2018年06月15日

Leather Rebeal No.6 カビを遠ざけるには?

みなさん、こんにちは。
レザーソムリエの永田聖子です。

レザーソムリエとは、「JLTA 日本革類卸売事業協同組合」で2017年から認定している資格です。
2018年度も、東京・大阪で、皮革講座を開催します。
ご興味のある方はWebページをどうぞ↓
https://www.leather-sommelier.jp/entry-course/

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さて、梅雨入りして、革にとって脅威の湿気の季節、到来です。
湿気はカビの大好物なのです。

カビが生える条件は3つ。
水分・栄養・温度
です。

まず、温度。夏はカビにとって好都合です。 革製品をは、身に付けている時、体温でカビの快適な温められます。夏は気温が高いので、カビが生えるには好都合なのです。

そして、革自体がカビの栄養の元となるたんぱく質でできています。手入れに使う油分も、靴などの内側に残された、体から出た汗などに含まれる有機物も、カビの栄養源です。

そして、水分は、空気中にたくさん含まれています。
それは湿度で表され、およそ60%を越えると、カビが生え始めます。

カビを遠ざけるには、水分を遠ざけるのが、一番簡単ではないてしょうか。 カビも、人も、同じ生き物で、快適な環境が同じです。
私たちが水分補給を怠ると熱中症になってしまうように、カビも水分がなくては生きられないのです。
クローゼットやくつ箱を風通しして湿度を下げたり、乾燥剤で湿気を防ぎましょう。

乾燥剤にはいくつか種類がありますが、主にシリカゲル系と、塩化カルシウム系があります。

革製品には、シリカゲル系の方が手軽で簡単ですが、場合によって塩化カルシウム系と使い分けると良いと思います。

まず、塩化カルシウムは、シリカゲルより吸湿力が優れています。
空気中の水分を吸収して水分に変える性質があるので、これを靴などの革製品用の除湿剤として使用している物は、取り扱いに注意が必要です。革に触れると革を傷めてしまうのです。
湿気を吸ってゼリー状になるタイプは、パッケージが破れるような力を加えないようにしましょう。
水分を塩化カルシウムの水溶液にして貯めるタイプは、容器の内蓋をはがしたり、倒さないように気を付けてください。

シリカゲル系は、塩化カルシウム系より吸湿力は劣りますが、湿気を捕らえる速さに勝ります。また、吸った湿気を天日干しなどして乾かせるので、再利用する事ができます。

革もまた、ある程度の水分が必要で、乾燥しすぎるとシワや表面のひび割れなど、劣化の原因になります。
シリカゲル系の乾燥剤は、湿気を取り除くスピードと、穏やかな吸湿力が特長で、革製品に使いやすいのです。

更衣のあとしばらく経ちました。せっかく手入れしてしまっている革製品が、秋にまた良い状態で使えますように。



参考サイト↓
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20140624/1058647/?ST=trnmobile&P=4

https://www.gimmick-works.click/?p=2240
http://www.st-c.co.jp/plus/question/answer/40.html
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ktsin/

https://fashion.pintoru.com/leather-shoes/mold-care/
https://ameblo.jp/ms-foot/entry-12174870622.html

上級シューフィッター、ウォーキングマスター、レザーソムリエ
永田聖子
posted by kemix4 at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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