2024年09月20日

フットケアと靴 No.73

中秋の名月も終わり、9月もいよいよ終盤へ。まだまだ残暑が厳しく素足の方も多いのですが、朝晩は秋への移り変わりを感じるようになり、秋の靴が楽しみです。

今回は爪白癬(爪水虫)と靴について投稿します。
爪白癬は以前爪真菌症(No.47)でご紹介させていただきました。

L肥厚爪(爪白癬、施術前).jpeg
こんな感じに爪が厚くなって、爪がボロボロになる事もあります。

薬を使って治療をしていきますが、治療効果を出すためにフットケアをする事もあります。
写真のお客様は2023年1月にご来店。
毎月爪のケアを受けて、病院では治療を継続して、現在綺麗に改善してきています。

爪白癬(改善後).jpeg
2024年9月現在の写真です。

この方は特に靴のフィッティング、靴の履き方には問題なかったので、現在のように改善しています。

病院で治療を受けてもなかなか改善しない方もいらっしゃいます。
ケアしてもなかなか改善せず、7月に爪の状態が悪化してしまい、ケアが大変な時がありました。
その時に履いていた靴の捨て寸(つま先の余裕)は少なく、紐ときちんと結ばない履き方をされていました。
足が靴の中で動く事もなかなか改善しない原因と思い、靴を見直すことをお伝えしました。

先日ご来店された時にはファスナー付きですが、きちんと靴の専門家に足を見ていただき、靴を新しく購入されていました。
爪治療と靴の効果もあり、少しづつですが改善しています。
お客様も納得されたようで、安堵されていました。

爪病変などの爪は、靴が直接関係ないように思われやすいのですが、靴が足のトラブルの原因になっている事もあります。
困った時はぜひシューフィッターにご相談ください。
自分の足に合った靴を選んでいただくと、トラブル改善になると思います。

「快適な靴と足」でお過ごしください。

マスターオブシューフィッター&フスフレーゲマスター 藤井 恵
posted by ベーター at 00:00| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「爪病変などの爪は、靴が直接関係ないように思われやすいのですが」とありますが、ホントですね。
啓蒙の大事さを痛感します。
Posted by 大木金次 at 2024年09月20日 09:28
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