毎月15日、身体の叡知なる囁きに耳を傾けるブログをアップしています。
今回の不思議なタイトルは、宇宙についての考察です。
そう言うと、私たちとかけはなれた話題のように思いますが、実は私たちも宇宙の一部です。
宇宙は大きすぎて、見渡すことなど出来ないものですが、多くの科学者がその謎に挑んできました。
中でもホーキング博士の「ビッグ・バン」は、有名です。
「ある時、何かが爆発して、膨張し続けている」そうです。
ところで、宇宙の一部である私たちも、本来なら「膨張」する、つまり離ればなれになる存在だったのかもしれません。
何らかの力が働き、その膨張するものを引き留める、「収縮」の作用で、水素や窒素、炭素や酸素、窒素などの元素が集まり、生まれたのかも知れません。
もともと「膨張」しようとする力に逆らっているので、有限の存在なのかもしれません。
私たちの身体には、しっかり骨が入っていて、筋肉は逞しく発達し、動き回ることが出来ます。
安定している存在のように感じていても、実は「膨張」の力の前には不安定で脆弱なのかもしれません。
そう思うと、心細いような、不思議な気持ちになります。
その「収縮」の力を得続けるためには、努力を重ねなくてはなりません。
もしかしたら、生き物は皆そうやって進化を継続してきたのかもしれません。
私たち現代人の誕生まで、38億年かかったそうです。
さて、これから寒さが深まり、星の美しい季節を迎えます。
夜空を見ながら、改めて、脆弱で不安定な自分の身体で、どうすれば長く安定的に生きることができるか、考えたいと思っています。
上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ 永田聖子