2023年11月15日

アレグレットのテンポで歩こう 2023年11月

みなさん、歩いていますか?
かくいう私は、実は自転車で出かけることが多く、歩くためのまとまった時間が取れません。
たから、少しの間でも、歩くときは色々と気を配って、その時間を大切に歩いています。

アゴが出ていないか、腕は後ろに振れているか、目の前に一本の平均台をイメージして、そこから落っこちないように、内腿を引き締めて歩けているか、などなど。

一度にたくさんのことを同時にやろうと考えると、かえってうまく歩けなくなるので、2つくらいに絞って気を付けています。

それと同時に、五感をよく働かせるようにしています。たとえば、

雲の形。空の色。真昼の月。
鳥のさえずり、あれはひよどりかしら?
止まっている車の下、隠れているつもりの猫。
雨の降り始めの、土の匂い。
頬をひんやりと撫でる風。
目の前を走り過ぎる車のナンバープレート。えっ、そんな遠くから?ようこそ。

すると、胸いっぱいに、空気を吸い込みたくなります。
吸い込んだ息は、からだの隅々まで届いて、私を元気にしてくれます。

短い時間でもこんなに楽しく歩けるのは、なんといっても紐靴の紐を締めるからです。
みなさんもぜひ、試してみてくださいね。


上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ ・ヨガインストラクター
   永田 聖子
posted by kemix4 at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年11月20日

フットケアと靴No63.

11月も後半、京都は紅葉が見頃になり、多くの外国人観光客で賑わっていました。

このブログで「爪病変」を昨年4月から投稿。その爪病変を調べるのに参考になったのが、「爪病変大辞典」の書籍です。
(「爪病変大辞典」はドイツ語の書籍【Das große Buch der Nagelerkrankungen】を、日本語出版実行委員会が多くの方のご支援と、ご協力で翻訳し、日本語版として発行した書籍です。)

「爪病変大辞典」のドイツ語の原書籍を書かれたのが、アンケ・ニーデラウ先生。先生が日本へ初来日し、16日東京、17日名古屋、19日京都と3箇所で記念講演会でご講演いただきました。

アンケ・ニーデラウ先生のご講演
「ドイツフットケアと爪病変」
「子どもの爪、靴・靴下、糖尿病」
「ドイツフットケアの実技」

先生はご講演の中で、「フットケアも大切だが、靴・靴下の関連もあり、靴・靴下のチェックも重要」と言われました。

これは大人だけではなく、歩き初めの子供からきちんとチェックすることは重要だとも言われています。

IMG_9025.JPG

来日記念講演会の実技では、靴内のサイズと足のサイズを比べたり、握りこぶしを使って、靴下のサイズを確認して、フットケアを始められました。

「爪病変」と言ってもたくさんの種類があり、また子供にもの爪のトラブルは起こります。

まずはトラブルを起こす前に
●正しいフットケア、正しい爪の切り方
●足に合った靴選び
●足に合った靴下選び
この3つを気をつけることで、トラブルを防ぐことができます。

子どもから大人まで、健康な足でいて欲しいと思います。

健康な足作りのためにも、シューフィッターと色々と相談しながら、靴選びをお勧めします。

これから寒くなる季節です。
足を健康に、「快適な靴と足」でお過ごしください。

マスターシューフィティング&フスフレーゲマスター 藤井 恵



posted by ベーター at 21:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年11月25日

爪トラブルと靴

今月の藤井恵さんのブログの内容と一部ダブりますが、先日ドイツのフットケアの専門家であるアンケ・ニーデラウ先生の講演について書きたいと思います。(今月の藤井さんのブログも併せてお読みください)

「爪病変大辞典」という爪のトラブルとその対処法がぎっしり詰まった本の日本語版の出版記念講演で、東京・名古屋・京都の3会場で行われました。その東京での講演を聴いたのですが70人近い聴衆が熱心にお話を聞いていました。この日本語版の出版に尽力されたのが、この共有ブログでもおなじみの藤井恵さんです。
藤井さんは仲間のメンバーと出版費用を得るためにクラウドファンディングも行い成功しました、また今回のアンケ・ニーデラウ先生の来日も以前からの夢であったとのこと。
本当に素晴らしいことです。夢を持ちそれに対して努力すること、そして必ず夢はかなうことを改めて教えて頂きました。

爪病変.jpg

さて先生のお話のトップに来たのが、爪トラブルの原因でした。そして最初に出てきたのが靴の話でした。これには驚きました。
フットケアの専門家がまず靴と足のフィッテイングの重要性を語る、というのは我々シューフィッターにとっても心強いことです。先生は靴のフィッテイングに関してもとても詳しくまるで海外のシューフィッターの方の話を聞いている錯覚に陥りました。

その中で一番大切なのはトー部(つま先部)の問題でした。一番長い趾から靴の先端までは捨て寸という隙間がないと趾先を痛めてしまうのですが、その重要性を話してくれました。日本のシューフィッターのテキストには捨て寸は女性1センチ、男性1.5センチと書いてありますが、これは各国共通ではないようです。ただ捨て寸が重要なことは世界共通であることが再認識できました。
僕は常々フィッテイングのポイントで一番重要なのはつま先!と話しているので大変うれしかったです。

ちなみに僕がつま先で重視しているのは 1.捨て寸が適正にあるか 2.母趾が靴の中で上下に動くか です。
この二つの条件がそろわない靴は買ってはいけないと思います。理由としてはつま先には多くの靴は先芯という固い芯が入っているからです。これはつま先の保護と型崩れ防止のためなのですが、固い芯のため馴染むことがないのです。
そのため履き続けていっても捨て寸がなければずっと捨て寸がないままであり、必ず爪や趾に悪影響を与えます。

今後も分野が違う方の話を積極的に聞き自分の知識の確認や新しい視点を見つけていきたいと感じました。アンケ・ニーデラウ先生、藤井恵さん、本当にありがとうございました。

 最上級(マスター)シューフィッター、健康ウオーキング指導士 林 美樹
posted by ミッキー at 02:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする