今年はロングブーツの動きが例年よりも早いです。最近は防寒用のイメージが高いロングブーツですが、今年はファッションの要素も多いようです。そして売れているタイプもパンツの裾を入れる履き口がたっぷりしたタイプではなく、脚にぴったりフィットしたエレガンスタイプがトレンドです。ボトムスのトレンドがパンツからからスカートや短めのパンツに変わってきていることも原因の一つでしょう。
ただ最近エレガンスタイプのロングブーツが売れていなかったため、お客さまも販売側もどんな状態がフィットしているのかがよくわからなくなってきているようです。ぜひここで脚にフィットしたロングブーツの状態をお話ししたいと思います。
まず自分のふくらはぎの大きさを知ることが大事です。ほとんどの方が自分のふくらはぎの大きさを知らないのではないでしょうか。ぜひお店で測ってもらいましょう。日本人女性のふくらはぎの平均は34〜35pです。36p以上は広め、33p以下は細目です。
お好きなデザインのロングブーツを履きたいと思っていても脚が入らないものは履くことができません。またエレガンスタイプは隙間が空きすぎても恰好が悪いです。ブーツの履き口の内側が開いていたら緩いと判断してください。
内側はぴったり、外側はぴったりか人差し指1本入るくらいの隙間がちょうどよいです。外側が指2本以上入る隙間は緩いと判断できます。ただこれはフィッテイングにはあまり影響がなく見た目の問題なので、履く方が気にならなければよいのですが見た目は良くないですね。
綺麗な状態 内側がぴったりで外側が少し空いています。
逆にきつい場合はどうかというと、まずファスナーがしっかり上まで上がることが大切です。上がらなけば基本合っていないです。上がったとしてもきつい場合は、このブーツは何回か履けそうかな?と自問自答してください。履けそうに思えるならば、革の場合は馴染みますから大丈夫ですが、自信がない場合は買わない方がよいかと思います。何回か履かないと革は馴染みませんので、馴染む前に締め付けに耐えられなくなる可能性があります。
是非、防寒だけではなく見た目も綺麗なロングブーツで冬のファッションを楽しんでくださいね。
最上級(マスター)シューフィッター&健康ウオーキング指導士
2023年10月25日
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