スポーツ健康フェアにおいて多くの方の「足の計測」を行いフットプリントを採取してお渡しをした。 終了後ふと振り返ってみると踏まずの低下は右足に比べ左足のほうが多いことに気がついたのです。 子ども、女性、男性様々な方の足を計測しましたがどうして左足なのか? 私なりに考察をしてみた。
多くの方が右足が利き足(ボールを蹴る足)になっていること。 サッカーなどは右でも左でも同じように蹴れるようにと指導者は練習に熱を入れているようですが、どうしても右足が中心になりやすいと。
そのようなことから右足は多様な動きを常に行っており器用になっていると考えてもおかしくはない。 右足は攻撃足運動足とも言われ足裏の接地時間は、左足より短いと足の研究者は語る。 つまり左足に重心が長くかかることになり足底への負担がどうしても多くなる。 その結果左の足裏の接地が面積が多くなりバランスを取っているのであろう。
土踏まず部の高さは左右同じという発想に立ちやすいが、インソールの製作などには一考を要することが大事ではなかろうか。 購入する靴は左右が同じものであり大きな違和感は感じない人が多いが、やはり履きならした靴ほどいいものはないと誰でも言う。
左右の土踏まず部の違いは長年の身体の生理から生まれる・・・そのような環境を大切にしたい。 そのようなことから、計測後「左足の土踏まず部が低下しているようですが?」などと簡単に指摘をしているが少し軽はずみな言動かもしれない・・・そんな気がしてきた。
【大木 金次】
2012年11月15日
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