明けましておめでとうございます。
お健やかで、楽しいお年になりますよう、
みなさまのご多幸を、心よりお祈りしております。
今年もよろしくお願い申し上げます。
さて、合う靴がないとの嘆きをよく耳にします。
使い道や使用者の体力や、身体と靴のデザインとの相性、慣れ具合など、条件によって、靴ごとに使う時間の長さが異なるはずです。その時間の長さを超えて靴を使ったとき、靴が合わない、と感じるのではないでしょうか。
特に新しい靴の場合は、まだ靴もそのご主人様も、お互いのことをよく知りません。
いきなりデビューして足が痛くなり、その靴の事を嫌いになってしまうのは、本当に残念です。
いつでも家に帰って違う靴に履き替えられる程度のお出かけから始めることをおすすめします。
そうすれば、靴の使用時間の長さを知る目安になり、その靴と仲良くなることができます。
ところで皆さんは、新しい靴を買ったとき、調整していますか?
一般的に、靴も洋服のように既製品です。
靴屋さんで中敷きやパットで調整してくれることがよくあると思います。
これは、足に対して少し大きい靴の、幅を細くするというより、厚みを薄くしている、イメージです。足を靴の上下で挟み込んで、足の踵と靴の踵が接している位置を保てるようにするためです。
誰しも、手も足も、耳も目も、一対あるものには、左右差があります。
靴の場合は、足長の大きい方の足にサイズを合わせ、その時もう一方の足に対して靴が大きいようであれば、中敷きなどで調整します。
そのためには、先ずは足長を知ることが大切です。
足長を測ってくれる靴屋さんは頼りになりますよ。
さて、お正月のバーゲンセールで、素敵な靴と出会えるかもしれません。
巡りあったその一足が、ご主人様を幸せにしてくれるよう願っています。
上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ ・ヨガインストラクター
永田 聖子