みなさん、こんにちは。
あっという間に1月が終わり、はや節分を迎える時節になりました。
今年は例年より1日早く、2月2日が節分、明くる3日が立春です。
これから冬の底がやって来ますが、気分はもう春ですね。
いち早くコーディネートに季節を取り入れたくても、お出掛けが減ると同時に、靴を新調する機会も少なくなったかもしれません。
それでも、出掛けるときに心にアンテナを立てて歩けば、素敵な出会いがあるかもしれませんね。
そのためにも、よい靴の条件をおさらいしておこうと思います。
ところで、何度かこのブログにも書いたことがありますが、「よい」条件は、たくさんあります。
・しっかり歩くのに好い、
・デザインが佳い、
・冠婚葬祭に宜い、
・くつろぐために善い…
どの「よい」も、おそらく全部違うデザインになることでしょう。
先ず一番に立てるアンテナは、
「いつ、どこで、何を、なぜ、誰が、どのように」の方向に向けておくことをお勧めします。
いくつかの「よい」が重なれば、一足で色々使えますが、あまり欲張りすぎると、どれもどっち付かずになって、デビューの機会がずいぶん遅れてしまうかもしれません。
今回は、「しっかり歩くのに好い」条件の一部を取り上げてみます。
「しっかり歩くのに好い」のは、靴の踵に足の踵をしっかり留める機能が有ることです。
趾(あしゆび)が動く広さを確保できるのと、踵に体幹の動きを伝えられるのです。
大切なのは、靴が足の入り口を、大きく開けたりきっちり閉めたりする機能を有することで、そのため着脱には若干の手間が掛かります。
しかし、その手間を省くと、たちまちその靴は、
「くつろぐために善い」靴に変わってしまいます。
くつろぎながらしっかり歩く?!
なんと難しいことでしょう!
かえって膝や腰を傷めてしまいそうです。
さて、世の中には、「よい靴」がたくさんあります。
使い方次第で、それが「悪魔の靴」になってしまうことがあるのです。
迷ったら、シューフィッターに相談してみてくださいね。
上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ ・ヨガインストラクター
永田 聖子