
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