2014年11月05日
科学的でていねいな靴の履かせ方・・・膝上でひも結び
店頭において靴を装着後、膝上に置いて頂き靴ひもを結ぶ・・・これほど心の沁みる瞬間はあるだろうか!
シューフィッティング中、靴ひもを結んであげることは当たり前ですが、さらに写真のように膝上に乗せて行う販売員の所作に顧客は「とんでもない!」、「申し訳ない」と遠慮されることが多い。
そこでさりげなく「靴の後足部に踵を合わせて ひもを結ぶと軽快に歩けますよ」と申し上げると自然に膝上に乗せて頂ける。
歩きやすい靴を探すには、デザインやサイズ選びは大事なこと、さらに靴の履きかたも重要であると語るシューフィッターが多い。 店頭では気兼ねなくシューフィッターの申し出を受けて頂きたい。
できれば家の玄関で子どもに靴を履かせるときも膝に乗せてひも結びをして頂きたい。 その結果子どもは靴選びに慎重になり、さらに丁寧に靴を取り扱うようになるでしょう。
欧米の店頭では、顧客も販売員もイスに座りフィッティングしているため膝上に乗せることはほとんどない。しかしマイスターは膝に乗せ靴ひもを結ぶという。フィッティングが重要であることを示している。 良い靴でも最後はフィッティングなのです。
日本では一般の靴販売員でも膝に乗せて結んでいる光景をみるが、これからこのようなことが普通になっていくことを期待したい。
膝上に乗せるのは「おもてなし」を超え、よくよくお客様の立場にたった科学的なフィッティングなのです。日本のシューフィッティングを世界に広めたいものです。
〔写真はシューフィッター補習講座の光景(アシックス神戸本社にて)〕
シューフィッター【大木 金次】
2024年01月25日
シューフィッターってなあに?
能登半島地震でお亡くなりになられた方々にお悔やみ申し上げるとともに被災された皆様にお見舞い申し上げます。一日も早い復旧を心よりお祈りしています。
今年初めての投稿ということで、改めてシューフィッターの話をしたいと思います。というのはシューフィッターという職業があまりにも知られていないからなのです。
もちろんこの共有ブログを読んでいただいている方は「シューフィッッターを知らない人がいるの?」と思うかもしれません。僕も7割から8割の人はシューフィッターという資格・職業を知っていると思っていました。
しかし最近靴業界ではない方々とお話をしたところ、その方はもちろん友人の方々も全員シューフィッターを知らなかったのです。それが現実なんだと思い知らされました。
改めてシューフィッターの説明をいたします。
シューフィッターとは(一社)足と靴と健康協議会(以下FHA)が認定している民間資格で、足と靴の専門家です。基本的に靴選びのお手伝いを行っています。2024年1月1日の時点で 3,482人登録されています。内訳でプライマリー(初級)3,030人、バチェラー(上級)414人、マスター38(最上級)人です。
FHAのホームページから
プライマリーはお客様の足に合った希望の靴をお探しします。バチェラーはさらに足の病気と障害を勉強していて適切にアドバイスができます。マスターは靴づくりとオーダーインソールも勉強しています。
ご自分の足の状態と希望の靴を考えてどのレベルのシューフィッターに見てもらったらよいか判断してください。
普通に希望のデザインの靴選びでしたらプライマリーで十分かと思います。足に何かしらのトラブルがあったり、病院やフットケアサロンに通っている方はバチェラー以上がよいかと思います。バチェラー以上は足を治すことはできませんが、的確に判断し靴選びだけでなく病院や整体、フットケアなどの紹介もしています。
FHAのホームページからシューフィッターは検索できるのでチェックしてみてください。
https://fha.gr.jp/
ちなみにシューフィッターの資格を得た後、さらに専門の勉強として「幼児子供シューフィッター」「シニア専門シューフィッター」の資格もあります。
僕が経験したのは、シューフィッターっ何?という方もシューフィッターの説明をするとほぼ全員が「えっ、私は今まで靴選びで散々苦労してきた、そんな資格の人がいるならば靴を選んでほしい」と言われる事なんです。ポイントはここです。
シューフィッターを知っていればこんなに悩むことがなかった、と言われるとシューフィッターの存在がもっと知られなくてはいけない!と強く思います。多くの方の役に立つ仕事だと思っています。
この共有ブログを読んでいただいている方はぜひ周りにシューフィッターのことをお話しください。意外に女性同士だと足の話はしないと聞いています。でもほとんどの女性(もちろん男性も子供も)靴選びでは苦労されているのです。その苦労をできるだけ少なくして差し上げたい。
全国のシューフィッターはみんなそのように思っています。
最上級(マスター)シューフィッター&健康ウオーキング指導士 林 美樹
今年初めての投稿ということで、改めてシューフィッターの話をしたいと思います。というのはシューフィッターという職業があまりにも知られていないからなのです。
もちろんこの共有ブログを読んでいただいている方は「シューフィッッターを知らない人がいるの?」と思うかもしれません。僕も7割から8割の人はシューフィッターという資格・職業を知っていると思っていました。
しかし最近靴業界ではない方々とお話をしたところ、その方はもちろん友人の方々も全員シューフィッターを知らなかったのです。それが現実なんだと思い知らされました。
改めてシューフィッターの説明をいたします。
シューフィッターとは(一社)足と靴と健康協議会(以下FHA)が認定している民間資格で、足と靴の専門家です。基本的に靴選びのお手伝いを行っています。2024年1月1日の時点で 3,482人登録されています。内訳でプライマリー(初級)3,030人、バチェラー(上級)414人、マスター38(最上級)人です。
FHAのホームページから
プライマリーはお客様の足に合った希望の靴をお探しします。バチェラーはさらに足の病気と障害を勉強していて適切にアドバイスができます。マスターは靴づくりとオーダーインソールも勉強しています。
ご自分の足の状態と希望の靴を考えてどのレベルのシューフィッターに見てもらったらよいか判断してください。
普通に希望のデザインの靴選びでしたらプライマリーで十分かと思います。足に何かしらのトラブルがあったり、病院やフットケアサロンに通っている方はバチェラー以上がよいかと思います。バチェラー以上は足を治すことはできませんが、的確に判断し靴選びだけでなく病院や整体、フットケアなどの紹介もしています。
FHAのホームページからシューフィッターは検索できるのでチェックしてみてください。
https://fha.gr.jp/
ちなみにシューフィッターの資格を得た後、さらに専門の勉強として「幼児子供シューフィッター」「シニア専門シューフィッター」の資格もあります。
僕が経験したのは、シューフィッターっ何?という方もシューフィッターの説明をするとほぼ全員が「えっ、私は今まで靴選びで散々苦労してきた、そんな資格の人がいるならば靴を選んでほしい」と言われる事なんです。ポイントはここです。
シューフィッターを知っていればこんなに悩むことがなかった、と言われるとシューフィッターの存在がもっと知られなくてはいけない!と強く思います。多くの方の役に立つ仕事だと思っています。
この共有ブログを読んでいただいている方はぜひ周りにシューフィッターのことをお話しください。意外に女性同士だと足の話はしないと聞いています。でもほとんどの女性(もちろん男性も子供も)靴選びでは苦労されているのです。その苦労をできるだけ少なくして差し上げたい。
全国のシューフィッターはみんなそのように思っています。
最上級(マスター)シューフィッター&健康ウオーキング指導士 林 美樹