スポーツクラブにおいて友人が足を見せてくれた・・「長時間ウォーキングをした翌日に爪が黒ずんできた」と。
その時の話を少し突っ込んで聞いてみたところ、少しなだらかな傾斜もあったが4〜5時間ほど歩いたかなと。 ここ数年履いていなかった靴を久しぶりに出して少しきついかなと感じながら歩いたが、ハイキングに履くような少し硬めの靴が悪かったのかな、と話をしてくれた。
ところがこの話を聞いていたところに、近くにいた友人2人が同じようになったと言い足を見せてくれた。
合計3人すべて70歳前後の男性、これには驚いてしまった。
このような爪の変化は、つま先余裕の足りなさから起こっているのではないかと思われる? さらに高齢によるつま先の力(補地力)の減少により靴内で前滑りをおこして窮屈になっているのではないだろうか。
高齢による指の変化について、情報誌「 ヘルシスト276 (潟сNルト本社広報室 発行」 に次のようなことが記されています。
『指先の爪の部分を血流スコープで見ると、正常な組織の人は、毛細血管がきれいに並走しているのが観察できます。 ところが老化した組織では、まばらになっています。 毛細血管が細くなり、血流も低下していくため血管がまばらに見えるのです。 細くなった毛細血管では周りの組織に酸素も栄養も運べません。組織はしだいにダメージを受けて、機能も低下していきます』
上記の研究内容は、今回の爪が黒ずんで見えることとは直接関係があるのかどうかは不明ですが大変参考になります。
足の写真と上記の研究結果から改めて「つま先余裕」の重要さを感じます。 その余裕とは捨て寸と言われるトウ先(靴のつま先)にプラス15ミリほどが必要と考えられます。 さらにトウの高さや幅にも十分な余裕が必要になります。 靴内の過剰な前滑りにも注意です。
ところで今回、爪が黒ずんで見えると話をしてくれたのは男性だけですが、女性にも起こっていると想像できる? 気づかれた方はコメントでお知らせくださればありがたいです。
靴の販売員は、靴のフィッテングの前にソックスを脱いで頂き、素足を観察することも重要なことです。 足の計測終了後「ソックスを脱いで見せて頂けませんか」と丁寧に申し出てみてください。 もし写真のような症状がありましたら、十分なつま先余裕の確保やひもの締め方、滑りにくい中敷きなど慎重にアドバイスを行ってほしいものです。
シューフィッター 大木金次
2023年02月05日
2023年02月10日
仕事の靴
仕事の靴は長時間履きますので、とても大切です。
決まった靴を履くことが決まっている場合はなおさらです。
今回は、安全靴を履く方が相談に来られた時のお話しです。
足の障害があり普通の靴を履くには、工夫が必要です。
支給される安全靴は、足に合わず自分で探して購入し履いておられます。
安全靴は、足を守るため前足部は硬く作られています。
その条件を満たした靴で、ご自身が履ける靴を探されます。
スニーカータイプの靴は履くことができます。
ですが、かなり大きめのサイズを選び、履きます。
甲が高いので、通常の安全靴は履きにくいのです。
また、硬すぎると足が痛くてたまらなくなります。
スニーカータイプの大きめの靴を購入し、足が前にいかないようにベロ(タン)に枕をつけます。
お客様とのお付き合いは、10年以上になります。
最初来店された時は、普通の安全靴も履かれていました。
段々、足が変化して工夫が必要になり、内容も変わってきています。
安全靴のオーダー靴は、価格の問題もあり、簡単にできません。
市販も靴で工夫をすることが今できることですね。
通常の靴は26cmぐらい、安全靴(スニーカータイプ)は28cmを購入されます。
仕事用の靴は、安全靴に限らず種類が多くありません。
コックシューズも同じです。
長靴が必ず必要とされる職場もあります。
大きすぎる靴は足にとってマイナス面が出てきます。
超高齢社会では、働く方の年齢も変わってきました。
お元気な方が働く姿は、見習いたいことでもあります。
足のサポートがさらに細やかに、広範囲にされていくことが望ましいです。
働くための靴、働く人の悩みの解消は、とても大切です。
足と靴のお話をお客様としながら、良い方法を見つけていきます。
お話は長くなってしまいます。
元気に働ける靴の提案を増やせるようにと思います。
シューフィッター 池川成子
決まった靴を履くことが決まっている場合はなおさらです。
今回は、安全靴を履く方が相談に来られた時のお話しです。
足の障害があり普通の靴を履くには、工夫が必要です。
支給される安全靴は、足に合わず自分で探して購入し履いておられます。
安全靴は、足を守るため前足部は硬く作られています。
その条件を満たした靴で、ご自身が履ける靴を探されます。
スニーカータイプの靴は履くことができます。
ですが、かなり大きめのサイズを選び、履きます。
甲が高いので、通常の安全靴は履きにくいのです。
また、硬すぎると足が痛くてたまらなくなります。
スニーカータイプの大きめの靴を購入し、足が前にいかないようにベロ(タン)に枕をつけます。
お客様とのお付き合いは、10年以上になります。
最初来店された時は、普通の安全靴も履かれていました。
段々、足が変化して工夫が必要になり、内容も変わってきています。
安全靴のオーダー靴は、価格の問題もあり、簡単にできません。
市販も靴で工夫をすることが今できることですね。
通常の靴は26cmぐらい、安全靴(スニーカータイプ)は28cmを購入されます。
仕事用の靴は、安全靴に限らず種類が多くありません。
コックシューズも同じです。
長靴が必ず必要とされる職場もあります。
大きすぎる靴は足にとってマイナス面が出てきます。
超高齢社会では、働く方の年齢も変わってきました。
お元気な方が働く姿は、見習いたいことでもあります。
足のサポートがさらに細やかに、広範囲にされていくことが望ましいです。
働くための靴、働く人の悩みの解消は、とても大切です。
足と靴のお話をお客様としながら、良い方法を見つけていきます。
お話は長くなってしまいます。
元気に働ける靴の提案を増やせるようにと思います。
シューフィッター 池川成子
2023年02月15日
アレグレットのテンポで歩こう 2023年2月
みなさん、こんにちは。
バレンタインデーが終わると、次のお楽しみはひな祭り?それともホワイトデーでしょうか。
お菓子屋さんには、工夫を凝らした新商品がたくさん並んで、目も楽しませてくれています。
バレンタインデーはじめ、美味しいイベントは自分へのご褒美としての、新しいお楽しみになっているようです。
さて、私のご褒美は、銭湯のお風呂です。
銭湯の熱くて深い浴槽に首まで浸かれば、地球の重力から解放され、至福のひとときを味わえます。
寒さにこわばった身体が、たっぷりのお湯の中で、ほどけていくようです。
湯船の中で、足の趾(ゆび)を握ったり開いたり。
サウナでは、趾歩きをします。
もし、昔ながらの銭湯がお近くにありましたら、ぜひお試しあれ。
銭湯に入った日は、よく眠れます。
元気な朝を迎えて、出掛けるときの靴の紐を締める時間に、ほんの少し余裕ができます。
かかと、とんとん。
土踏まずに靴の羽根をぴったり巻き付けたら、靴は軽くなって、ご主人様の言うことをとても良く聞きますよ。
上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ ・ヨガインストラクター
永田 聖子