2021年06月15日

The bodys wispers of wisdom No.20  痛みとは、辛いものですね

 皆さん、こんにちは。
 毎月15日は、足と靴について、『足』つまり身体の面から考えています。

 さて、私は痛いのは嫌いです。
 それはどなたもきっと同じですね。
 特に怪我をしたときの痛みは、強くて激しくて、辛いものです。

 そう言えば、靴擦れも「怪我」です。
 
 痛みに気付き始めるのは、出掛けてしばらく経ってからなので、それに耐えかねる頃には、すでに履き替えるタイミングを失っているなどしていて、難儀なことです。

 特に踵まわりの靴擦れは、違う靴に履き替えても、痛い所と同じようなところが当たってしまうので困ってしまいます。
 私も何度かそんな失敗の経験があります。

 それで、私は出掛ける場合、足と靴の接する部分が少ない履き物である、パンプスなどを着ける時には、慎重にしています。

 靴を着けて何か違和感があるなぁ、と感じたら、その日の予定次第では、違う靴に履き替えて出掛けたり、荷物をひとつ、増やしたりします。 その荷物の中には、すぐに履き替えのできる別の靴が入っているのです。

 だから、私は出掛ける時間に余裕をもって支度をするようになりました。

 ところで、私は、例えばマッサージを受けている「痛いけど、気持ちいい」となると、ちょっと好きです。
 皆さんはいかがですか?


上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ ・ヨガインストラクター
   永田 聖子
posted by kemix4 at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月20日

フットケアと靴 No.34

梅雨の時期ですね。朝晩はまだまだ少し涼しいのですが、日中は夏日を思わせる気温になる日もあり、素足が気持ちいい季節になりました。
今回はお子さんの靴と足のカウンセリングのお話を投稿します。

お店ではドイツ式フットケア以外に「靴と足のカウンセリング」を行っています。子どもから大人まで利用できるカウンセリングです。
先日フットケアを受けたお客様が、「孫の足に魚の目らしきものがあるので見て欲しい」と言われました。ご来店いただき、確認するとイボのような感じで、即皮膚科への受診をアドバイスしました。そのあと「最近太ももも痛くなるから」と靴と足のカウンセリングも受けていただきました。

子どもの場合大人と違って、まだまだ成長段階です。カウンセリングはフットプリントをとって、足のサイズを計測し、靴と足のアドバイスをします。
必ず中敷を外して足を合わせ、靴のサイズ、足にあった靴かどうかも確認します。それから靴底の減り方も確認します。この時よく見かけるのが子どもの靴の中の砂。砂が溜まっていることもあり、ご両親に時々確認するようにお伝えしています。

今回カウンセリングを受けていただいたお子さんの靴と中敷はこんな感じになっていました。
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中敷は足の親ゆびの部分が少し破れてきていました。ちょうどこの部分にイボのようなできものがありました。
サイズや形は綺麗に合っていたのですが、中敷がここまで破れてきていたら、買い替えの時期です。子どもの靴はやはり学期ごとにチェックしてほしいと思います。(幼児〜3歳ぐらいまでは3ヶ月ごとのチェックがお勧めです)

ご相談いただいた太ももの痛みは、足に合った靴と正しい履き方で、足が安定して改善すると思い、色々と説明して、「靴の買い替え」と「靴ひもの結び方」の指導をしました。

靴ひもの結び方の指導の時、妹さんも「一緒に靴ひもの結び方をしたい」と言いだし、ちゃんと靴べらを使って履いていただきました。
一生懸命やってもらえたのが、とても印象的です。

このように子どもの足に何かが起こる前に、足と靴のチェックをお勧めします。
子どもの頃からの靴指導はとても大切だと思っていて、もっと啓発活動をしたいと思います。

これから裸足になることが多くなる時期です。
この機会に是非ご自身の「靴と足」はもとより、ご家族の「靴と足」もチェックをお勧めします。

梅雨の時期ですが、快適な靴と足でお過ごしください。

上級シューフィッター&フスフレーゲマスター 藤井恵

posted by ベーター at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月25日

エスペランサ靴学院

先日、足育研究会設立6周年記念講演会がオンラインで開催されました。
足育研究会とは以前もこのブログで紹介しましたが、皮膚科医の高山かおる先生が代表を勤める一般社団法人で足と靴の駆け込み寺という役割を担う専門家集団です。

https://www.sokuiku.jp/

月に一度「徹子の部屋」を模した「足ラブサロン」というイベントを行っていて、毎回足靴の専門家をゲストに招いて対談方式で話を伺っています。
今回講演会の最後に「足ラブサロン」の特別編として靴メーカー「ロカシュー」の社長である大山一哲さんを招いて話を伺いました。そして話を伺う徹子役を僕が勤めました。

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1時間近くの間、「靴の未来を考える」という大きなテーマで多種にわたり話をお聞きしましたが、今回はとても明るい話題である「エスペランサ靴学院」の再開校について取り上げたいと思います。

https://shoeschool.jp/

長い歴史がある靴学校であるエスペランサ靴学院がスポンサーの意向により閉校が数年前に決まりました。
靴デザイナーや職人を育成してきた素晴らしい学校だけに本当に残念なニュースだったのですが、何と大山さんは浅草にある学校を引き取り大山さんの本拠地である大阪でこの春、再開校にこぎ着けたのです。コロナ禍の中素晴らしいことです。
お話を聞くと誰もがためらう事業引き受けを靴文化の将来のために、と熱い気持ちで取り組まれた事がよく分かり感動しました。

靴学院のカリキュラムによると、入学すると1年の間に靴の作成はもちろんデザインや靴フィッティングを徹底的に学びます。何とシューフィッターの養成講座も受講する事になるそうです。靴作りができるシューフィッター、素晴らしいですね。

もうひとつ驚いたのは、学院生に靴周辺の事だけでなくビジネスも教えると言うことです。
僕も2011年から靴デザイナーを発掘しそごうでイベントを行っているのですが、やはり気になるのは継続性です。どんなに素晴らしい才能があっても続いていかないといけません。そのためにはやはり生計がたてられるか、というのがポイントです。しかし通常はそこまで教えてくれる学校はありません。
それを新生エスペランサ靴学院は行うと言うのです、ビジネスの専門家の先生や既に独立している靴デザイナーを招いた講義もあるそうです、凄い!
ちなみにこの分野の講義は学院生以外も受講できるそうです、僕も受講しようかな。

とにかく暗い話題が多い靴業界で本当に明るい話題です。
大山さんのような熱い気持ちを持った方がどんどん学院から出てくることを期待したいですね。


      上級シューフィッター&健康ウオーキング指導士  林 美樹
posted by ミッキー at 03:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする