2012年10月10日

「シューフィッターを知って頂く大切さ」

今月の婦人雑誌にシューフィッターの方の記事が掲載されていました。
ペ―ジを捲っているとチラッと見えて、時間がなくゆっくりは読めなかったのですが嬉しい気分です。
「FHA認定上級シューフィッター」の方が靴合わせをしている写真が載っていました。
少しずつ認知されているのですね。
 ほんとに少しづつで、全く知らない方も多いです。
是非、知って頂いて足を大切にし、靴を選ぶ時はご相談して頂きたいものです。

 私の店では、予約優先の販売形式を取っています。
「なぜ、予約にしているか?」をご説明する事には時間が掛かります。
予約せずに来店される方もやっぱりいらして、その都度ご説明します。
 先日、来店されて4年は経つであろう女性のお客様がようやく「予約制」にしている理由を理解してくださいました。
今までは、痛いところがなかったのですが、最近、膝の痛みが出始めてその為に靴選びに時間を掛ける事になりました。
また、修正や調整もしましたので余計に時間が掛かりました。
時間は掛かりましたが、靴を替えて調整をして以前より足や膝が楽になりました。
その為の準備時間や他のお客様とご一緒では中々出来ない事が分かって頂けました。

足の計測をする、靴を探す、選ぶ、歩行姿を見るetc・・・
そのような事に時間も使います。
また、その方のライフスタイルに足のトラブルの原因が潜んでいる場合もありますので、生活状態のお話しも致します。
お客様からすると「言いたくないお話し」や「関係ない話」もあるかもしれないのです。
趣味の時間が長過ぎて、家族によく思われていない時はその時間に履いている靴のお話しなどはタブーになってしまいます。
ダンスなどもその一つで、パンプスを履く事で足が痛くなることが多々あります。
「痛い」と言えば、「やめた方がいいよ」と言われる。
止めるのは嫌なので、「痛い」と言わなかったり、「違う靴で痛くなる」とお話しして下さったりという事もあります。
好きな事をしながら、足も元気になるように工夫をしていく事をお伝えします。
運動する事や靴紐も普段からしっかり締める事など、当たり前の事ですが再確認する事になります。
只々、我慢は楽しくないです。
楽しい時間の為に努力して頂くことをお願いしています。
足と靴を通じて心が通うと、靴選びも楽しい時間になるようです。
最初から「シューフィッター」がいる店だからと来店して頂いているお客様は最初からお話をして下さったり、こちらの話もよく聞いてくださいますね。
「シューフィッター」を知って頂けるようにしていきたいです。
情報発信、情報収集、工夫を続けていきたいと思います。

池川成子



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