明けましておめでとうございます。
皆さまにとって、新しいお年が素晴らしいものでありますよう、お祈り申し上げます。
「この靴、履きやすいから好きやねん」
つい、口をついて出る言葉です。
そういえば、履きやすいってどういうことょう?
私たちは「歩きやすい」「動きやすい」などと言わず、「履きやすい」と表現してしまいます。
それは、私たちが常に、履き物を着脱していることが表れている言葉だなぁと思います。
私たちは、普段、生活している間は圧倒的に、歩かないのでしょう。
「出掛けるときにだけ、靴を着ける」という生活だから、意識して歩く時間が意外にも少ないということでしょう。
ランニング、トレーニングなどの時は、その運動に見合った靴に履き替えますが、普段の生活では、身体を使っている意識がありません。
私たちにとって大切なのは、やはり、身体で、履き物は道具です。
目的に添った形をしています。
だから、使い方が正しくなくては、充分に機能しません。
今年は「履きやすい」だけでなく、「歩きやすい」を考えてみませんか?
上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ ・ヨガインストラクター
永田 聖子