写真は足の機能に応じて三種類のひも通しをしています。
◎つま先手前の中足骨部にかかるひも締めは、フィットするほど力が入りやすいため緩みにくいように通している。
◎その後方の高い位置には動脈を感じます。 そのため締まりを柔軟にするため交差をしながら通している。
◎はきぐち部は後足部(踵部)の引き上げに貢献するよう二段ハトメになっており、甲の引き上げで踵部が上がる仕組みにしている。 こうすることで引き上げに踵部の摩擦が少なくて済みます。
足の踵部は内側に倒れやすい構造になっているため、後足部に硬い芯を組み込んでいます。 こうしてみると、靴ひもの役割はとても重要な機能になっている。
以上の内容は足の骨格の機能を優先したひも通しです。
一方ファッションとして多くの方がひも通しに工夫の跡が見えます。 その中には実に楽しいものがあり、通し方だけでなくヒモのより方やひものデザイン、結び方なども多様になっている。
後方部(踵部)の引き上げは特に大事で軽快なウォーキングに影響するため多くの方に関心を持っていただきたい。 特に蹴り返しの弱い人やすり足ぎみの方に関心を持っていただきたい。 そのような方は特に二段ハトメのデザインに注目願いたい。
足の骨格は身体の中でも最高の芸術品と語る人もおり、その足に履く靴選びは決して容易ではありません。 ところが残念なことに、芸術的な足骨格に靴ひもをゆるめたまま履いている人を多くみる。 その結果靴を履いている足は困っているように見受けることがある。 そのことにはやく気がついてほしいものです。
写真はほんの一例で、様々な通し方があり工夫をすることは実に楽しいもの、多くの方にヒモ通しの知恵をお教え願いたい。 できれば子どもさんにも知恵を授けてほしい。 そうすると手先足先の器用な子どもが育っていくと考えています。
シューフィッター 大木金次
2025年10月05日
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