2023年08月05日
靴の中を清潔にしましょう
大量にたまったホコリ・・・これほどになると保健衛生などという話もどこかに飛んでしまうようです。 これまでになるには何年もかかっていると思われるが、その期間は中敷きは入れっぱなし,
靴ひもにも手が届いていないようだ。 なぜホコリに気がつかないのか? 靴に手がいかないのはどうしてか? 屈むのが辛いのか? 靴の衛生に関心がないのか? キリのないほどの?が出てくる。
この靴もまったく手付かずです。
身に着けたモノでこれほど汚れた環境は他にないでしょう。 靴の衛生だけが取り残されていると言ってもよさそうです。
今回は衛生の話をしていますが、別の角度からなぜホコリが溜まる?
その要因は、「ふいご現象」が靴内に起こっているからです。 ふいごは鍛冶屋さんが使う空気を送る道具。 歩行の際足と靴のわずかな隙間から空気が出入りします。 靴ベラを使って靴を履くと「スポッ」という音を発することがありますが、このときもふいご現象が起こっていると言えます。
トウ先(靴のつま先)の埃をみてもわかりますが意外に乾燥しています。 足にとっては湿っているよりは良いとは言えますが、ホコリに気がつかないのはいただけません。
話が少し違いますが、トウ先ではなく靴内の後足部、踵後ろにホコリが溜まっている靴をときどき見かけます。 靴を脱いだらホコリが直に見えるわけですが、それでも放置している人がいます。
常にブカブカというほど大きめの靴を履いている人に多いようで、大きめの靴を好むまたフィットする靴が辛いという人です。
身体にホコリはいいことはありません。 定期的に中敷きをはずしてチェックを願いたいものです。
シューフィッター 大木金次