8月も後半になりましたが、まだまだ暑い日が続いております。「この暑さはいつまで続くのか?」と思うこの頃です。
さて、今月は「巻き爪」シリーズの第3回目となります。今回は巻き爪のケア方法について、投稿させていただきます。
巻き爪のケアには大きく分けて、予防ケア、器具を使ったケア、手術的な治療の3つになります。手術的な治療については、医療の分野になりますので、このブログでは予防ケアと器具を使ったケア、靴・靴下について投稿します。
【巻き爪ケア】
◎巻き爪を短くする際には、爪が割れるのを避ける為に、ネイルニッパーの先端を使って、少しずつ切っていかなければならない。
◎巻き爪の症状が軽い場合には、しっかりと継続的にタンポナーデを施すことで、爪を十分に矯正することができる。
◎巻き爪の痛みが増す場合には、巻き爪矯正法を用いること。
しかしここで一番重要なことは、至急靴を足に合った靴に取り替えるように、患者に説得することである。
(「爪病変大辞典」第3章 3.4巻き爪 治療より(*上記の内容は、重要な点のみ投稿しております。))
【予防】
○両親への指導
○成人への足に合った靴下や靴についての説明
○正しい爪の切り方
○足の運動による足の変形予防
(「爪病変大辞典」第3章 3.4巻き爪 予防より)
(*「爪病変大辞典」は【Das große Buch der Nagelerkrankungen】(ドイツ語書籍)を日本語出版実行委員会で翻訳し、発行した書籍です。)
巻き爪のケアについては、フットケアサロン、皮膚科など、足のケアができるところで、施術を受けることをお勧めします。
予防について特に足に合った靴・靴下選びも重要になりますので、ぜひシューフィッターにご相談下さい。
まだまだ暑い日が続きますが、熱中症には注意して、「快適な靴と足」でお過ごしください。
マスターオブシューフィッティング&フスフレーゲマスター 藤井 恵