2015年05月20日

足囲(そくい)について

朝晩はまだまだ少し寒いですが、日中は初夏の陽気です。
皆様の靴と足は快適でしょうか?

前回「足囲(そくい)と足輻(そくふく)」のお話をしました。
今回は足囲(そくい)についてもう少し詳しくお話をします。

足囲(そくい)という文字は『足』あしと『囲』(かこい)と書きます。
「あしのかこい」は足の太さのこと。一般的に足囲は親指の付け根と小指の付け根の「ボールガース」部分を言いますが、足の太さは場所に場所によってサイズは変化します。下の図のように足を上と横から見るとこんな感じになります。見ていただくと足のサイズの変化がわかりますね。
足の区分の名称.jpg

(*プロフェッショナルシューフィッテイングより)

靴を作る土台となる木型を作る時に基本となる部分が下記の4箇所です。
足の計測(足囲).jpg

靴を作るときになるベースの靴型(ラスト・木型)は、ボール部分の「一の甲」、ウエスト部分の「二の甲」、インステップ部分の「三の甲」、踵(かかと)から足のインステップ部分までの「ヒールガース」、4カ所の足のサイズを測って作っていきます。
オーダーシューズの時はこのように細かく測り、自分の足の特徴がより細かくわかります。
一般の既成の靴をフィッティングする時は前回お話した「足長(そくちょう)、足囲(そくい)、足輻(そくふく)」の3箇所で測り、サイズの目安にします。
オーダー靴と既製靴のフィッテングの違いはそこにあります。

「靴と足」は体の土台となります。
自分の足に合った靴で歩くと快適な歩行が出来ます。
靴と足にはいろんな特徴がありますので、是非お近くのシューフィッターにご相談してみてください。

上級シューフィッター&フースフレーガー  藤井 恵



posted by ベーター at 10:31| Comment(0) | 靴と足 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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