2021年06月10日

高齢者の足と靴

今年が聖徳太子1400年遠忌ですので、奈良国立博物館で特別展が開催されています。
48歳までおられたとのことです。
その頃の寿命から考えると長生きされたことになるのでと思います。
法隆寺に安置されている多くの仏像が展示されていました。
その中の立像のほとんどが、肉付きの良い「足」をされていました。
たくさん歩いているようではありませんでしたが、身体と足のバランスはとても良いように感じました。
食生活も、身体状況に当然影響いたします。
充分な食生活であったとは言えない頃だと思いますが、しっかりした体格の立像を前に見惚れてしまいました。
ついつい足を見ます。
人々に多くの教えを、残され、慕われた聖徳太子の「足」
いつの時代も土台は大切です。
建物も、身体も土台に目を向けて、力強くあって欲しいと思います。

高齢者の運動不足が気になる、コロナ禍ですが、予防注射が行き届く頃には、ぜひ、運動の再開をして頂きたいと思います。
脚の長さの違う方は、しっかり気をつけて歩いて頂きたいと思います。
足元の頼りなさは、やっぱりあるのです。
脚の長さの違いは靴で調整しますが、重さ軽減のために写真のような穴をあけます。
何g軽くなるのか?
本当に少しの重さなのですが、その努力は大切です。
足や脚、大切にしつつ、工夫できることを探求していきたいと思います。
靴、中敷き、靴下、サポーターなど、ぜひ、ご自身でも探して見てください。

シューフィッター 介護福祉士 池川成子

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posted by k-burogu at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする