2013年02月10日

身体が先か・・・心がさきか・・・

梅の蕾を見かける機会が多くなりました。
寒い、寒いと言いつつもやっぱり春が近づいています。
「春になったら歩こうと思っています」という声を良く聴きます。
寒いので外に出たくない、出るのを躊躇うという方も多いですね。
運動不足になり、それが続くとやっぱり体調を崩す事が多くなります。
思い切って外に出てみると、いがいと気持ち良く歩ける場合も多々あります。
身体を動かすと、心が動きます。
「バーゲンが始まったから、ショピングに出かけたい」
心が動くと身体は動きだし、外出する事になります。
きっかけ作りは大切なようです。
最近、膝や腰・股関節などのトラブルで入院、手術を経て退院し来店される方が増えました。
「しゃがんではいけません」と指示を受けられている方がおられます。
紐が締められません。
そんな時には冬もサンダルをお勧めします。
そしてそのサンダルのベルトを止めやすいように紐をループ状にして付けます。
その輪を道具を使って引っかけます。
お客さまにも一緒に考えて頂きます。
一緒に考えるとお客さまも心が動き、靴の装着の事を真剣に考えてくださり足と靴への関心が益すようです。


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お客さまと一緒に考える事は良い靴に出会う秘訣だと気づきました。

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身体に関心を持って頂く為にいつもはあまりしない事、あまりしない姿勢をして頂きました。
壁に向かって腕を上げてもらいます。
鬼ごっこの鬼のような恰好です。
腕は上がるだろうか?
肩甲骨を動かしてみるのも良いですね。
足も踵立ちやつま先立ちをしてみる。
体操としてするのも勿論ですが、遊びながら動かした日を思い出すのも良い事だと思います。
春になったら、ドンドン外に出て行けるように足と靴の点検をしておきましょう

池川成子SF
posted by k-burogu at 22:16| Comment(1) | 人の足と靴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月25日

子ども時代に柔軟な足をつくると靴合わせの苦労が少なくなる

シューフィッターが靴合わせで苦労するのは、甲が薄く土踏まず部の少ない細い足です。  
現在細い足に合わせる成人の靴が少なく靴合わせの苦労になっている。 ただそのような靴があればすべて解決するというものでもない。 そのような足をみていると、ひ弱に感じることが非常に多く靴だけで健康は維持できない。 

細い足は捕地力(つま先の掴む力)の低下が謙虚で、その上扁平足ぎみの場合はどうしても靴擦れなどのトラブルが絶えず全身が疲れやすい。 このように観てくると靴に合いやすい足は幼少の時に作ること以外にはない。 ただ靴に合わせるために良い足をつくるわけではなく、全身の健康のためである。  

シューフィッターは靴合わせのアドバイザーであり丈夫な足づくりの啓蒙者、同時に靴開発の提唱者でもある。 細い靴・甲の低い成人の靴の開発を望んでいる。
そこで大事なことはそのような靴がどこに行ったら購入できるのか? ここにシューフィッターのネットワークが必要になる。

足もとに気を遣っている幼稚園や保育園、また遊びを積極的に考える親が多くなることを願っている。
シューフィッター 【大木 金次】  
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2013年04月15日

足の解剖学を教えてという若者(足の計測会において)

足の計測会を開催していたところ、「足の解剖学を教えて頂きたい」という実に意欲的な若者が現れた。 その真意やきっかけを伺ったところ、靴の新製品の広告を依頼され今構図を思案中なのです。 そのため足の骨格を勉強する必要があると語ったのです。 骨格がどのように靴の機能に結びつくのか? と聞かれ40 分ほど足を計測しながら、その図と本人の足を参考にしながら話をすすめた。 

話をしながらふと思ったのですが、これからこのようが若者が増えてくると日本の広告も科学的になりファッション一辺倒の靴選びが少なくなるかもしれないと。 
教育課程でも足の骨格を観る、触れることはほとんどない。 そのためか「難しい」「少しめんどう」などが多くの人の心にあるのではなかろうか。  足のケガで受診をすると骨格の模型に出合うが、できればケガの前に足の解剖学のさわりだけでも知ってほしいと願うものです。

そのため一般の人たちの学習会では骨格図を渡しており、できれは家庭内の目に付くところに貼ってほしいと希望している。 小学生であれば一週間もあれば骨格名のすべてを覚えてしまうに違いない。 

広告作りという業務の中とはいえ、足の解剖学を教えてという若者は希望の星である。
シューフィッター 【大木 金次】

 
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