まだまだ暑い日が続いていますが、季節の変わり目でもありそろそろ秋の靴を見てみようかな、と思ってくる時期ですね。
サンダルばかり履いていただろう夏ですが、これからは足を覆うタイプの靴(スニーカーも)の出番が多くなってきます。サンダルと違い玄関で靴を履く時間が長くなってくるわけです。
最近お客様に必ずお話ししていることが2つあります。足のため、体のために絶対重要なことです。
1.靴を履く時間を考えて玄関に行きましょう。
多くの方は10:00に家を出ると決めると10:00に玄関に行きます。つまり靴を履く時間は全く考慮されていないということです。サンダルだって数秒履くまでかかると思います。ましては紐靴やこれから活躍するブーツなどは数分かかるはずです。
いや、私は紐靴でも数秒で履きますよ、という方は間違った靴の履き方をしていると思ってください。しっかり紐を解き締めていますか。紐を締めたまま履いていませんか。
紐靴の場合は10:00に家を出るのでしたら9:57に玄関に行ってくださいね。この3分の時間が今日の体調を左右します。いっぱい歩く予定の日やディズニーランドに出かける日などは絶対紐をしっかり締めてください。
2.玄関で座って靴を脱ぎ履きしましょう。
日本の家屋は残念ながら座って靴を脱ぐ環境にないところが多いです。特に筋力が衰えたお年寄りは絶対座って靴を履いてほしい(転倒リスクがあるので)もちろん若い人も紐靴は絶対座らないと紐を締められません。
座る環境がないならば折りたたみ椅子を用意しましょう。パイプ椅子でもいいです。靴を座って脱ぎ履きする習慣をつけるだけでものすごく足が楽になりますよ、また靴も傷みません。
革靴で靴の内側に傷がある方は、歩き方が悪いというよりも立ったまま靴を脱いでいる可能性大です。立ったまま靴を脱ごうとすると知らず知らずの間に靴の内側を擦り合わせて脱ごうとします。この時に傷になるのです。
立ったまま脱ぎ履きすることは日本人の習慣化しているので簡単には変えられないでしょうが、ご自分の健康を守るということを意識すればおのずから行なっていくと思います。
以上2点、僕からの強い要望として今回は書かせていただきました。靴選びは大事ですが履き方もとても大事ということをぜひ知ってくださいね。
マスターオブシューフィッティング(最上級シューフィッター)、健康ウオーキング指導士 林 美樹
とても大事なことですね。
昔の話で恐縮ですが、昭和30年ごろから生活の改善
が叫ばれ、最初はトイレそしてかまど(台所)などに
関心が集まりました。
しかし玄関の改善はまったく手つかずでとても残念
です。
玄関にイスを置くことは、ご指摘のように健康面を
考えても大変重要なことであると考えます。
できましたら、住宅を提供されるメーカーさん
にも、ぜひご一考願いたく思います。