毎年6月は神戸で「シューフィッター養成講座プライマリーコース」が開催されています。
私は養成講座の中で「シューフィッティング」の講義と実技指導をしております。
今回はシューフィッティングで重要な捨て寸について投稿します。
先日カウンセリングでご来店の女性のお客様。お悩みは「巻き爪とスニーカーに穴があく、でも靴下には穴があかない」と。。
ご来店頂きまず靴をチェックしました。
爪の先のちょうど母趾のところが穴が空いています。
爪はこのような状態でした。
確かに爪も巻いているのですが、靴の中のサイズ、中敷のチェックをすると爪先の余裕がなく、靴の素材が柔らかくて、過度な摩擦で破れたのではないかと思われます。
捨て寸とは
足の爪先から靴の先端付近までの余裕(空間)
足は立った時、歩くときに足への荷重がが増えて、足が伸びて大きくなります。その伸びた足が収ま爪先に余裕が必要です。
爪先の余裕がないといろんな足・爪のトラブルになります。
お客様のスニーカーをフィッティングチェックをすると、爪先の余裕がないのが明らかでした。
ご相談にご来店された女性のお客様は、納得されて靴を新しく買うことになりました。
フットケアサロンにはいろんな靴を履いたお客様がご来店されます。
トラブルの原因が靴の場合もありますので、必ずフィッティングチェックをしてアドバイスをしています。
「シューフィッティングとは足と靴をマッチングさせる技術」です。
これから梅雨の時期、雨が多く、足元が悪くなりますね。
雨用のレインシューズなどもいろんな種類がありますので、ぜひシューフィッターにご相談ください。
「快適な靴と足」でお過ごしください。
マスターオブシューフィティング&フスフレーゲマスター 藤井 恵
2024年06月20日
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