みなさん、こんにちは。
毎月1日の、永田聖子です。
今回は、
@靴はお出掛け先の行動に合わせて選び、
A靴を起点にコーディネートを考える、
という、
2つのトリセツを提案したいと思います。
さて、爽やかな青空かと思えば、急に雨がちになったり、全く秋の空は気まぐれです。
気温も、朝夕は寒く、日中は暑いくらいで、毎日の装いに悩みます。
足元も、そろそろパンプスだと足首の冷えを感じるようになりました。
みなさんは、どのようにお過ごしでしょうか?
お店に並ぶ婦人靴は、ブーツが目立つようになりました。
特に目を引くのは靴先の形です。
ボリュームのある、アヒルさんの足のような、末広がりのスクエア形の靴先のブーツが並んでいました。
人の足も、実は踵の底面積は小さく、趾先に向かって末広がりで、アヒルさんの足の形と似ていますね。
しかしそんな靴先の形は、履き口の大きく開いたパンプスに取り入れるには難しいデザインです。
パンプスの、足の先の形を尖らせて整えるコルセットというコンセプトからも、真逆の形ですね。
でも、ブーツなら、足首から足をつかまえる事ができます。
そして、大きな靴先の形は、踵や足首を、より小さく細く演出する視覚的効果もあります。
気温が低くなるにつれ、洋服のボリュームも増し、スカートやパンツの裾と大きな靴先の間に挟まれて見える脚も、よりほっそりと見えるばず。
「細いは長い」の目の錯覚を大いに利用できます。
ただし、激しい足の動きに対応する機能は紐靴の方が優れています。
ですから、靴はお出掛け先の行動に合わせて選ぶのが快適に過ごすための鉄則です。
コーディネートは靴を起点にすれば、いざ出掛ける時点で時間も迫っているのに「なんだか足元が洋服と合わない」というトラブルを回避できます。
そこで、今回の提案です。
@靴はお出掛け先の行動に合わせて選び、
A靴を起点にコーディネートを考える。
そうすれば、お出掛け先で靴による足の痛みとは無縁におしゃれを楽しみ、快適に過ごせるはずです。
ところで、ようやく全国的に、経済活動の制限が解除され、解放感に満たされつつあります。
何かと締め付けられ勝ちな足の趾も、解放されることを願っています。
上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ ・ヨガインストラクター
永田 聖子