2023年08月15日

アレグレットのテンポで歩こう 2023年8月

毎月15日のブログでは、
人体の不思議について書いています。
例えば歩いてふくらはぎの筋肉を動かすことが、身体の血液を循環させる心臓の働きを補助することになるといいます。
ふくらはぎは、「第2の心臓」と呼ばれます。

ふくらはぎの筋肉が伸び縮みすることで、その中にある静脈が揉まれて、血管の弁が血液の逆流を防ぐ働きにより、足の末端から心臓に向かってジャッキアップするように血液が送り返されます。
筋肉が、お乳を搾るように静脈血を持ち上げて行くので、「ミルキングアクション」と呼ばれます。

歩くだけでも、ふくらはぎが伸びたり縮んだりするので、ミルキングアクションが起こります。

2本の足で立つ私たちは、縦長の身体をしています。
足先まで届けた血液を、また心臓まで回収するのは大変ですが、「第2の心臓」のお陰で心臓は大助かりです。

ちょっと気分転換に、身体のリフレッシュに、歩いてみませんか?
きっと元気が出ますよ。

上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ ・ヨガインストラクター
   永田 聖子
posted by kemix4 at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月20日

フットケアと靴 N0.60

8月も後半になりましたが、まだまだ暑い日が続いております。「この暑さはいつまで続くのか?」と思うこの頃です。

さて、今月は「巻き爪」シリーズの第3回目となります。今回は巻き爪のケア方法について、投稿させていただきます。

巻き爪のケアには大きく分けて、予防ケア、器具を使ったケア、手術的な治療の3つになります。手術的な治療については、医療の分野になりますので、このブログでは予防ケアと器具を使ったケア、靴・靴下について投稿します。

【巻き爪ケア】
◎巻き爪を短くする際には、爪が割れるのを避ける為に、ネイルニッパーの先端を使って、少しずつ切っていかなければならない。
◎巻き爪の症状が軽い場合には、しっかりと継続的にタンポナーデを施すことで、爪を十分に矯正することができる。
◎巻き爪の痛みが増す場合には、巻き爪矯正法を用いること。

しかしここで一番重要なことは、至急靴を足に合った靴に取り替えるように、患者に説得することである。
(「爪病変大辞典」第3章 3.4巻き爪 治療より(*上記の内容は、重要な点のみ投稿しております。))

【予防】
○両親への指導
○成人への足に合った靴下や靴についての説明
○正しい爪の切り方
○足の運動による足の変形予防
(「爪病変大辞典」第3章 3.4巻き爪 予防より)

(*「爪病変大辞典」は【Das große Buch der Nagelerkrankungen】(ドイツ語書籍)を日本語出版実行委員会で翻訳し、発行した書籍です。)


巻き爪のケアについては、フットケアサロン、皮膚科など、足のケアができるところで、施術を受けることをお勧めします。

予防について特に足に合った靴・靴下選びも重要になりますので、ぜひシューフィッターにご相談下さい。

まだまだ暑い日が続きますが、熱中症には注意して、「快適な靴と足」でお過ごしください。

マスターオブシューフィッティング&フスフレーゲマスター 藤井 恵
posted by ベーター at 03:42| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月25日

足の幅と靴選び

連日猛暑が続いているこの頃ですが、予約で来店されるお客さまのキャンセルが少ないのは本当にありがたいことです。
「この暑い中わざわざお越しいただいて・・・」とご挨拶すると、多くの方は「本当に足に合った靴がなくて困っているので暑くても来ます」と言っていただけています。本当に嬉しいです。

ところでそのお客様の中には、足の幅が細くてどんな靴を履いても足が前に滑ってしまう、という方が多くいらっしゃいます。
日本人は昔から甲高幅広、というイメージがあるのですが、このところ足幅が細い方が増えていることは事実です。
足幅は細い順にA,B,C,D,E.2E,3E,4E,F と並びます。女性の平均はEです。次に多いのが今はDと言われています。
しかし日本の既成婦人靴の多くの幅は Eか2Eなのです。
靴サイズ表.JPG
婦人靴 JIS規格表
計測した数値をこの表に当てはめてサイズを判定します。

以前ここでもご紹介したそごう横浜店開発の「リーンインシューズ」は幅がC、Dです。また銀座ヨシノヤや銀座かねまつもD以下の幅の靴を出しています。そういう意味では最近は細幅さんの方も選ぶ靴が増えてきていると思います。
あと細幅の方は自分の足が細いと気が付いていないことも多いです。E、2Eの靴が長さ(足長)は合っているのに足が前に滑ってしまう、という方はぜひ一度靴売り場で足を計測してもらってください。びっくりするような数値が出るかもしれませんよ。

もちろん反対に幅広の方も一定数います。こちらは3E,4E、Fのサイズです。Fの靴はなかなかないですが3E,4Eの靴は以前から売り場に出ています。探せば必ずあります。
このように自分の足の幅を知って靴選びをしていくことはとても大切だと思います。

そしてもう一つ、計測値=靴のサイズ とは限らないことも知っておいて下さい。あくまで目安です。
「えっ!それではどうやって幅を合わせていくの?」と思っている方はぜひシューフィッターにご相談ください。計測値を参考にしながら(これが大事です)皆さんに合った靴を探してくれますよ。

宣伝になりますが、きたる9月10日(日)にそごう横浜店B1F婦人靴売り場特設会場において私のトークショーを開催いたします。
タイトルは「快適な歩行のための正しい靴の選び方」
今回は足の幅に合わせた靴の選び方のお話です。売り場にあるC,Dの幅から4Eの幅までパンプス中心にご紹介いたします。
時間は 13:00〜と15:00〜 各回20分程度です。終了後は私を含めたシューフィッターによる足の計測会も行います。もちろんすべて無料です。お時間が合えば是非お立ち寄りください。

 マスターオブシューフィッテイング(最上級シューフィッター)、健康ウオーキング指導士 林 美樹
posted by ミッキー at 02:00| Comment(0) | フィッティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする