2021年03月01日

悪魔のトリセツ No.125  かかとが抜ける広さに

 みなさん、こんにちは。 
 もうすぐ桃の節句です。 
 寒い日は続いていますが、春はもうすぐですね。 
 しかし、制限なくお出かけするまでには、もうしばらく待たなくてはならないようです。   そこで、運動不足解消に、ウォーキングが注目されています。 


 ところでパンプスをはじめ、靴は、日本の生活用品として、新参者です。
 洋式の、家でも靴を履いたままの生活の中で発達した道具では、和式の、靴を脱いで家に上がる生活には、そのままでは馴染みません。 

 着脱を簡単にするか、歩行時の安定に重きを置くか、選ばなくてはなりません。


 さて、歩きたくても、自動車の排気ガスや黄砂も花粉も脅威です。 
 しっかり感染対策をしたジムなら、換気もしていると思います。
 屋内なので、トレッドミルは、お天気に関わらずウォーキングできます。 
 近所を歩くときは、つい気が急いて、なおざりに靴を選び勝ちですが、ジムなら、運動をする目的があるので、靴を着ける気持ちに切り替えやすいと思います。 


  そして、ウォーキングをする時、選ぶべきは紐靴です。 
 紐は、足の複雑な動きに、しなやかに合わせてくれます。 
 
 紐の種類や掛け方にも種類があります。 
 私は綿の平紐のオーバーラップで、土踏まず回りに靴の合わせを強く巻き付けています。
 面で足をぴったりとラップされ、この包まれる安心感は他に代えがたい感触です。
 しかも緩みにくく、頻繁に紐を結び直す必要がありません。 
 履き口部分だけはアンダーラップにして、足首が動きやすいようにしています。 


 ところで、紐靴に足を入れにくいと感じるのは、かかとが入りにくいのではありませんか?  
 それは、その靴を前回履いたあと、脱ぐ時に履き口を充分に広げていなかったせいなのかもしれません。 

 履き口から紐の穴2つ分ほどで間に合います。 
 焦らず紐を緩めて、タン(舌、ベロとも言われます)をグイッと持ち上げれば、靴からかかとを抜くのに充分な緩みが出ます。 
 つまり、足を入れるにも充分な広さに履き口が開くのです。 

紐靴を履くのなら、先ず脱ぐところから始めましょう。 
かかとがスルリと抜き出せるくらい、大胆に大きく履き口を開けるのがコツです。

上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ ・ヨガインストラクター   永田 聖子  
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2021年03月05日

足の裏は不思議 

靴選びに来店された顧客が、出庫した靴を履いた瞬間「何か足裏に感じますよ」と語った。 いつも靴内に手を入れ確認してから履いてもらっているのにおかしいなと思いながら、改めて靴を脱いで頂き内部をさすってみたが何もない。 そのようなとき足裏を直接さすり再度同じ靴を履いていただくと「なにも感じません」と言われることがある。 足裏はとっても不思議です。 

また他の顧客ですが、足裏をさすった直後「快適になった! 自分の足ではないようです」と語った人がいましたが忘れ難い一言です。 その直後歩いてみると、「足に力が入る」と語り笑顔になった。 今までどう立っていたのでしょう? 足に力が入っていなかったのでしょうか。 

日常的に履きものを履くようになった今日、足裏に手をもっていくことはとても大事なことであると感じるようになってきました。 やわらかすぎる中底やソール、さらにつま先が動きにくい靴、動きが制限されやすい靴などに足は我慢をしているようでなりません。
人は立つことで全身がうまく活性化するようですが、足裏をさする程度でも痛いと感じると足ゆびに力が入りにくく、なんとなく及び腰になってしまうようです。 そのような時すぐできることは足裏をさすることです。

021 本.JPG人は高齢になると足裏に手をもっていく人が多くなるようです。 それは長い間に得た経験からなのでしょう。 靴合わせをしていると「靴を脱いだ後は足裏をもんでいますよ」という人がいました。 正に足の裏と手のひらで合掌しているようです。  しかし若い方は「足裏をさすったのは初めてとよく言われます」 中には足裏は洗ったこともないという人もいた。 身体の中で手が届いていないところは足裏だけのようです。 

長い間ベストセラーになっている書籍があります。 そのタイトルは「足の汚れが・・・・」から始まっています。 足の汚れは足の裏に限らず、足そのものにという内容です。 「何か足裏に感じますよ」と語った方の話は足の汚れなのではないだろうか。 「地球には引力があり水は高いところから低いところに流れる」とこの書籍にあります。 そして心臓は頭から四分の一の高さにあると。 
足は身体の最下位です。 その結果、年齢と共に足をさする人が多くなるのは当たり前なことです。 自分自身の足の力で血液が戻ってくることが健康に結びつくのではないだろうか。 

足裏は不思議なところ、その不思議さは足裏には手が届きにくいという話です。 よく歩く靴ほどつま先(足)がよく動くこと、それを靴選びの基本としたいものです。[写真の書籍は文化創作出版 官有謀]

シューフィッター 大木金次
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2021年03月10日

高齢者の足と靴 足の悩み

「笑って歩いて健康長寿」がテーマの講座をさせていただきました。
コロナ禍での生活は、どうしても運動不足になります。
外出の機会が少なくなり、知らず知らずのうちに、運動不足です。
そんな状況ですので、足のこと、歩くことをお話しする事になりました。
何かとストレスが溜まります。
楽しく靴を選び、楽しく歩いていただきたいと思いました。

靴と足の悩みは、たくさんありそうです。
終了後に質問を受けました。
手を挙げて、質問をしていただき、回答します。
でも、休憩の時に小さな声で、質問に来られた方がいました。
皆んなの前では、中々、話せないこともあります。
お話をすると安心されました。
難しいこと、治らないこともありますが、工夫すれば改善されることもあります。
受講者の方々のお悩みも少し解決でき、また自分自身の勉強にもなりました。

数日後、「一口レポート」を送っていただきました。
足をしっかり見た事がなかったという方が多く、サイズのこと、爪のことなども同様でした。
そして、外反母趾だという方がとても多いです。
外反母趾に適した靴を購入しても、自宅での時間が殆どだという昨年からの状況では、良い結果は生まれません。
筋肉の衰えを防ぐためには、工夫が必要です。
自宅でのこと、外出する時のこと、庭いじりや、畑仕事、趣味の時間でのことなど、どんな時も足と靴のことは関わり合っています。
店に来店される方も、コロナ禍での運動不足での不調の相談、これから足のためにどうすれば良いかと言うことなどをお話くださる方が増えました。
靴を購入することがきっかけで、足に目を向け、身体を眺め、心も元気になっていただきたい。
生涯自分の足で歩くために、コツコツと努力を続けて欲しいと思います。



シューフィッター 池川成子






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