朝晩が少し過ごしやすい季節になりました。そろそろ秋の靴を履きたくなる季節です。夏の時期は暑いのでなかなか保湿ケアが出来なかったり、素足でサンダルを履くことが多いので、摩擦により足に角質やタコができることがあります。ただそれ以外でも摩擦による問題はあります。
今回は靴と足の摩擦で起こる足のトラブルのご紹介です。
一般的に素足でサンダルを履く方、素足が多い方に多く見られるのが、踵角質、カサカサで乾燥した踵などです。
厚くなった踵の角質(施術前)
このような状態は足のケアをした後に、しっかりと毎日クリームで保湿をする、必要であれば足のストレッチをすることで改善します。
それ以外に、一般的によく言われる「靴擦れ」。新しくおろしたばかりの靴や、硬い素材の靴でなることが多く、ひどい場合はとにかく痛く、慢性的な感じになると写真のように皮膚が少し茶色くなり、なかなか取れないことが多くあります。
両足の母趾の足背の皮膚が茶色くなっています。くるぶし辺りは座り方の影響により摩擦で皮膚が茶色くなっています。(施術前)
写真のような靴擦れはサンダルをよく履く人にもよく見る靴擦れです。(この方はサンダルはあまり履かれていません。)
フットケアである程度改善はするのですが、なかなかすぐには綺麗にならず、時間がかかるケアになります。
やはり靴のフィッティングはしっかりと確認は必要です。それから足の動き(機能動作)によって起こることもありますので、足の状態も確認が必要です。
体重がかかってない状態の母趾は少し足趾が反り上がっています。(施術前)
靴を細かくチェックすると、爪先の形はあっているが、「トーボックス」といって爪先の余裕(特に高さ)が少なかったり多かったり、足の安定性がなく足趾がうまく使えない、足が前に滑る場合など、靴擦れの原因はいろいろです。
靴のフィティングはとても大切ですね。是非「靴合わせのプロ シューフィッター」に一度ご相談下さい。
「快適な靴と足」で心地いい秋を過ごしましょう。
上級シューフィッター&フスフレーゲマスター 藤井恵