2022年05月20日

フットケアと靴 No.45

深緑の気持ちいい季節です。日中は初夏のような陽気の時もあり、素足が気持ちよくサンダルを履いている方を見かけるようになりました。爪は素足になると一番目立つところで、「サンダルを履く前に綺麗にしたい!」とフットケアがそろそろ忙しくなる時期です。
ドイツ式フットケアで足を整えて、快適に靴を履いていただきたいと思います。

今回はそんな爪トラブルについてご紹介をさせていただきます。

表面がこんな感じの爪
IMG_4561.jpg

爪甲(ソウコウ)に横方向の走る溝がある(「爪病変大辞典」3.21 ボー線条(ボーレイル爪横溝症)の定義より)
(*「爪病変大辞典」は「Das große Buch der Nagelerkrankungen」(ドイツ語原本)を日本語出版実行委員会で翻訳し発行した書籍です))

原因は色々とありますが、特に小さすぎる靴・靴下の影響も多くあります。

施術前のカウンセリングで「以前よく先の細い靴を履いていました」、「足が大きいので少し可愛く見えるようにサイズの小さい靴を履いていました」など言われることもあります。

他にも色々と原因はあると思いますが、足の形やサイズに合わない靴の原因は大きいと思います。
特に足長と言われる踵から足ゆびの一番長いところまでの長さが合わないと、爪のトラブルは起こりやすくなる傾向です。
大きい靴、靴紐を結ばずゆるい靴の場合もトラブルは起ることもあります。

爪の爪甲の形成には期間がかかります。表面が写真のような場合は爪の表面を整えて、正しい靴選び・靴下の指導をして、爪に負担がかからないような環境に整えます。

自分の足、家族の足などあまりよく観察することは少ないと思いますが、素足になると観察もしやすくなります。
ぜひ足を観察して、今履いている靴をチェックしてみてはいかがでしょうか?
「靴が足に合っているかどうか?」などぜひシューフィッターにご相談ください。

初夏に向けて、足を整えて、「快適な靴と足」でお過ごしください。

シューフィッターマスター&フスフレーゲマスター 藤井恵



posted by ベーター at 06:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする