2019年08月01日

悪魔のトリセツNo.106  踵主義? あしゆび主義?

 皆さん、こんにちは。 
 暑中お見舞い申し上げます。 
 暑い日が続きますね。
 梅雨が開けたとたん酷暑で、その落差に、身体もびっくりしています。 

 今回は、謎のタイトルですが、これは靴を選ぶ基準が、踵が脱げにくいのと、あしゆびの締め付けが無いのと、どちらなのか、という問いかけです。 
 靴を意のままにコントロールするには、靴の踵と、足の踵が密着している状態が必須です。  
 
 足を運ぶ意思は、体幹につながる脚から、踵を通して靴の裏に伝えられます。
  靴の踵が脱げそうになると、身体が力んで、動きも不自然なものになります。 
 
 とは言え、足の趾は敏感で、爪先をぎゅっと捕まれて歩くのは時に痛みを伴います。 
 それはそれで、行動的になれませんね。 

 では、どちらが正解なの?!と頭を抱えてしまいますが、どちらも正解です。 
 時と場合に合わせて、スタイルを使い分ければ良いのです。 
 同じメーカーやブランドで、いろんなスタイルの靴があるのは、使う目的に合わせて、靴のスタイルが違うからです。 
 
 私たちシューフィッターは、靴選びのナビゲーターでもあります。 
 ナビゲーターは、目的地がわからないと案内できません。 
 「何でも履ける靴」と言わず、 どんなときに、どのように履きたいと、「靴選びの目的地」をお知らせください。 


  上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ      永田聖子 
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2019年08月05日

夏こそ五本ゆびソックス

夏こそ素足でと言われるのが普通ですが、靴着用のときは五本ゆびソックスではないでしょうか。
その快適さは人には表現できないほどすばらしいもので、特にゆびとゆびの間の居心地と快感はいい尽くしがたい。 そもそもゆびは独立して作用している。 ゆびの独立とはあいまいな表現ですがそれぞれ自由に動いている。

先日靴の話を差し上げたとき、足ゆびの役割の話になり五本ゆびソックス着用者の挙手を願ったところ、何と一人だけでした。 出席者の多くは高齢者、梅雨空とはいえ五本ゆびソックスの普及はまだまだのようです。 足ゆびの開きにくい高齢者は着用に面倒さが先にたつのかもしれません。 その点若い方ほど五本ゆびソックスを着用しているようです。 何でも目新しいものは若い方からというのが通例、目新しいといっても発売後20〜30年以上もたつのではないだろうか。   
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五本ゆびソックスの普及が遅い要因は他にも考えられる・・・それは着用しても快適さを実感する人が少ないからでしょう。
それは靴をチェンジしていないからです。 五本ゆびソックスを履けばつま先は相当広がります。 しかしその広さに相当するトウの広い靴を履いている人があまりにも少ない。 

いつものトウの細い靴に五本ゆびソックスでは快適どころではありません。 今までのような普通のソックスのほうがましなのです。

ビジネスシーンでも五本ゆびソックスが履かれているのは健康志向とカジュアル化の流れでしょう。 その一方、流線形にみえるトウは替えたくない・・・これが大方の志向のようです。

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日本の夏は湿度が高止まりをしている、そんな中トウ内のつま先は過酷な環境にあり逃げることはできない。 せめて五本ゆびソックスでゆびの間隔を広げてほしいものです。

冒頭に上げた足ゆびの独立ついて、第一・第二、三、第四趾 そして第五趾は別々に動くことがわかります。 道路面の石ころを踏んだ時、そのときの足底の位置によって足ゆびの動きが違うことに気づきます。 通常のソックスを着用していると足ゆびは一つにまとめられる。 その結果足ゆびは動きにくくなる。 足は寡黙に耐えていることに気づくべきです。 

五本ゆびソックスに替えたらトウの広い靴に買い替えましょう。
シューフィッター 大木金次 
 
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2019年08月10日

足と靴 夏の注意事項

立秋を迎える頃、暑い毎日に疲れを感じ始めます。
無理もないですね。体温に近い、体温上回る気温の中での生活は疲労が溜まってきます。
9月中旬に、足の不調を言われる方が多いのです。
夏の疲れは、秋にやって来る!

夏は暑いので、サンダルを履きます。
楽で、涼しい靴(サンダル)は履きやすいですが、長時間の歩行では、疲れが出てきます。
硬い地面に柔らかい底材の軽い靴を履き続けるのはお勧めではありません。
できれば、夏も靴を履いてみましょう。
季節を問わず、靴を選び、その靴を履く理由に
「この靴、楽やねん!」と楽な靴を選んで履かれる方がいらっしゃいますが、足に合う靴を履いてください。
足に合う靴が全て、楽な靴とは言えないのです。
緩い靴は楽ですが、足によくありません。
暑くて、ぴったりした靴は暑いと感じることが多々ありますので、夏場は要注意なのです。
(緩い靴・・・買った時、サイズもしっかり合っていた靴も長く履いているとゆるくなってしまいます。大き過ぎる靴は勿論よくない靴、ゆるい靴でもあります)

「慣れ」というのは、大きな障害、大きな功績に繋がります。
良くない慣れは、大きな障害になりかねません。
良い慣れは、足の健康に繋がります。
軽く、柔らかいサンダルに慣れていた方が、夏もしっかりソックスを履き、靴を履くことに慣れると足の状態は変化します。
秋になれば感じるでしょう。
毎年とは言いませんが、今年だけでも試してみては如何でしょう。
「歩かないから」「足が悪くて歩けないから」「暑くて」「面倒で」等々の理由で、夏に靴を履かない癖をつけると
良い結果にならないように思います。
良い結果を出しましょう。
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もう一つ気をつけたい事があります。
靴を洗った時に、きつい日差しを浴びるような所に靴を干さないことです。
日陰に干してください。
雨(水分)や、きつい日差しは靴を痛めます。
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例年にない酷暑を乗り切るために、色々な工夫を試してください。
気持ち良い秋風が吹く頃、元気な足で出かけましょう。


上級シューフィッター 池川成子


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