サンダルになると足は素足になり、「そろそろ足のお手入れをするのがいいかな」と思う方も多いのではないでしょうか?これからの季節はフットケアが忙しくなる季節でもあります。特に爪は気になる方も多く、ご相談を受けることも多くなりました。
今回は「2枚爪」について靴との関連性を投稿します。
この写真よく見ると爪が2枚になっているのがわかりますか?(2枚爪と言っても、爪の状態は色々とあります)

爪は外的要因、内的要因で変化します。特に外的要因の中に、「靴の影響」があります。
こちらは2枚爪の方が履いてらっしゃった、靴の中敷です。

中敷の足あとの爪先部分をよく見ていただくとわかりますが、爪先ギリギリのところまでゆび先があります。
このように足のサイズ(特に足長)が小さく、爪先に余裕がないと、爪のトラブルが起こりやすくなります。
爪トラブルは大人だけでなく、子供にもよく見られます。
先日も中学生の2枚爪のケアをしました。施術のあと靴の長さを確認すると、爪先は当たってないのですが、捨て寸(爪先の余裕)が少なく、そのため歩くたびに靴の中で爪が当たって、爪が2枚になってしまったのだと思いました。靴はローファーで紐靴のように足の安定感がなく、このサイズが足にフィットしたのだと思います。新学期が始まって間もないのですが、サイズを1つ上げるように指導しました。
素足が気持ちいい季節になりました。足の状態をチェックするいい時期です。自分の足はもとより、お子さんや、ご家族の足をチェックしてみてはいかがでしょうか?爪に何か異変があれば、もしかすると靴の影響もあるかもしれません。
そういう時は是非シューフィッターにご相談ください。足と靴をチェックして、足に合った靴のアドバイスをしてくれると思います。
うっとおしい梅雨の季節ですが、快適な靴と足でお過ごしください。
上級シューフィッター&フスフレーゲマスター 藤井恵