中秋の名月も終わり、9月もいよいよ終盤へ。まだまだ残暑が厳しく素足の方も多いのですが、朝晩は秋への移り変わりを感じるようになり、秋の靴が楽しみです。
今回は爪白癬(爪水虫)と靴について投稿します。
爪白癬は以前爪真菌症(No.47)でご紹介させていただきました。
こんな感じに爪が厚くなって、爪がボロボロになる事もあります。
薬を使って治療をしていきますが、治療効果を出すためにフットケアをする事もあります。
写真のお客様は2023年1月にご来店。
毎月爪のケアを受けて、病院では治療を継続して、現在綺麗に改善してきています。
2024年9月現在の写真です。
この方は特に靴のフィッティング、靴の履き方には問題なかったので、現在のように改善しています。
病院で治療を受けてもなかなか改善しない方もいらっしゃいます。
ケアしてもなかなか改善せず、7月に爪の状態が悪化してしまい、ケアが大変な時がありました。
その時に履いていた靴の捨て寸(つま先の余裕)は少なく、紐ときちんと結ばない履き方をされていました。
足が靴の中で動く事もなかなか改善しない原因と思い、靴を見直すことをお伝えしました。
先日ご来店された時にはファスナー付きですが、きちんと靴の専門家に足を見ていただき、靴を新しく購入されていました。
爪治療と靴の効果もあり、少しづつですが改善しています。
お客様も納得されたようで、安堵されていました。
爪病変などの爪は、靴が直接関係ないように思われやすいのですが、靴が足のトラブルの原因になっている事もあります。
困った時はぜひシューフィッターにご相談ください。
自分の足に合った靴を選んでいただくと、トラブル改善になると思います。
「快適な靴と足」でお過ごしください。
マスターオブシューフィッター&フスフレーゲマスター 藤井 恵
啓蒙の大事さを痛感します。