2022年12月01日

悪魔のトリセツ No.146 ハイヒールで活動できる時間は?


皆さん、こんにちは。
2022年寅年最後のトリセツとなりました。
本年もブログをお読みくださいまして、ありがとうございます。
来年もまた、よろしくお願い申し上げます。

さて、いくつかハイヒールを持っていらっしゃるみなさん、お持ちのどのハイヒールでどれくらい歩けるか、だいたいわかりますか?
その日の体調によって変わりますよね。

私はと言えば、どの靴にしても、1日中履いて歩くことはまずありません。
スリッポンやゴム草履などを履いて出て、電車の中や駅などでハイヒールに履き替え、帰る時にダメージが少なければ、そのまま帰ることもあります。
その時は平気そうでも、翌日のスケジュールも計算の上、持ってきた靴に履き替えて帰ることもあります。


履き替えの荷物が大変そうですか?

いえいえ、私の持ち歩く靴は、温泉旅館などで頂いた袋に入れています。手拭いやアメニティが入れてある、あれです。
バッグに入れて出ますが、信玄袋みたいに、袋の口の紐を閉じると手提げにもなるので、荷物が増えた時に便利です。
それくらいの大きさのポリ袋を使うこともあります。

履き替えるのが面倒そうですか?
いえいえ、電車が込み合っていたら、駅のベンチやお手洗いなどで履き替えています。

疲れたら履き替える、を繰り返しているので、どのヒールでどれくらい活動できるか解ってきました。
だから、ハイヒールで失敗することがなくなりました。

やはりなんと言っても、ハイヒールを履くと、背筋が伸びてお腹に力が入り、元気が出ます。
だから、それだけ、力を使うということにもなります。
いつでも気分良くハイヒールを楽しむために、美味しいものを食べ、良く動き良く笑い、良く眠ります。
来年も、健康に過ごしたいと思います。

皆さんも、お健やかで、お元気なお年をお迎えくださいますよう、お祈り申し上げます。


上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ ・ヨガインストラクター
   永田 聖子
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2022年12月05日

靴選び(購入)は最大のイベント 

ショッピングは楽しいものですが、靴選びだけは疲れるという方が少なくありません。 中にはどの靴を試してもしっくりこないと何度も来店する方がいます。 そこでフィッテングに入る前の大事なポイントを記してみました。

まず最も重要なことは、あらかじめ靴選びに店に行く予定を事前に決めることです。 
その反対は「気に入ったから買ってしまった」という失敗談です、 ついで買いといわれるものですが、他の商品と同じような買い方です。 
もちろん、それでも足にフィットすればまず合格でしょう。 ただ帰ってみたら同じような靴を持っていたという話をよく聞きます。
購入日をあらかじめ予定するのは、フィッテング時までに体調を整え万全にしておくことがねらいです。 今からの時期は足もとが冷えやすいという靴選びにはむずかしい環境が続きます。 体調が良ければフィッテングの感覚が研ぎ澄まされ良い靴に巡り合うことが多いものです。 特に風邪などひかないよう様々なことに配慮をして購入予定日に備えましょう。 

次に店頭では靴を試す前に足を計測して頂きましょう。 
最近は足を計測する方が増えております。 自分の足の特徴を理解してから靴を選ぶことは重要なことです。  計測後、シューフィッターでしたら、「お客様の足の特徴からこちらのデザインがいいのでは」とアドバイスをくれるでしょう。  そのようなとき「自分の好みではないかな」と思案をされる方がいますが、なぜ足にいいのかをシューフィッターに伺ってみましょう。 このような問いかけは大事なことで、後々の参考にもなるものです。 シューフィッターとフィッテングを重ねることで靴選びがうまくなっていきます。
DSC00548 三度目のトリミング 重要 フィッテング.jpg

今までの話で気がつかれたと思いますが、店にシューフィッターが在籍しているかを店頭で伺ってみることです。 
そして「シューフィッターさんですか? いろいろ教えてください」と積極的に入り込みましょう。 つまりフィッテングに関心をもっていることをアピールすることで、よりよい靴に出会えるのです。
もちろん事前にシューフィッターのいる店を調べておくこともよいことです。

それから写真のような姿勢で靴合わせをしている販売員がおりましたら、小声で「次に靴を見てください」と予約をすることもいいことです。

靴見本市(靴の展示会など)のバイイングのことで恐縮ですが、靴の展示会場に向かう当日は、朝ご飯をしっかり食べ脱ぎ履きのしやすい靴を履いて行きます。 会場では仕入れをしたいと思う靴のすべてに足を入れチェックをします。 女性の靴をバイイングするときは、平均的な足のサイズの女性を同伴して靴を履いて頂き確認をします。 これほど慎重にする必要があるのが靴、靴以外にはないだろうと思います。
バイイングの話は今回のテーマと少し的外れのようですが、靴を選ぶ真剣さは同じです。 体調を整え万全にして靴選びに入りましょう。

いつも靴で困る方ほど靴選びに創意工夫をすることが大事なことです。

シューフィッター 大木金次 



 
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2022年12月10日

高齢者の歩行と足と靴

いよいよ、最終月になりました。
ブログをお読み頂き、ありがとうございます。

先日の講座のお話です。

「笑って歩いて健康に!」
身体の土台となる足のお話をする機会がありますが、時間は少しです。
以前は物足らなく思っていました。
でも、その方が良いのかもしれないと気持ちが変化しています。

足のことだけをお話するより、歩くための足のお話しの方が、受講者のかたが真剣に聴いてくださるように思います。
「自分の足」のことなんだ!
そう思って聴いてくださっているようです。
「他人事ではない!」という感じです。

どうすれば、お伝えしたいことがもっと相手の方に届くのかを考えるようになります。

少人数で、時間が許せば、受講者の方の靴紐を締めます。
でも、人数が多いとできません。
「体感」していただくとても伝わりやすい。

子どもの頃、「勉強しなさい」と言われた経験のある方で、したくないと思った事がある方は、その勉強が必要なのか疑問だったからかもしれません。
なぜ、必要かが分かれば、足のお話もしっかり聴いてくださるのです。
予防のお話しです。

長時間は難しいです。
短時間でお話をします。
そして外に出て、歩きます。
気持ち良い、時間、楽しい時間が必要です。

終了後
「こんなに歩いたは、初めて!」という感想を頂きました。
250mほどです。
ほんとに歩かずに過ごされていたようです。
殆どが自転車なのだそうです。

受講者の方の平均年齢が75歳ぐらいの場合、歩いていない方や、疾患のある方、さまざまな状況で受講されます。
できなくなった事もたくさんありますが、まだ今より颯爽と歩く事ができるだろうという方も大勢いらっしゃいます。
日常生活での不安が改善されるかもしれないと思われると、頑張って歩いたり、靴紐を締めたりしてくださいます。
また、次回に靴を購入する際は、慎重に選ばれるでしょう。

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何年かして、受講者の方にお会いすることがあります。
「あの時、頑張って靴のこと足のこと聴いて良かった。」
とお話しくださる方がおられます。

本当に嬉しい瞬間です。

シューフィッター 池川成子







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