みなさん、こんにちは。
先月は梅雨を待つ話題から始めましたが、なんと!6月のうちに明けてしまいました。
期間の短さにビックリしたのは人間だけでなく、我が家付近の蝉も間に合っていないようで、まだその声を聞きません。
毎年、蝉が鳴き出して梅雨の終わりを感じていたものですが、今回の盛夏は不思議な静けさで始まりました。
さて、盛夏の履き物はサンダルもスニーカーもハイヒールも選び放題、お出掛けの楽しみのひとつです。
私はゴム草履つまりビーチサンダル、いわゆるビーサンを愛用しています。
涼しく、趾が自由になり、鼻緒で歩きやすく、何より着脱がイージーで、日本の生活スタイルにぴったりです。
日本伝統の草履をゴムで作ったものだから、家で靴を脱ぐスタイルに馴染むのは当然ですね。
靴には、爪先をまとめて使いにくくしてしまうデメリットがありますが、その対策のひとつが趾のダメージ回復です。
紐を締めて趾が動きやすくしていても、趾は靴の中に当たっていることがあります。
趾は、スッキリ伸びていますか?こゆびに胼胝はありませんか?
暑い時期は3ヶ月足らず。その間にビーサンを試してみてください。
趾の状態が変わって行くことを、体験してみて欲しいと思います。
ただしビーサンも万能ではありません。
靴とちがい、踵を支えるカウンターがなく、足裏を支えるシャンクもフットベットもありません。その人本来の、歩くための全身の力を問う履き物です。
足首まで結わえて固定した長距離向きのわらじとも異なる履き物で、ワンマイルシューズにぴったりですが、慣れるとそこそこ歩けます。
しかし、いつもと違う履き物を履くときは、ハイヒールと同様、短い距離から慣らして安全に使って下さいね。
連日のニュースでは「危険な暑さ」を警告しています。
お互いに安全な夏を過ごしましょう。
上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ ・ヨガインストラクター
永田 聖子