2010年06月19日
足関節(足くび)の動き
足関節(足くび)が子どもの足のように動いてほしいと願うのは誰でも同じであるが、その動きが加齢とともに小さくなることに気がついている人は少ないのです。 転倒して始めて足くびの関節が・・・と改めて気がつき足全体の運動に目覚めるようである。 図は幼児に草履履きを勧める原田碩三名誉教授(兵庫教育大学)がまとめたものです(わかりやすい子どもの足とはき物の話・日本教育シューズ協議会発行) 図の縦軸は足関節の前後、横軸は左右への動きを示す。 幼児でも靴とぞうりでは可動域が相当違うことに注目願いたい。 人の足ははきものに左右されることを指摘しているもので、靴を履くということの良否が常についてまわることを念頭に置く必要があるのです。 つまづくときは足が上がらないからだけではなく、左右への安定がとりにくくなることも大きな要因なのです。 むしろ安定しないため足が上がりにくいということになる。 60歳の男性では前後には動くものの、左右へは幼児の数分の一にもなってしまう。 またハイヒールの可動域はさらに狭くなってしまう。 このようなことを人は知る必要があるでしょう。 可動域は突然狭くなるわけではなく、すでに子どものときから始まっているのです。 すべての人が慎重な靴選びと全身のストレッチ、フットケアに関心を持つことが重要である。 シューフィッター【 大木 金次 ( ooki kinji )】
関節の可動域に影響するのは筋肉の柔軟性だけではなく、つま先の動き、
敏捷性とも密接に結びついていると考えていますがいかがお考えですか。
この頃の凹凸が少ない環境では足の関節の柔軟性は保たれない。
【 大木 金次 】