2023年08月25日

足の幅と靴選び

連日猛暑が続いているこの頃ですが、予約で来店されるお客さまのキャンセルが少ないのは本当にありがたいことです。
「この暑い中わざわざお越しいただいて・・・」とご挨拶すると、多くの方は「本当に足に合った靴がなくて困っているので暑くても来ます」と言っていただけています。本当に嬉しいです。

ところでそのお客様の中には、足の幅が細くてどんな靴を履いても足が前に滑ってしまう、という方が多くいらっしゃいます。
日本人は昔から甲高幅広、というイメージがあるのですが、このところ足幅が細い方が増えていることは事実です。
足幅は細い順にA,B,C,D,E.2E,3E,4E,F と並びます。女性の平均はEです。次に多いのが今はDと言われています。
しかし日本の既成婦人靴の多くの幅は Eか2Eなのです。
靴サイズ表.JPG
婦人靴 JIS規格表
計測した数値をこの表に当てはめてサイズを判定します。

以前ここでもご紹介したそごう横浜店開発の「リーンインシューズ」は幅がC、Dです。また銀座ヨシノヤや銀座かねまつもD以下の幅の靴を出しています。そういう意味では最近は細幅さんの方も選ぶ靴が増えてきていると思います。
あと細幅の方は自分の足が細いと気が付いていないことも多いです。E、2Eの靴が長さ(足長)は合っているのに足が前に滑ってしまう、という方はぜひ一度靴売り場で足を計測してもらってください。びっくりするような数値が出るかもしれませんよ。

もちろん反対に幅広の方も一定数います。こちらは3E,4E、Fのサイズです。Fの靴はなかなかないですが3E,4Eの靴は以前から売り場に出ています。探せば必ずあります。
このように自分の足の幅を知って靴選びをしていくことはとても大切だと思います。

そしてもう一つ、計測値=靴のサイズ とは限らないことも知っておいて下さい。あくまで目安です。
「えっ!それではどうやって幅を合わせていくの?」と思っている方はぜひシューフィッターにご相談ください。計測値を参考にしながら(これが大事です)皆さんに合った靴を探してくれますよ。

宣伝になりますが、きたる9月10日(日)にそごう横浜店B1F婦人靴売り場特設会場において私のトークショーを開催いたします。
タイトルは「快適な歩行のための正しい靴の選び方」
今回は足の幅に合わせた靴の選び方のお話です。売り場にあるC,Dの幅から4Eの幅までパンプス中心にご紹介いたします。
時間は 13:00〜と15:00〜 各回20分程度です。終了後は私を含めたシューフィッターによる足の計測会も行います。もちろんすべて無料です。お時間が合えば是非お立ち寄りください。

 マスターオブシューフィッテイング(最上級シューフィッター)、健康ウオーキング指導士 林 美樹
posted by ミッキー at 02:00| Comment(0) | フィッティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする