2022年11月01日

悪魔のトリセツ No.145 準備OK?

みなさん、こんにちは。
ハロウィンが終わったらすぐ!クリスマスムードになります。1年経つのは本当に早いものですね。
そして、近頃は忘年会も早めに11月に開催する向きも増えました。
ここ2年、なかなか直接集まることができませんでしたが、ワクチンの普及や政府による感染症予防のための行動指針が変更されるなどで、久し振りのパーティーに参加する機会があるかもしれません。

さて、パーティーと言えば、足元もドレスアップしたくなりますね。
特にハイヒールは、体重を受け止める大きな踵の仕事を、柔らかな甲の先で請け負わなくてはなりません。
思ったより早く疲れたり、あとからダメージを感じて大事なときに足の痛みで頭がいっぱい、ということにならないよう、準備をしておきましょう。
今日からでも遅くありません。

お気に入りの、大切にしまっておいたハイヒールを、いつでも着けることができるよう、玄関先に出しておきましょう。
先ずはちょっと着けてみるだけでも良いのです。

次に、ほんの少し、歩いてみるなどして、
ヒールの高さや靴の爪先の絞まり具合などを、足や身体に覚えてもらって、靴にはご主人様の足を思い出してもらいましょう。

ヒールの先ゴムのチェックも忘れずに!もし傷んでいたら、修理に出しておきましょう。ヒールの先ゴムが復元されると、びっくりするぐらい歩きやすくなります。

どれくらい歩いたら休むべきか、だいたい把握できれば、無理せずハイヒールとお付き合いする準備完了です。

予定が決まってからでは時間が足りません。今から準備をして、楽しいパーティーにしてくださいね。


上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ ・ヨガインストラクター
   永田 聖子
posted by kemix4 at 13:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月05日

ひも結び(靴)が楽しい

ひも結びは面倒、そう考えている方は意外に多いようです。
どうしたら楽に楽しくなるのか? 
ちょっと下記のようなポイントを記してみました。

何といっても玄関に低めのイスを置くことです。
DSC03960 文化 フィッテング.JPG

外出から戻り玄関のイスに座ると安堵感を感じます。 
しかしイスのないお宅はドアを開ける前に靴を脱ぐ面倒さが頭をよぎるのではないでしょうか。 そうすると手を使わず靴を履いたままの独特な作法で脱いでしまう。 

靴の着脱のためイスに座るとどうしても前かがみになり足もとが暗くなります。 足もとを明るくしましょう。 
できれば足もとを照らすようなスポット(電気や蛍光灯)を設置しましょう。 玄関を使うのはわずかな時間です。明るくしても贅沢とはいえません。 電球でしたら100ワットぐらいにしてもいいのでは。 玄関が明るいと気持ちがゆったりするものです。

帰宅して靴を脱ぐときは、ひものすべての位置をゆるめましょう。 履き口だけゆるめるのではなく前方までゆるめるのです。 そうすると再度装着するときスルッと足が通るのです。 そのためには少し長いひもが必要になるので、長いひもに取り換えましょう。

ひも結びをするとき前屈みが辛いという方が増えているようです。 お腹が出ていない人でも同じような言葉を聞きますが、そのような方は全身を柔軟にしておきましょう。 腹筋が少ない方も前かがみが苦手と聞きますが、毎朝起きる前に布団の上で腹筋をしましょう。

靴ひもが見えにくいと結びが面倒になるものです。 特に黒いひもが付いているとほんとにわかりにくい。 そのような時はスニーカーであれば明るいひもに取り換えましょう(写真は黄色いひもに取り替えたもの) ついでにひもを少し太めにすると結びやすくなります。 平たいひもは意外に手間取ることがあります。 
IMG_2425 ひも.JPG

短めの靴ベラを足もと(玄関)に置きましょう。 靴ベラのないお宅が結構多いようです。 小さな靴べらには太めのひもを取り付けると使いやすいものです。 靴べらを使う時間はほんの一瞬ですが、靴を履くには大事な道具です。

意外と気がつかないのが手先の不器用さ、ひも結びに時間がかかる人を目にすることがあります。 結びを見ていると右の指だけが動いているような人がいます。
少なくとも左右の手先が同じように動くようにしておきましょう。 後ろ手にしてひも結びの練習をしてみてはいかがですか。 

シューフィッター 大木金次
posted by シューフィッター at 00:00| Comment(0) | フィッティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月10日

高齢者の足と靴 外反母趾

紅葉が綺麗な季節になりました。
サービスを利用して、外出する方も増えています。
感染対策をして、お出かけしてください。

足の対策は靴です。
外反母趾は多くの方がご存知で、いろいろな工夫をして過ごされています。
足趾が重なり歩くと痛みがきつくなってくる時があります。
ずっと痛いというのではなく、痛かったり、痛くなかったりと日によっても違うようです。
そのな状態で進むので、趾が重なるまで、そして痛くてどうしようもないという時まで我慢してしまうのです。

靴に鼻緒をつける事があります。
以前にも投稿したと思います。
少し前までは、痛みなく履けていたのに、少しづつ指が重なり痛くなってきたと来店されました。
鼻緒をつけることは、どの靴にでもできるわけではありません。
ですが、試して見ると良いのではないかと、まずベンハー(鼻緒付きのサンダル)を履いてもらいました。
店内で歩くと随分楽に歩けるようなので、付けることになったのです。


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このように5本指のソックスを履かなくてはいけません。普段から履いている方は良いのですが、苦手な方も多いようです。

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鼻緒を作り、靴に付けます。

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外から見ても分かりません。

足が靴の中でどうなっているのかは、外から見ても分かりません。
足のトラブルは目に見えないところである為に、知らない間に進んでいってしまうようです。
靴を脱いで、足をみる機会を増やすと良いかと思います。
座ってる時の足と立っている時の足は違いますので、ぜひ両方の足を眺めて、ケアをしたり痛みの確認をしてください。

シューフィッター 池川成子










posted by k-burogu at 03:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする