暑中お見舞い申し上げます。
暑い日が続きますね。
梅雨が開けたとたん酷暑で、その落差に、身体もびっくりしています。
今回は、謎のタイトルですが、これは靴を選ぶ基準が、踵が脱げにくいのと、あしゆびの締め付けが無いのと、どちらなのか、という問いかけです。
靴を意のままにコントロールするには、靴の踵と、足の踵が密着している状態が必須です。
足を運ぶ意思は、体幹につながる脚から、踵を通して靴の裏に伝えられます。
靴の踵が脱げそうになると、身体が力んで、動きも不自然なものになります。
とは言え、足の趾は敏感で、爪先をぎゅっと捕まれて歩くのは時に痛みを伴います。
それはそれで、行動的になれませんね。
では、どちらが正解なの?!と頭を抱えてしまいますが、どちらも正解です。
時と場合に合わせて、スタイルを使い分ければ良いのです。
同じメーカーやブランドで、いろんなスタイルの靴があるのは、使う目的に合わせて、靴のスタイルが違うからです。
私たちシューフィッターは、靴選びのナビゲーターでもあります。
ナビゲーターは、目的地がわからないと案内できません。
「何でも履ける靴」と言わず、 どんなときに、どのように履きたいと、「靴選びの目的地」をお知らせください。
上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ 永田聖子