2013年05月25日

足裏を踏んでもらうと気持ちがいい!!

子どもや孫に足裏を踏んでもらっている人はいるだろうか? とても気持ちがいいものである。 しかし自分自身で足裏をもんで気持ちがいいと感じることが少ないのはどうしてだろう。  不思議なことである。DSC01248.jpg 
ところでそのような経験を通し、靴で解消できないものだろうかと考える人は多いことでしょう。 しかしそう簡単ではない。 実はドイツ製の靴に足裏を指圧するよう凹凸のついたインソールを入れているものがある。  靴に通常のインソールとセットになって販売されているものです。  ところが凹凸のインソールを入れて常に使っている人は意外に少ないようだ。  その理由はいつも同じ凹凸の部分にのっているため快感がマヒしてしまうためではなかろうか。 また体調が優れないときに使用すると苦痛になることがあるからでしょう。 

このようなことから足裏はうっ血しているときや靴を脱いだ後に踏んでもらうと気持ちが良いことに気がつく。  立っているとどうしても下半身にうっ血が生じやすいが、そのようなことに気がつくのは50 歳を通り過ぎたころかもしれない。 
いま家電量販店に行くと足裏マッサージ器が大盛況ですべての器具が使用中になっている。 人は足から老化をするとは本当のことかもしれない。 
突拍子もない話ですが、「満足」という言葉は自分自身を戒めたものかもしれない。
シューフィッター【大木 金次】 
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2013年06月10日

靴の購入金額と履き心地について

来店されてから3年ほど経つNさんは同じタイプ靴を2足を履いています。
1足が4万円近くする靴なので、購入する時は「う〜ん、高いなぁ」と少々悩まれました。
でも、履き心地もよく足の調子も以前よりすこぶる良好です。
すぐに2足目をお求めになりました。
一ヶ月の費用として計算してみると1575円となります。
足にトラブルがあるのでメンテナンスには3ケ月に一度くらい来られます。
靴の先が減ります。
ローリングを付けていますが、それだけでは減りが激しくて先に金具も付けています。
靴底に金具は滅多に付けません。Nさんの靴に付けているのは靴先です。
遊脚期に入る時に必ずその箇所が一瞬地面に当ります。
地面に接した時に滑らないかという事が心配ですが、歩行状態をみていると滑っていない事が確認されたのでつける事にしました。
以前の靴の時に比べると随分耐久性があるようです。
以前は一ヶ月、2220円掛かっていたそうです。
1万5千円ぐらいの靴を買われていました。勿論、メンテナンスもされるのですが靴先が破れて履けなくなっていました。
高いと思っていた靴も比較してみると以前の靴よりも1ヶ月に掛かる費用は安くなっていました。
その金額の差も大切な事ですが、ドイツ靴に変えてから履き心地が違い、とても快適に気持ち良く履いていらっしゃいます。
気持ち良くお仕事が出来るので手放せない靴となっています。
長いお付き合いの中で、数字をしっかりだして比較すると面白いものです。
いつも買う金額より高い靴を購入する時は迷う事も多いと思います。
でも、きっちりメンテナンスし一ヶ月の靴費用を算出してみると安いのです。
履き心地を感じると何を選べばよいかは明確になってきます。
情報が多くありますが、冷静に選び、体感した時の直観も大切にして欲しいと思います。
直観が正しいかどうかを知るには継続して履いて見る事が必要です。
正しい履き方で継続して状態を観察し、靴選びの参考にして頂きたいです。

皆さまの靴購入金額もしっかりご検討ください。
身体に良い靴選び,安価になる場合もあるようです。

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シューフィッター  
≪池川成子≫
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2013年07月25日

少なすぎるオブリークトウのデザインの靴

図1 オブリークトウのデザイン.jpg

販売されている靴のデザインをみると、オブリークトウ(写真)のデザイン以外はほとんどあるといっても過言ではない。 店頭をよく探すとオブリークトウの靴はあるものの余りにも少ないのは残念である。 その要因はメーカーや販売者の都合よりも、消費者の好みによることが多く簡単に解決する問題ではない。 メーカーが根気よく作り続けても売り上げに結びつかなければ継続は難しくなる。 しかしトウ先のデザインは健康問題に直結することからどうしても避けては通れない。

日本人のつま先をみるとオブリークトウが合うとされるエジプト型(第一趾が一番長い)の足人はなんと70% ぐらいを占めている。 それほど多いのにどうしてオブリークトウのデザインが少ないのか? オブリークトウのデザインはトウ先の内側が長く厚い。  第一趾(おやゆび)は他のゆびよりも太いのが一般的で強い力が働く、このようなことは多くの方が承知していると思われる。 また第五趾(こゆび)の居場所も確保されやすい。 
ところがこのような理屈が通りにくいのが靴のデザインである。 極端に言えば自分の足の形の靴はほしくないという人が非常に多いのです。 中には頂戴しても履かないという人もいる。

人は年齢と共に靴が合いにくくなるようですがそのほとんどがつま先、靴のトウ先なのです。 痛みが解決しないとやむなく?オブリークトウのデザインを求める。 これでは遅きに失するのです。 
このようなことを少なくするには何といっても教育課程で足や靴を学ぶ必要があるのではなかろうか。 自分の足はどのような形をしているのが? それはどうしてなのか? そして靴のデザインはどうなのか? そして健康の話になっていく。 小学から中学にかけての教育は非常に大事なことです。
そうするとオブリークトウのデザインの靴が自然に好きになっていく。 そのように想うのです。
シューフィッター【大木 金次】
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