2021年04月25日

エジプト型、ギリシャ型、スクエア型

なかなかコロナの猛威が収まりません。せっかく良い季節を迎えようとしているのに、です。ただ昨年の今頃は僕の働く百貨店も長期の休業になり家でずっと過ごしていましたのでまだそれよりまし、と考えたほうが良いのでしょう。明けない夜はない、とにかく明るい方を向いていくしかありませんね。

ということで遠くに旅行に行くことも難しいこの頃です。僕は仏像を鑑賞することが趣味の一つで、有名な仏像の写真集なども最近よく見るのですが(実際に今は見に行くことができないので代替えです)あれっと気が付いたことがあります。
シューフィッターの教科書に必ず登場し、多くの消費者にも知られている趾の形についてです。いわゆる「エジプト型」「ギリシャ型」「スクエア型」のことです。

足型.jpg
(株)山忠様より引用させてもらいました

上記の絵のようにエジプト型は1趾(親指)が一番長い足、ギリシャ型は2趾(人差し指)が一番長い足、スクエア型は1趾から3趾までがほぼ同じ長さの足という定義になっています。名前の由来は西洋のギリシャ彫刻が2趾が長いものが多く、エジプトから出土する彫刻が1趾が長いものが多い、ということらしいです。少なくとも僕はそのように教えてもらっていました。東洋の彫刻(仏像など)もエジプト型が多いとも言われていて、実際そうだと思いこんでいました。
ところがよくよく日本の仏像の足を見ると意外にギリシャ型が多いのです。下の写真は以前訪れた東大寺南大門の運慶・快慶で有名な金剛力士像なのですが、この仏像の足は完全なギリシャ型です。
エジプト、ギリシャの名前の由来はもっと違うところにあるのかもしれませんね。(仏像を見る時も足に注目してしまうのは完全な職業病ですね)

DSC_5123.JPG

名前の由来などはどちらでもそうたいしたことではないのですが、問題はそれぞれの足の人はどのような靴が合うか、というところにあります。

教科書にはエジプト型はオブリーク、ギリシャ型はラウンドかポインテット、スクエア型はスクエア、のトーの形状が合う、と書いてあるのですが実はそうでもありません。

DSC_5210.JPG
左からポインテット、スクエア、ラウンドトー。今の売り場には完全なオブリークトーはありませんでした。

特にギリシャ型の方はポインテットが合う方と全く合わない方がいますので気を付けてください。シューフィッターでもこの法則にとらわれている人が多いのです。
靴を履いて立っただけならばこの法則通りで問題ないのですが、歩くとまるで変ってきます。
歩くと自然の節理で足が前に少し移動します。ポインテットトーの場合、ギリシャ型の人で横アーチが落ちている人(開張足)はすぐに5趾(小指)が靴のサイドにぶつかり痛みを生じます。トーがスクエアならば前滑りしても5趾(小指)のあたりが少なく痛みも少なくなります。

是非指の形のみで靴選びをすることは避け、それも一つの要素として考えながら靴選びをしていただきたいと思います。

          上級シューフィッター&健康ウオーキング指導士  林 美樹
posted by ミッキー at 02:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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