私たちが歩くとき、片足立ちになる瞬間があります。その時に関節にトラブルがあると、思うように歩けなくなって、困ってしまうでしょう。
ところで、関節を動かすのは、筋肉です。
関節のトラブルの原因のひとつに、筋肉を上手く使えていないこともあるかもしれません。
道行く人の歩く姿を観察してみてください。
颯爽と歩く人と、辛そうに歩く人の違いを、歩幅に注目して見てください。
歩幅を大きく使える人は、お尻の筋肉を良く使っているはずです。
お尻の脇や後ろ側には、足を蹴りだしたり、股を広げたり閉じたりする筋肉があって、歩いているときの、一瞬の片足立ちを安定させる働きがあります。
颯爽と歩ける人は、片足の瞬間が長くても耐えられるので、歩幅が大きくて力強い歩き方もできるのです。
ということは、逆に、歩幅をいつもより大きめに颯爽と歩けば、お尻の筋肉や、体幹を強く支える筋肉を使うことになり、「一瞬の片足」の滞空時間を伸ばして、強いお尻を作ることができるはずです。
そして、歩くのに困らない、丈夫な関節を保つことを目指しましょう。
人生100年時代とも言われますが、できるだけ長く、元気に歩きたいものですね。
上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ ・ヨガインストラクター
永田 聖子
歩幅の減少はつまずきの始まりになるようです。
今回のブログのように多くの方が歩行の話を出してほしいものです。