2023年06月01日

悪魔のトリセツ No.152 無理は禁物

ハイヒールを着ける効果はたくさんあります。そのひとつは、
「小顔」
です。
 
ヒールの高さの分、身長も高くなりますから、それに対するお顔の大きさの比率は小さくなります。
だから、小顔効果が生まれるのです。

ハイヒールを着けるときは、一番背の高い状態で居てください。
少しでも身長が伸びるような気持ちで膝も首もお腹も伸ばして歩きます。

これは慣れないと疲れます。
顎が出て背中が丸まって膝が曲がってしまうと、せっかくヒールで背を伸ばして小顔効果を出しているのに、かえって縮んでしまうと残念です。
疲れたら無理せずに一休みしてください。
頑張りすぎると後から筋肉痛になるだけでなく、不要な負担がかかって関節を傷めたりすると大変です。
だから、無理は禁物なのです。

けれど、ちゃんと体は慣れてくるものてす。
短い距離でも、上手に筋肉を使ってハイヒールで歩くと、それだけ筋肉が付き、健康増進に役立つと思います。

無理をしないこと、それがハイヒールのトリセツです。


上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ ・ヨガインストラクター
   永田 聖子
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2023年06月05日

つま先余裕・・・器用なあしゆび

足は感覚器官と言われていますが、まったく気にしていない人が多いのではないだろうか。 ソックスを着用して長時間靴を履いてしまうと、五本のゆびさえも忘れてしまうことも。

そこで足ゆびの感覚復活はいかがでしょうか。
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上記の写真は左右の足ゆびでプッシュをして確認しているところです。 左右同時に第五趾から、それから第4趾、第3趾、第2趾、第1趾とやっていきます。 やってみると、第5趾と第1趾の左右はわかりやすいのですが、中間の第2、第3、第4趾の感覚が大雑把のようです。
そこで足と同時に、左右の手も同時にやってみたのです。  そうすると足のゆび第2、第3、第4趾が何となくわかってくる。
これに気がついてから毎朝目覚め後にやっています。

IMG_2570 健康.JPG

次の写真は、靴の中の足の開き具合(つま先余裕)を見ているところ。 片側の靴を脱いで、同時に手の指の開きに合わせてやっているところです。 
靴の中でゆびが開いているか? 靴を脱いでいる足ゆびの開きと比べているものです。 手ゆびの開きと合わせてやっています。
こうして確認をするとつま先余裕が充分であるかがよくわかります。

靴のフィッテングでは、時間を割いて上記のようなポーズをやって頂いています。 お買い物の忙しい中、少し時間がかかりますがとてもいい評価を頂いています。 お客様から「よくわかります」と感激されることがあります。 ただこのような確認はウォーキングシューズなどトウ(つま先部分)の広めの靴に限られます。

トウ内のゆびの動きを確認することは非常に難しい。 その要因は誰でも感じることですがトウ内が狭くゆびが動きにくいからです。 そして当然ですが、ゆびの動きが見えにくいことが上げられます。  

以上のような動作から「手と足の動きは似ている」と考えています・・・これは個人差があると思いますが、手と足を同時にやってみてください。
シューフィッター 大木金次
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2023年06月10日

高齢者の足と靴  10年の変化

梅雨に入り大雨の心配が出ていました。
被害が少ないようにと願っています。

4月頃から、お出かけされる高齢者の方も増えました。
桜、藤、牡丹や芍薬を楽しまれたり、温泉でゆっくりされたりと以前のように過ごす時間が増えたようです。
でも、コロナ禍の外出制限は足の状態を悪化させていることも多く、靴の調整や新しいものにされる方も増えました。
初めて来られてから10年以上のお客様が最近多いです。
年に一度メンテナンスをしっかりされる方、13年ぶりの方など様々です。

年に一度の来店の方は、長時間のお仕事もされています。
「この靴があるから!」
と言っていただけるのは、嬉しいことです。
何足かを順番に履いて、体調が良く過ごされています。
その靴のメンテナンスには力が入ります。
できるだけ美しくなるように頑張っています。
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時間は掛かりますが、丁寧に磨きます。
元気の出る色に戻ります。

久しぶりの方
カルテを見ると13年ぶりの方は、以前より少し股関節あたりの状態が変わっていた様です。

お出かけ用の靴に気を使い、普段の靴やスリッパは見過ごされます。
でもお話しをすると思い出して、
「そうやったねぇ」と気持ちを切り替えて、しっかりと足のことを考えてくださいます。
通院しながら、日常を大切にされます。

何を大切にするかというと、本当に優先すべきは自分の体の将来に関わることだと思います。

スリッパは少しインソールで調整をしました。
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この微調整が、スッキリをしたようで、気に入っていただきました。
勿論、主治医の先生のアドバイスも交えます。

60歳代に来店された方、70歳代に来店された方が、「そんなに良いものは要らない」「そんなに長く履くことはないと思う」などと話していた事を思い出します。
人生が長くなった分、楽しむ時間も増えますが、健康がまず第一だと考えるよう変わりました。
足の健康が特に大切だと思われる方が増えたようです。

シューフィッター 池川成子












posted by k-burogu at 06:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする