連日の暑さに疲れておられる方も多いかと思います。
まだまだこれから夏本番です。
気温や湿度の状況をみて、運動もして欲しいと思います。
気候の変化も年々変わりますように、身体も変化していきます。
今までは、大丈夫であった色々な事も不安なことが出てきます。
一つは「ふらつき」です。
杖を使って歩かれるようになります。
まず、履いている靴を見直すことが良いように思いますが、杖を使う事が先になるようです。
高齢者施設などでは特にそのように見受けられます。
場所はどこであっても、「ふらつき」を感じ歩行や立っている時に不安を感じたら、靴と足を見て頂きたいと思います。
・安定感のある靴か?
・靴の底は減ってないか?
・体重の変化や靴下の厚みの変化で靴の中で足が動いていないか?
・靴が古くなっていて、アッパーが緩く伸びていないか?
・足に魚の目や胼胝はできていないか?
「ふらつき」には色んな原因があると思います。
何かの原因が発生した時に同時に足と靴も確認して欲しいのです。
今回はスリッパにフレアーをつけるという加工を致しました。
どこ履き物にもできる事ではありませんが、そういう事ができるのだということをご存知ない場合が多いです。
高齢になるにつれ、工夫が必要です。
元のスリッパの状態よりも靴底が広くなっています。
転倒予防にも繋がります。
「ふらつき」の理由の一つに筋力の低下という場合もあるのですが、そんな時は運動をすることが必要です。
運動する為には、安定した状態を作ってないと怖くて歩くことすら難しくなります。
悪循環を防ぐ為にも足と靴の確認をしてみましょう。
高齢者にとって「運動」は「仕事」のようなものかもしれません。
筋力をつけることで、安心で安全な日常を送りたいものです。
シューフィッター 池川成子
2024年07月10日
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