2018年04月05日

衰えの大きい足の感覚

加齢による感覚の鈍る度合いは圧倒的に足が高い(二点識別覚のデータにおいて)という研究結果がある。 老化は足からという言葉通りのようです。
足は指先や手、唇などについで3番目に感覚が鋭敏。しかしどの部位よりも足ゆびや足裏だけが著しく感覚が鈍ると記している。
(足についての本当の知識 実業之日本社から  下記の図とも)

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足の上に身体があるといわれるが、足の感覚の低下は生活の質を著しく低下することなりかねない。 感覚の低下以前に身の回りを見渡しても様々な困難がついてまわる。
例えば家の中の急な階段、滑りやすい床、水回りやわずかな厚みのカーペットやさらに滑りやすいスリッパなど、探すほど危険がいっぱいである。 外出すれば硬い地面や厚い靴底、そしてソックスを着用するなど。
そこに感覚の低下が入るとどうなる? 
少なくとも感覚の低下に弾みをつけるようなフィッティングは避けなければならない。 きついつま先などです。  

高齢者の転倒は意外なことに家の中が多いという。 その点、外出時の靴という履きものは足(身体)の安定に一役かっているのかもしれない。 もちろん確かなフィッティングがあればこそです。

そこで感覚の低下を少しでも遅らせるには?
日本家屋の靴脱ぎの文化はありがたい。 何といっても素足になる時間が長いことはいいことです。 しかし上に記したように家の中でも気をつけるべきことは数々ある。 ただ家庭でも靴を履き続ける欧米と比べればいい環境です。 

そして積極的な心がけが重要になる。 それにはやはり運動を欠かさないことでしょう。 早朝のラジオ体操や足のグーパー運動やウォーキングなど。 それに上記にあげたように趾先(ゆびさき)が充分に動きやすい靴選びが大事なことになる。

同時に足の皮膚を常に若々しく保つことも大事になる。 もちろんしっかり立つには足爪の管理も大事です。 最近フットケアの施術者が増えているが積極的に受けてほしいものです。 フットケアは春から始めると語った医師がいた。 真冬になり踵の皮膚が割れてから気がつくようでは遅い。

今まで余り語られてない足の感覚の低下について、改めて認識することが重要です。  
人は立ってこそ人間なのです。


どうして他の部位より足の感覚が著しくにぶるのでしょうか? 
足は重力に逆らい最下位にあるからでしょうか?  平衡感覚の低下や不安定もあるといわれ、要因はさまざまのようですが、靴のフィッティングはもっとも身近な事柄です。 
足や靴に携わる者として確かなことは、フィッティングの啓発ではないでしょうか。
シューフィッター【大木 金次】
 
posted by シューフィッター at 00:00| Comment(0) | 足と靴の環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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