2021年02月01日

悪魔のトリセツ No.124 4つの「よい」

 みなさん、こんにちは。
 あっという間に1月が終わり、はや節分を迎える時節になりました。
 今年は例年より1日早く、2月2日が節分、明くる3日が立春です。
 これから冬の底がやって来ますが、気分はもう春ですね。

 いち早くコーディネートに季節を取り入れたくても、お出掛けが減ると同時に、靴を新調する機会も少なくなったかもしれません。
 それでも、出掛けるときに心にアンテナを立てて歩けば、素敵な出会いがあるかもしれませんね。
 そのためにも、よい靴の条件をおさらいしておこうと思います。

ところで、何度かこのブログにも書いたことがありますが、「よい」条件は、たくさんあります。

・しっかり歩くのに好い、
・デザインが佳い、
・冠婚葬祭に宜い、
・くつろぐために善い…

 どの「よい」も、おそらく全部違うデザインになることでしょう。

 先ず一番に立てるアンテナは、
「いつ、どこで、何を、なぜ、誰が、どのように」の方向に向けておくことをお勧めします。

 いくつかの「よい」が重なれば、一足で色々使えますが、あまり欲張りすぎると、どれもどっち付かずになって、デビューの機会がずいぶん遅れてしまうかもしれません。

 今回は、「しっかり歩くのに好い」条件の一部を取り上げてみます。

「しっかり歩くのに好い」のは、靴の踵に足の踵をしっかり留める機能が有ることです。
 趾(あしゆび)が動く広さを確保できるのと、踵に体幹の動きを伝えられるのです。
 
 大切なのは、靴が足の入り口を、大きく開けたりきっちり閉めたりする機能を有することで、そのため着脱には若干の手間が掛かります。
 しかし、その手間を省くと、たちまちその靴は、
「くつろぐために善い」靴に変わってしまいます。

 くつろぎながらしっかり歩く?!
 なんと難しいことでしょう!
 かえって膝や腰を傷めてしまいそうです。


 さて、世の中には、「よい靴」がたくさんあります。
 使い方次第で、それが「悪魔の靴」になってしまうことがあるのです。
 迷ったら、シューフィッターに相談してみてくださいね。


上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ ・ヨガインストラクター
   永田 聖子




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2021年02月05日

浮きゆび(足)を指摘される  

最近、筋肉や脂肪量などの計測機器に乗る人を背後から見ていたところ、第五趾の浮いている人が多くなっていることに気がつきました。 以前は、浮きゆびは子供に多いというイメージがありましたが、この頃は成人でも見かけるようになりました。

ところで店頭で足を計測中「ゆびが浮いてますね」と指摘しても、多くの方は「そうですか」で終わってしまうことが多いようです。 浮きゆびでどのようになるのかなどについては関心が少ないように思われる。  計測中に浮きゆびになっても歩けば自然と使われるのではと思っているのかもしれません。 しかし浮きゆびでは、立っているだけでもバランスが取りにくいことが考えられます。 さらに靴を履けばゆびの力が少ないため圧迫され歩調が弱々しくなることが考えられます。

さらに浮きゆびによる影響を考えてみたい。 
第五趾が接地し力が入れば第4趾にも力が入りやすいことを、手の指で試しているところです。 本来は足のゆびで試したいところですが手のように器用にはいきません。 ただ器用さがないものの、手と足には同じように動く機能があると考え行ってみたものです。
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写真は左右の小指にしっかり力が入った状態で薬指同士で引っ張っているところ、しっかり力が入っていることがわかります。 小指にしっかり力が入った状態とは、足ゆびであれば床や靴内、地面にしっかり接地していると考えたい。

次の写真は小指を浮かした状態では薬指に力が入りにくいことを示したものです。
DSC04537 健康 (7).JPG

小指を浮かした状態は足の第五趾(こゆび)が浮いていることを示し「浮きゆび」の状態です。

足は「あおり歩行」をしていると言われ、踵の接地後、第五趾から力が入り第三、二、一趾で蹴り返しをしています。 ここで第五趾が浮きゆびになっていれば、蹴り返す力が低下する(写真のように)と考えたいのです。 その結果足が上がりにくく、歩幅も短くなり、すり足の方向になっていく。

手の指で試したように、手指と足ゆびの機能が似ているとしましたら、足の浮きゆびは大きな問題なのです。 足は立つときも歩くときも身体の土台です。 さらに手と違うのは足は左右があることで歩くことができます。
こうしてみると「浮きゆび」という状態は大変なことで、足を計測することは重要なことです。

シューフィッター 大木金次
posted by シューフィッター at 00:00| Comment(0) | 足の解剖学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月10日

高齢者の足と靴  靴の購入時期


春が待ち遠しい季節になりました。
立春の頃、春の光を感じますが、気温は低く体調管理が大切ですね。

高齢者の方は靴を購入されるときに、
「高いの買っても、いつまで履けるかなぁ」と気弱におっしゃる事が多々あります。
また、
「この靴で最後やなぁ」と冗談のように言われます。

一日一日、身体の衰えを感じることが、気持ちも弱くさせるのだと思います。
でも、高齢であるからなお、靴選びは慎重にそして、良い靴を選んで欲しいと思うのです。
身体が衰えた分、靴がサポートしてくれます。
充分とはいかないかもしれませんが、できるだけサポートしてくれる靴を選び、できるだけ自分の足で歩くことを諦めないで欲しいと思います。

随分前からのお客様Oさんは、マジックシューズを履いています。
脚に差がありますので、調整が必要です。
最初に購入された時は、本当に高い買い物で、思い切って購入されました。
ですが、履いてみると以前とは違った履き心地で、たくさん歩く事もできたのです。
すでに仕事も終えられていルのですが、毎日が快適に過ごせるのは、気持ち良いものです。
散歩に行こうという気持ちになります。

久しぶりにメンテナンスにと来店されましたが、随分履いて、随分減って、アチコチ修理も必要な状態でした。
迷われましたが、新しい靴を購入することに決定。
同じスタイルで、脚長差の調整をしました。
気持ち良い履き心地になり、颯爽と歩いて帰られました。

コロナ禍の中で、外出が少なくなると、靴を履く機会も少なくなるという状況です。
でも、運動は必要です。
高齢者は特に、散歩をして欲しいと思います。

春が近づいてきましたので、季節のお花を眺めながら、颯爽と歩いてください。
また、遠くにも行ける日がやってきます。
その時も、気持ち良く、颯爽と出かけられるように、鍛えておきましょう。

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シューフィッター  池川成子
posted by k-burogu at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする