2023年09月01日

悪魔のトリセツ No.155 旅行のお供は?

朝夕は少し過ごしやすくなり、
お店でも、秋の色に目が向くようになりました。

ところで、秋と言えば、旅情を刺激されませんか?
皆さん、旅のお供には、どんな靴を履いて行かれますか?
お天気も気になるし、荷物は減らしておきたいし、おしゃれもしたいです。
悩ましくも楽しみなことです。

私は、よく足に馴染んだレザースニーカーに防水スプレーをして、基本の一足にしています。
荷物には、ハイヒールを一足。

ハイヒールは、まさに着脱が簡単で歩きやすいので、ちょっと宿から出るときのツッカケ代わりなどにも重宝します。
ラフな服装にも、ハイヒールを着けるだけで背筋も伸び、たちまち「カジュアルアップ」できるので、ホテルのレストランに気兼ねなく入れます。
私の旅には欠かせないお供です。

次の目的地へ移動するときなど、たくさん歩きそうな時はスニーカーです。
特に紐の締め方に気を付けています。

足のアーチ部分に革を巻き付けるように紐を締めます。

紐が緩みにくいよう、着脱がしやすいよう、履き口のシューホールにはアンダーラップに、それより先はオーバーラップに紐を通しています。

旅先は、初めて歩くことも多く、知らない道を荷物を抱えて移動するので、動きやすく丈夫なレザースニーカーは、私の頼もしい旅のお供です。

さあ、芸術の秋、食欲の秋がやって来ました。旅先で珍しいもの、美しいもの、美味しいものとたくさん出会えますように!
靴紐を締めて、秋を楽しく健康に過ごしてくださいね。


上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ ・ヨガインストラクター
   永田 聖子
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2023年09月05日

使用後の靴を見る・・ヒール部の摩耗から想像できること

靴の中や底を見ることを習慣にしましょう。
足は身体の最下位にあるだけに靴の底をみるだけで立ち方がみえてきます。
IMG_2685 健康 フィッテング.JPGIMG_2687 健康 フィッテング.JPG
靴を上からみると左右差はあまりないように思われますが、右足の履き口がやや広めかな?というところです。 靴を見るとわずかな支えのある中敷きを入れているようです。 長さは靴の三分の二ほどの長さのもの。 この中敷きはヨコアーチと縦アーチをわずかに支えるようなものが入っています。 

ここで足や靴の評価で大事なことは、多くの方が摩耗の広い右足に集中しがちで、左右ある物の難しいところです。 写真の靴は右足より左足にあるとも考えられます。 ややもすると左足はわずかに扁平ぎみで歩いている?ようにも見えます。 
その他両肩の左右差(高さ)などにも関心をもつ必要があるようです。

靴の仕事は古くから半医半商と言われ、評価はなかなか難しいものです。  さらに上に記したように左右ある靴は評価が反対になることもあり、忙しいときなどは頭が混乱することもあります。 さらに足もとだけにお客様との言葉遣いにも神経をつかうことが多い、靴業は大事な仕事の割合になかなか難しいものがあります。

シューフィッター 大木金次
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2023年09月10日

高齢者の外反母趾

9月になり、ほんの少し朝夕の風に秋を感じています。
と言っても、まだまだ暑いので、「秋の熱中症」という表現も出て来ました。
健康管理に注意して過ごさないといけませんね。

外反母趾は多くの方のお悩みです。
でも少し曲がっている程度でしたら、幅の広い靴を履いたり、紐靴で調整したりできます。
もちろん、外反母趾用の靴も販売されていますので購入時に試し履きをして選んでいただきたいと思います。

高齢者は外反母趾だけではなく、他のトラブルも重なってきます。
外反母趾が進んでしまう事も多々あります。
足趾が重なってしまうと、靴を探すにも大変苦労しますし、足趾の重なった所が靴に当たって痛みが出たり、胼胝になったりします。
その対策として、靴に鼻緒を付けます。
お部屋では、ベンハータイプのサンダルを履かれていますので、履き心地は分かっておられるお客様です。
履く時には、足趾の間に鼻緒を挟みますので、ちょっと時間が掛かります。
と言っても1分も掛かりません。

少しづつ足趾が重なっていくので、気にされていましたが、どうすれば良いのか分からなかったそうです。
外反母趾が治る訳ではありません。
今の状況より、過ごしやすい状況にするだけです。
最近は手術する方も増えて来ました。

相談してみるのも良いのではないでしょうか。
シューフィッターに相談して、靴のアドバイスや、インソール、外出時の靴選び、屋内での靴選びなどです。
ひょっとしたら、工夫することがあるかもしれません。

人生100年時代、外反母趾のお客様も90歳近い方が多くおられます。
70歳代で無かったトラブルも90歳になって起こるかもしれません。

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快適な毎日を送るために、足の状況の確認、運動、休息を大切にしてください。
暑い夏を乗り切った強い体を労ってあげましょう。

シューフィッター  池川成子


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