2021年06月20日

フットケアと靴 No.34

梅雨の時期ですね。朝晩はまだまだ少し涼しいのですが、日中は夏日を思わせる気温になる日もあり、素足が気持ちいい季節になりました。
今回はお子さんの靴と足のカウンセリングのお話を投稿します。

お店ではドイツ式フットケア以外に「靴と足のカウンセリング」を行っています。子どもから大人まで利用できるカウンセリングです。
先日フットケアを受けたお客様が、「孫の足に魚の目らしきものがあるので見て欲しい」と言われました。ご来店いただき、確認するとイボのような感じで、即皮膚科への受診をアドバイスしました。そのあと「最近太ももも痛くなるから」と靴と足のカウンセリングも受けていただきました。

子どもの場合大人と違って、まだまだ成長段階です。カウンセリングはフットプリントをとって、足のサイズを計測し、靴と足のアドバイスをします。
必ず中敷を外して足を合わせ、靴のサイズ、足にあった靴かどうかも確認します。それから靴底の減り方も確認します。この時よく見かけるのが子どもの靴の中の砂。砂が溜まっていることもあり、ご両親に時々確認するようにお伝えしています。

今回カウンセリングを受けていただいたお子さんの靴と中敷はこんな感じになっていました。
IMG_2319.JPG

中敷は足の親ゆびの部分が少し破れてきていました。ちょうどこの部分にイボのようなできものがありました。
サイズや形は綺麗に合っていたのですが、中敷がここまで破れてきていたら、買い替えの時期です。子どもの靴はやはり学期ごとにチェックしてほしいと思います。(幼児〜3歳ぐらいまでは3ヶ月ごとのチェックがお勧めです)

ご相談いただいた太ももの痛みは、足に合った靴と正しい履き方で、足が安定して改善すると思い、色々と説明して、「靴の買い替え」と「靴ひもの結び方」の指導をしました。

靴ひもの結び方の指導の時、妹さんも「一緒に靴ひもの結び方をしたい」と言いだし、ちゃんと靴べらを使って履いていただきました。
一生懸命やってもらえたのが、とても印象的です。

このように子どもの足に何かが起こる前に、足と靴のチェックをお勧めします。
子どもの頃からの靴指導はとても大切だと思っていて、もっと啓発活動をしたいと思います。

これから裸足になることが多くなる時期です。
この機会に是非ご自身の「靴と足」はもとより、ご家族の「靴と足」もチェックをお勧めします。

梅雨の時期ですが、快適な靴と足でお過ごしください。

上級シューフィッター&フスフレーゲマスター 藤井恵

posted by ベーター at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする