2021年01月15日

The bodys wispers of wisdom No.15 人の身体は素晴らしい!

 みなさん、こんにちは。 
 本日は15日、この連載、奇しくも今回はNo.15です。
1月15日と言えば小正月、小豆粥の日です。 
 目白押しの正月行事も一段落ですね。 


 さて、私はと言えば、このほど全米ヨガアライアンスのヨガ講師の認定手続きを終えました。 
 ヨガの勉強をしようと思い立ったのは、シューフィッティングやウォーキングの勉強をしながら、「正しい姿勢」って、どういうこと?と思ったのが発端でした。 

 そして今思うのは…
 
 森羅万象にあるのは、「正しいことと間違ったこと」ではなくて、 
「正しいことと正しいこと」ではないだろうか?と言うことです。 

 姿勢は境遇によって、「正しい」が変わります。 
 正しい、というより、「適応」「順応」と考えたいと思いました。

  毎日の暮らしの中で、身体はいつも、その環境に適応しようとし、それはやがて習慣となり、順応していきます。
 それは便利なことでありつつ、リスクもはらんでいます。 
 身体の小さな異変は、そのリスクが発生しつつある警告なのでしょう。 
 そんなとき、身体の小さな声を聴いて、身体の造形や仕組みに立ち返って考えてみましょう。 

 暑いところ、寒いところ、乾いたところ、荒れたところ、険しいところ。 
 地球のあらゆる厳しい場所でも暮らしていけるよう、人の身体はその長い長い歴史の中で、皮毛も爪も牙も手放したのです。 
 その代わり、風変わりな直立歩行や、大きな頭部を手にいれました。 
 そして、衣服や乗り物など、身体を守るものや移動手段をアタッチメントとして造り自由に使い分ける知能を獲得しました。 

 私たちの身体はとても脆弱ですが、元々とても自由で、対応力があります。 
 ヨガの不思議なポーズは、その自由さを思い出させてくれます。  

 この連載は、シューフィッターの目線で考える、私たちの身体について書いています。 
 靴も、アタッチメントです。 
 上手に使い分けて欲しいと思います。 

 ところで、緊急事態宣言が各地で発出され、その対応に多忙な方も多いのではないでしょうか。 
 どうか、お身体をご自愛なさってください。
 身体の小さな囁きを、どうぞお聴き届け下さい。 
 
 みなさんのご健康とご幸運を、心からお祈りしています。 


  上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ ・ヨガインストラクター   永田 聖子 
posted by kemix4 at 08:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月20日

フットケアと靴 No.29

新年が明け1月も半ばが過ぎ大寒の季節です。寒さが一番厳しくなる時期なので、寒さ対策は万全にしたいですね。

先日出張フットケアで元気なお子さんの足に出会いました。
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これからの成長がとても楽しみです😃

こんな小さい足ですが、靴下や靴の影響を受けて足が変形すること、足のトラブルが出ることがありますので、啓発活動が必要と思っております。

以前クリニックで小さいお子さんの爪の相談を受けたことがります。「爪がこんな感じになるのですが、何か対応はありますか?」と言われましたが、まだ靴を履いてないのにおかしいなと思い、靴下を確認したところ。。。。。とても小さい靴下を履かせてらっしゃいました。
子どもの足と靴下を並べて、事情を説明するとご納得いただけ、お子さんに「ごめんね〜」と言われ、「以後気をつけます」とご理解頂けました。

いくらしっかりと元気な足で生まれても、成長の段階でいろんな影響を受けてしまうと、なかなか元気に足を育てることはできないと思います。
やはり両親をはじめ、大人が子どもの足を守らないといけないと思います。
そのためには、正しいフットケアと靴、靴下の指導は今後重要性があるのではないかと思います。

子どもも大人も「正しい爪の切り方」、「足に合った靴選び、正しい靴の履き方」は基本です。
もちろん靴下も「足のサイズに合った靴下」で、きちんと「正しく履く」ことが大切になります。
わかりにくい時は専門家にご相談して、快適な靴と足で過ごしましょう!

2回目の緊急事態宣言が発令され、色々と大変なこともありますが、「苦難は幸福へ入る狭き門である」(顧客様のお言葉をお借りました)
「苦難福門!!」お互いに色々と知恵を出し合って、前に進みたいと思います。


上級シューフィッター & フスフレーゲマスター 藤井恵



posted by ベーター at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月25日

防滑シューズ

今年初めての投稿になります。
新年明けてから全くおめでたくない事ばかりですね。僕の住む神奈川県も2度目の緊急事態宣言中です。今は耐え忍び、早くこのコロナ禍から抜け出せるよう一人一人が頑張るしかないですね。

さてコロナから目をそらすと、今年は昨年と違いかなり寒い冬になっています。本来ならばこの話題がニュースのトップに来るはずなんですが。
日本海側を中心に連日の大雪や吹雪の情報が寄せられています。東京や神奈川県は初雪は降りましたが、まだ積もってはいません。でもこの感じではこの冬きっと雪が積もることが太平洋側でも起きることでしょう。
その時に備えて足元の準備は大丈夫ですか?(すでに雪が積もっている地域の方は当然ですが)とにかく滑りにくい靴を用意しておいてほしいです。今回は防滑シューズについて取り上げます。

防滑といってもすべて同じではありません。大きく分けると3つになります。
1.雨の路面で滑りにくいもの
2.雪の路面で滑りにくいもの
2.氷の路面で滑りにくいもの

1.2.3.すべて防滑ですが、一番強力なのは3の氷の路面でも滑りにくいものです。3はすべての路面に対応します。
ややこしいものが2の雪の路面対応のものです。雪と氷は同じ、と思ってはいけません。実際どちらも滑りやすいですが、新雪の上を歩くよりも氷(アイスバーン)の上を歩く方が滑りやすいと思います。都心部では新雪が積もりづづける、という事はあまりなく降った雪が溶け凍る、というパターンの方が多いので3のタイプを選んだ方が良いと思います。
防滑底材は日進月歩で次々と新製品が登場していますが、代表的なものを紹介したいと思います。

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このタイプは雪には強いですが氷には対応していない底材です。

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これはセラミック素材が配合されていて雪はもちろん氷の路面にも対応できます。同じ効果があるもので有名なのは「スタッドレス」があります。

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これは金具が踵についていて通常はしまっておき、雪道の時には金具を起こすことにより防滑になるタイプです。氷道にも効果があるように思えますが、実はこれは氷道ではかえって滑ります。雪道では素晴らしい対応が期待できますが氷にはこの金具では刺さらないのです。
メーカーにも確認しましたが基本的にこのタイプは雪道対応と考えてください。

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防滑の底材でない靴でもこのパーツを取り付けるととりあえず防滑になります。雪・氷道では取り付け、そうでないときは取り外してください。都心部では便利かと思います。

実際は靴についている説明タグの確認か販売員に聞くことで確実な情報が得られます。見た目の思い込みで防滑シューズを判断しないでくださいね。

      上級シューフィッター&健康ウオーキング指導士  林 美樹
posted by ミッキー at 02:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする