2018年09月05日

踵のカーブ(タテ)とフィッティング

街中で踵が脱げている光景に出会うのは日常茶飯事。 そのような光景に欧米の方は疑問を感じながら眺めているようだ。 踵が脱げていても不都合はないのだろうかと? 脱げていながら歩いているということは歩幅も広がりにくい、つまりしっかり歩けていないことになる。
踵のフィット感は人によって相当違い大変シビアなものです。 踵がきついよりは大きめのほうが「まし」と考えている人がいるのではなかろうか。


靴が脱げやすい日本人?は踵のカーブ(タテ)に差があるのか? 平成21年に発行の資料「ヒールカーブ3タイプの出現人数(出現率)」(社)日本皮革産業連合会によると、4mm以下男性24%・女性18%、8mm以下男性65%・女性70% 12mm以下男性11%・女性12%(下記グラフ)
計測のについては、例えば右足を外側面から見たとき、踵後部の最も凸の位置に対して、足首後部(アキレス腱)の最も凹んだ位置がどれくらい内側に入っているかを、3パターン(4mm、8mm、12ミリ)のスケール(下記写真)を踵にあてて調べる、とあります。

IMG.jpg(社)日本皮革産業連合会 2009年.jpg

凹みが少ない(4mm以下)と、バックベルトサンダルを履いた時、ベルトが下に落ちやすい人が女性の約5〜6分の1がこのタイプに該当すると記されています。
大雑把に20%ぐらいの人がベルトが落ちやすいということになるが、サンダルではない通常のシューズにおいても同じような現象になりやすいということになる。 つまり踵が常に脱げ加減の人が多いということです。

靴のフィッティングの中で、踵に合う靴を選ぶことは大変むずかしい。 足のカーブの見極めも簡単ではないが、靴のカーブを判断することも難儀である。 本格的なオーダーメードであればともかく、既製品ではカーブに関する表示もなく、店頭においてフィッティングの経験にたよる以外にない。
そこで、足のカーブの計測に下記の器具を用意している。 3パターンであるが実際使ってみるとかっちり決まることは少ない。 つまり目安ということになる。 また 踵には横のカーブ(太さ)もあるためフィッティングはさらに難しい。

001.jpg 縮小.jpg

踵のカーブ(タテ)は、甲の高さに影響するようである?  甲高の人は踵のカーブが少ない?ようです。
日本人は甲高が多いと聞くが、これからはどうか。 細い足が多くなり、土踏まずが低くなると踵のカーブはどうなるだろう?
靴のフィッティングはつま先に余裕があり踵をフィットさせること。 どちらもそう簡単ではない、それはフィット感という個人的な感覚が入るからです。 特に踵のフィット感については非常に敏感な人が多い。 
踵が合いにくい人はシューフィッターに相談することが必要です。
シューフィッター〘大木金次〙


posted by シューフィッター at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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