2018年11月05日

ひも靴のすすめ・・・ひもを締めるその大事な機能

この忙しい世の中に靴ひも結びに時間をかけしっかり結んでいる人がいる。靴ひもを締めている姿に人生の豊かさや美しさを感じる。 その光景は形ではなく内面的な心の落ちつきなど人柄かもしれない。 そのような姿に何があっても動じずどっしりと構えた風情や頼りがいなどをみることがある。

靴ひも結びに機能などがあるのかと考えている人が意外に多いようである。 
今回は歩くことを主体した靴ひもの話です。


靴ひもを締めることでもっともな恩恵は、つま先に力が入りやすくなることである。 
この頃は足ゆびに力が入るにくい浮きゆびが多くなっており、半分以上の人が該当すると言われている。 浮きゆびになると、どうしても良い姿勢がとりにくくなります。

浮ゆびの要因は、獲物を捕らえるような前傾姿勢をとる必要がなくなったからという研究者がいる。 つまり何でも手に入る、そのような世の中になった、その延長にあるようです。
写真のテーピングは「相手に勝ちたい」その裏返しかもしれない。 もちろん足ゆびの広さに対して、トウの細すぎる靴の影響も大きい。

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靴のフィッティングで重要なことは、つま先余裕と甲回り、踵回りのフィットである。 靴の作成過程をみると、甲まわりサイズよりも靴は細く作るのが基本になっている。 これを靴業では「ころし」という。 ころしを感じると心地いい素晴らしい履き心地がえられる。 その結果つま先に力が入りやすくなる。 ただ履き続けると、靴が大きくなったり、また生理的に足の甲回りも変化し、ころしだけでは対応が難しい。
そこに「靴ひも」が登場する。 歩いている途中でもちょっと立ち止まりひもの締めなおしを願いたい。

靴ひもの締める位置は、特に足の中足骨部(写真のテーピングの位置)である。 面テープなどもいいが、ひもほどいいものはない。 それはわずかな締め加減がフィット感を決めるからです。   フィットすると足全体がしっかりして歩幅も広くなる。  同時に良い姿勢が取りやすくなる。
靴ひもはテーピングの仕事をしていると言っても過言ではありません。
二足歩行の我々は、姿勢が先であることは誰でも承知している。 身体の土台は足です。 

シューフィッター 〘大木金次〙
posted by シューフィッター at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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