2010年05月19日

「ヒールは外側から減る」に納得してくれた

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ヒールは外側から減り始めるが、それに対して恥ずかしいと考えている人は案外に多く男女とも同じようである。 この頃はウォーキングシューズを使用して闊達に歩いている人が沢山いますが、そのほとんどは最初からヒールの外側をカットしている靴が多い。 しかしそのことに気がつかず一ヶ月もしないうちにヒールが摩耗しているのではと心配している人がいるのです。 実は福祉協議会が主催する場で「足の骨格と靴」について話をする機会があり「ヒールはどうして外側から減るのか」に骨格図を用い実際の足も検証しながら時間をかけて実証したのです・・・踵骨は足の中心より外側に位置しており、しかも歩行時は大腿骨が外側に外転(ねじれる)するためヒールは外側が最初に接地すると説明した。 ヒールの中央や内側が減りやすい人は歩き方が自然ではないと付け加えたところ、ようやく納得をしてくれたのです。 その時の顔つきは晴れ晴れとして、さっぱりしたような印象にみえた。 今回は十数名のこじんまりした研究会であった。 そのため皆さんの足に触れ、一方では足をマッサージしたのですが、終了するころもう一度靴の話をしてほしいという声が上がった。 不思議なことですが、10名前後の出席者のときは皆さんが早く理解されるのです。 お金を出してせっかく購入した靴で困ることのないよう靴を選んでほしいと願っています。

 シューフィッター【 大木 金次 ( ooki kinji )】
posted by シューフィッター at 23:04| Comment(0) | 足の解剖学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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